ちょっと寄り道 多賀大社

2014年05月30日 | 日記

湖東三山巡りの途中に出会った多賀大社。

地元では、「おたかさん」と親しみを込めて呼ぶようである。

神社にはあまり興味は無いが、なんとも見事な社殿にはびっくりしてしまった。

京都巡りで数多くの神社を目にするが、これほど見事な社殿は初めてである。

ただ、現在の社殿は再建で昭和7年の建設のようである。

場所は、名前のとおり滋賀県の多賀町である。

見事な造りは、由来を聞けば納得である。

この多賀大社は、伊勢神宮の親大社だそうで、なんと伊勢神宮は、この大社の子供にあたるわけである。

それにしても、見れば、見るほど、惚れ惚れとする社殿である。

大社前の通りも、趣がありとてもよい風情である。

もっとも、この日は訳ありで京都を早朝に出ているので、大社への参拝客(観光客)がいなかった事も、いい雰囲気を演出するのに一役買っていたかも知れない。

こうして各地を巡ると、本当に日本は狭そうで広いなと感じてしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の南山城 岩船寺

2014年05月22日 | 日記

今回の南山城巡りで、唯一スムースにたどり着いたのが岩船寺。

浄瑠璃寺から岩船寺までは、当尾石仏の道巡りも魅力的であるが、体力的に諦めてしまっている。

京都府といわれる南山城地方であるが、奈良文化の匂いが強く漂う。

この辺りの風景には京都とは違う風を感じるが、この風の香りもまた非常に魅力的である。

浄瑠璃寺からの道筋にも、幾つかの吊り店があり、ほどよい田舎の風情をみせている。

岩船寺は西国花の寺であるが、少し時期が早かったようで花らしき花はなしである。

あじさい寺と呼ばれからには、梅雨時期には境内にアジサイが咲き乱れるのであろう。

ご他聞に漏れず、岩船寺本堂内は撮影禁止である。

本堂内では、本尊の阿弥陀如来坐像はじめ、殆どの仏像を目の前で見ることができる。

本尊様は一本木のようだが、本尊を守る四天王像は寄木造りである。

ふと、目を向けると、寄木を感じさせる小さな隙間を確認できる。

岩船寺の仏像は、なかなかの良品が揃っているようである。

 

この日は、4月というのにとても寒かったのだが、一瞬雪がチラついた。

この時期の雪は初めてであるが、以前秋に訪れた時にもかなり寒い思いをした事がある。

この辺りはどうやら通年気温が低いのであろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の南山城 浄瑠璃寺

2014年05月12日 | 日記

今回の南山城巡りは初めて利用するタクシーだった。

京都周辺は走り慣れてはいるであろうが、南山城は奈良の文化圏、地理も京都からは少し離れている。

そのため事前に木津川、加茂町近辺の地理は大丈夫か確認をし、大丈夫との返事をもらってからの出発であった。

先にアップした海住山寺までは、どうやら無事にたどり着いたのだが、車中の会話の中で「おやおや?」と思える事が幾つかあったのである。

 

