早いものでお盆が過ぎ、明日は地蔵盆である。
調べてみると全国的な風習とあるが、当地ではこの地蔵盆という風習を思わせる行事を目にした事がない。
道祖神の信仰と思われる祭りは、その昔よく目にしたが時代の流れとともにその風習も今では殆ど目にしない。
京都の道端を歩いていると、よくお地蔵さんが祀ってある。
大きなお寺ではなく、ほんの道端に置かれているお地蔵さんの方が多い。
京都では、地蔵盆は子供のお祭りとされているようである。
この地蔵盆、そして大日さんが終われば、本当にお盆が終わり、気持も季節も秋へと移ろうのであろう。
京都の伝統文化が継承され続けているのは、このような行事を通して育てられる無意識の意識なのだろうか。