曜変天目茶碗二個目は、京滋賀信楽のMIHO MUSEUMが展示場所で都龍光院所蔵の国宝茶碗です。
MIHO MUSEUMの名前を見た時には、どこにあるのかと思いました。
信楽というので、信楽高原鉄道で行くのかと思いきや、JR石山駅からバスが出ているのが分かりました。
しかし、バスの時刻表では、1時間に一本程度とあまり本数がありません。
それもそのはずです。
MIHO MUSEUMはかなり山奥にあるようです。
美術館にいる時間を考えると、朝一番のバスで行かなければかなり時間をロスるようですので朝一で9時のバスです。
バス待ちをしていると、バス停には美術館にいく人の列ができましたが、イベントが開催される時は臨時のバスが結構出ているようです。
石山の街を通り、瀬田の大橋を抜け信楽方面に進んでいくと、道路は細い山道になります。
舗装はされていますが、場所によっては大型どうしの車は交わせない場所が結構出てくるような道です。
石山駅から1時間ほどで目的地に・・・・
美術館の周辺だけは、綺麗に整備がされています。
山の中に突然、別世界のような美術館が現れます。
よくもまぁ、こんなところに建てたものですね。
お目当ての曜変天目茶碗は、奈良の博物館と同様に、というより、更に暗い場所に置かれ上部からスポットライトを当てて、茶碗の文様を浮かび上がらせる工夫をしてありました。
奈良国立博物館と同じ展示方法ですので、二つの茶碗の比較はしやすいようです。
人それぞれ感性が違いますが、私は奈良で展示された茶碗の方が文様の広がりが大きく、観ていて思いが広がる感じがしました。
比べて、MIHO MUSEUM展示の茶碗は、文様がいまひとつ単調な印象を受けました。
ただ、みる角度によって、文様が変化していきますので・・・
曜変天目とは別に油滴天目茶碗も展示されていましたが、こちらは文句なし素晴らしい。
ただ、油滴天目は出回っている数が多いので、曜変天目とは扱いが違うようです。
茶碗とは、別に龍光院ゆかりの軸など多数の文化物が展示されていました。
ただ、古文書的なものは、残念ながら勉強不足のため、見ても漢文を読み下す事かなわず、正直よく分かりません。
朝一で行きましたので、待ち時間もそれほどなく観る事ができましたが、昼近くにはかなりの人で展示場の入り口に長い待ち行列ができました。
どうやら朝一は正解だったようです。