お茶碗行脚 滋賀

2019年05月25日 | 日記

曜変天目茶碗二個目は、京滋賀信楽のMIHO MUSEUMが展示場所で都龍光院所蔵の国宝茶碗です。

MIHO MUSEUMの名前を見た時には、どこにあるのかと思いました。

 

信楽というので、信楽高原鉄道で行くのかと思いきや、JR石山駅からバスが出ているのが分かりました。

しかし、バスの時刻表では、1時間に一本程度とあまり本数がありません。

それもそのはずです。

MIHO MUSEUMはかなり山奥にあるようです。

 

美術館にいる時間を考えると、朝一番のバスで行かなければかなり時間をロスるようですので朝一で9時のバスです。

 

バス待ちをしていると、バス停には美術館にいく人の列ができましたが、イベントが開催される時は臨時のバスが結構出ているようです。

 

石山の街を通り、瀬田の大橋を抜け信楽方面に進んでいくと、道路は細い山道になります。

舗装はされていますが、場所によっては大型どうしの車は交わせない場所が結構出てくるような道です。

 

石山駅から1時間ほどで目的地に・・・・

 

美術館の周辺だけは、綺麗に整備がされています。

山の中に突然、別世界のような美術館が現れます。

よくもまぁ、こんなところに建てたものですね。

 

お目当ての曜変天目茶碗は、奈良の博物館と同様に、というより、更に暗い場所に置かれ上部からスポットライトを当てて、茶碗の文様を浮かび上がらせる工夫をしてありました。

 

奈良国立博物館と同じ展示方法ですので、二つの茶碗の比較はしやすいようです。

人それぞれ感性が違いますが、私は奈良で展示された茶碗の方が文様の広がりが大きく、観ていて思いが広がる感じがしました。

 

比べて、MIHO MUSEUM展示の茶碗は、文様がいまひとつ単調な印象を受けました。

ただ、みる角度によって、文様が変化していきますので・・・

 

曜変天目とは別に油滴天目茶碗も展示されていましたが、こちらは文句なし素晴らしい。

ただ、油滴天目は出回っている数が多いので、曜変天目とは扱いが違うようです。

 

茶碗とは、別に龍光院ゆかりの軸など多数の文化物が展示されていました。

ただ、古文書的なものは、残念ながら勉強不足のため、見ても漢文を読み下す事かなわず、正直よく分かりません。

 

朝一で行きましたので、待ち時間もそれほどなく観る事ができましたが、昼近くにはかなりの人で展示場の入り口に長い待ち行列ができました。

 

どうやら朝一は正解だったようです。

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お茶碗行脚 奈良

2019年05月21日 | 日記

物好きな話でして、曜変天目茶碗を見に奈良まで出掛けてきました。

世界に三碗しかないといわれる曜変天目茶碗、勿論国宝ですが、この三碗が同時に公開される奇跡の公開などという誘い文句にうまく乗せられました。

 

まず初めの場所は、奈良国立博物館です。

こちらから出かけるとなると、奈良が一番立ち寄りやすい場所となります。

いつもですと、関空からJR特急のはるかで京都まででますが、今回はリムジンバスで奈良へ直行です。

 

奈良国立博物館では、大阪の藤田美術館所蔵の曜変天目茶碗が展示されています。

展示期間は5月9日まで。

京都では5月15日が葵祭なのですが、展示が9日までなのでやむなく日程を9日に間に合うように組みました。

 

奈良国立博物館着は15時過ぎでしたが、思ったほど人は多くはありませんでした。

しかし、流石に曜変天目茶碗鑑賞の通路は多くの人が並んでいましたが、展示箇所までの時間はそれほどかかりませんでした。

 

暗い、暗い、展示場所に茶碗の上からスポットライトを当て、文様が際立つようにされていました。

まぁ、紅葉でもライトアップをすれば綺麗に見えますから、これで綺麗に見えなければおかしいですよね。

 

自然光での鑑賞かと思っていましたので、ちょっとガッカリといったところです。

自然光で茶碗の模様がどのように見えるのか、これを古の茶人達はどう感じたのか、少しは雰囲気を味わえるかと思いましたが当て外れでした。

 

展示箇所では、立ち止まらずに鑑賞するようアナウンスされていました。

観終わっては、再度並びなおし鑑賞を・・・・

 

茶碗はさておき、凄かったのは快慶作の地蔵菩薩立像でした。

湖東三山西明寺にも重文の快慶作の阿弥陀三尊像がありますが、やはり快慶の感性は凄いようです。

 

鑑賞後は、近くの春日大社参道を散策しました。

最近は運動不足で、一気に歩数を稼ぐと後が怖いので、本殿まではお預けでした。

 

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