地蔵盆

2014年08月23日 | 日記

早いものでお盆が過ぎ、明日は地蔵盆である。

調べてみると全国的な風習とあるが、当地ではこの地蔵盆という風習を思わせる行事を目にした事がない。

道祖神の信仰と思われる祭りは、その昔よく目にしたが時代の流れとともにその風習も今では殆ど目にしない。

 

京都の道端を歩いていると、よくお地蔵さんが祀ってある。

大きなお寺ではなく、ほんの道端に置かれているお地蔵さんの方が多い。

京都では、地蔵盆は子供のお祭りとされているようである。

この地蔵盆、そして大日さんが終われば、本当にお盆が終わり、気持も季節も秋へと移ろうのであろう。

京都の伝統文化が継承され続けているのは、このような行事を通して育てられる無意識の意識なのだろうか。

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比叡山 横川 元三大師堂

2014年08月12日 | 日記

期待外れの横川中堂を後に、元三大師堂に向かいます。

参道といっても山道と書く方がピッタリとくるような道を行きます。

そうそう、中堂を出てすぐに公衆トイレがありますが、このトイレは遠慮しておいた方がよいようです。

山中ですので当然水洗などといった気のきいたものではありません。

しかし、衛生用の樟脳が効きすぎて息苦しくなります。

老婆心ですが、用は中堂で済ませておきましょう。

さて、参道の話に戻りますが、立木でややもすると陰りがちな道の両脇には石仏が等間隔で立ち並んでいます。

石仏といってもしっかりとした観音菩薩像や千手観音像と多様です。

像の前には寺名と番号が振られた石碑が置かれています。

せっかくの訪問ですから、一つ一つに手を合わせながら大師堂へと向かいます。

 

大師堂近辺はきれいに整備され、駐車場と間違いそうな広場があります。

おそらく此処まで車の乗り入れが可能なのではないかと思います。

とは云っても、お参りですから殆どの方々は徒歩での参拝となるでしょう。

 

元三大師堂は横川中堂とは打って変わり、見るからに歴史を感じさせる建造物です。

堂内の雰囲気もお堂といった印象が強くします。

いわゆる観光寺院とは、少し違った雰囲気を感じます。

横川参拝の収穫は、この元三大師堂ですね。

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比叡山 横川中堂

2014年08月07日 | 日記

滋賀の坂本から仰木ゲートを抜け、比叡山の横川へ上る事にした。

比叡山へは京都白川から山中越のルートを使うのが一般的だが、このルートを使うとどうしても寄り道が多くなってしまう。

結果、目的とする横川まで辿り着いた事がない。

このため、あえて坂本側からのアプローチとした。

タクシーの運転手も、このルートから上るのは数十年ぶりと笑っていた。

 

横川は、仰木ゲートからさほどの距離ではないと思っていたのだが、いざ上ってみると意外と時間がかかる印象を受けた。

 

比叡山の駐車場はどこも広々としているようだが、横川も例外でなく広い駐車場であった。

駐車場からのんびりと歩いてゆくと、間もなく横川中堂の赤い建物が目に入ってくる。

 

例によってパンフには目を通していない。先入観を持たないためにはこの方法が一番である。

見たままの印象がそのまま記憶されていく。

朱塗りの色は色鮮やかである。

最近になって建てたものか色を塗り替えたものかのどちらかである。

中堂の中に入ると、新しいお堂であることがすぐにわかる。

 

本尊様は申し訳程度にちょこっと有るだけのお堂である。

聖観音立像のようであるが、暗くガラス越しのためよく見る事ができない。

とりあえず合掌であるが、フラストレーションの溜まる作りである。

外観からの大きさからすると、拍子抜けするほどガランとしている。

お堂の80%は、奉納用の観音菩薩様の台座ばかりである。

思わず、これでいくらになるかと勘定してしまいそうである。

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