海住山寺から浄瑠璃寺へは、木津川を渡り加茂町の向かわなければならないのだが、タクシーはいきなり、元来た道筋を戻り始めた。

その道筋は当然木津川市になる。

「おやおや??」

浄瑠璃寺へは、恭仁京の跡碑を横目に、恭仁小学校横をぬけ恭仁大橋を渡るのが一番近いはずなのだが・・・・

「大丈夫ですか?」と尋ねると、「この辺りの地理は大丈夫」との答え。

しばし走ると、開橋を渡り始めた。

「えっ!!」

これは、間違いなく一度木津川に戻っているのだ。

この経路で走ると、かなり時間のロスが出てしまう。

私が持参していたタブレット端末で、GPSを動かし現在どこを走っているかを確認させ、

このままではまずいと思い、運転席に汎用のナビが設置されていたのでナビを使うように進言した。

ところが、このナビはTV鑑賞専用に使っていて、本来の目的である道案内には、あまり使ったことがないとの事。

ナビに電源を入れ案内をさせるが、このナビ、これまた、まともに案内しないのである。

表示される地図が、GPSでの方向指示による地図動作をしないのである。

つまり、地図の上が北になったきりで、南へ走ると案内音声と逆方向の道を走らねばならないとう、妙な感じなのである。

「このナビ、いつもこうなんですよ」と運ちゃん。

「そんな、馬鹿な!!」

というわけで、人様の車のナビを設定開始。

設定が終ると、ナビはGPSに正常に反応し正確に道案内を始めた。

なんとも凄いタクシーに遭遇してしまった。

観光案内する側が、客に道案内をされるという全く逆の形になってしまったのだ。

この状態は、結局のところ先にアップした観音寺も同様で、結局私が道案内をするハメになったのである。

ともかく、なんとか浄瑠璃寺へ到着。

4月上旬では、浄瑠璃寺周辺も緑が少なくわずかに桜がある程度である。

もう少し気候がよくなると、参拝客の数も増すのであろうが、今回はほんの数人程度が来ている程度であった。

本堂の中には、九体の大きな阿弥陀様がところ狭しと並んでいるのだが、勿論撮影は禁止である。

本堂の窓を開放し九体の阿弥陀様が、一斉に向かいの三重塔と向かい合わせになる事がある。

これは彼岸と此岸が向かい合わせとなるのだが、その様を一度見てみたいのだが。

こんな話を、本堂でしていると説明の方が「それは、ありません」との言葉。

おや?と思い確認すると、その状況はあるが、一般客には解放していない、つまり見せていないとの事で、「それは、ありません」との言い方になったようである。

残念である。

庭の池は発掘による資料による復元であるが、寺院周りの環境がとてもよい雰囲気のところである。

勿論、九体の大きな阿弥陀様は目の前で見ることができ、ガラス越しなどということはない。

これが、南山城のいいところである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の南山城 観音寺

2014年05月04日 | 日記

京田辺市にある観音寺、建立は奈良時代で普賢教法寺という名であった。

安置されている十一面観音菩薩立像が国宝指定となり、その後この国宝の像から名を観音寺としたようである。

ご多聞に漏れず、幾度もの火災に見舞われ、現在は本堂と庫裏、鐘楼を残すのみの佇まいである。

失礼ながら、表からは国宝の観音像が安置されているとは思えない質素なものである。

しかしながら、一度本尊の十一面観音立像を拝観すると、その見事さに圧倒されてしまう。

京都近郊によくある、ガラス越し拝観ではない。

南山城に点在する寺院の殆どがそうであるが、すぐ目の前で見る事ができる。

ここが南山城巡りの魅力でもある。

本尊の十一面観音立像は、一木式木心乾漆造で東福寺の阿修羅像と同じ造りになる。

天平時代の代表作ともいえるこの本尊さん、いくら見ていても飽きがこない。

春の観音寺境内の前は一面の菜の花で埋め尽くされていた。

以前は秋に訪れたのだが、こんなに大きな菜の花畑があったとは気がつかなかった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと寄り道 近江八幡

2014年05月02日 | 日記

昨日、我が地方にも、近畿・滋賀とは一月遅れでようやく桜の満開情報が出された。

昨年と比べると少し早いようで、昨年がいかに寒かったかがよく分かる。

時期遅れではあるが、近江八幡掘割の桜である。

2年前に訪れた時は真夏で気温36度越え、流石に見て歩くにも辛いものがあった。

その折に機会があればもう一度訪れようと思っていたのだが、意外と早くその時が来た。

気候は申し分なし。

春先の平日であるので、観光客は少ないかと思ったのが間違いで、意外や意外かなりの客数であった。

私は、近江商人資料館が目的であったのだが、休館日との看板が・・・・・

2年前に訪れた時は、火曜日で休館日となっていた。

その記憶があったため、今回はあえて月曜にしたのだが、月曜休館!!

事前に調べなかった私も不注意であるが、公の施設は簡単に休館日の変更は謹んでもらいたいものだ。

同行者に前回が月曜の勘違いでないかと問われたが、写真データがあるので調べると間違いなく火曜日であった。

またしても資料館を見る事ができなかった。

八幡市の街中も見たかったのだが、案内の者が「市内は見るところが何も無い」といったのだが、本当なのだろうか??

結局街中を見物する事はしなかったのだが、数年前よく近江八幡は、NHKでご当地紹介番組として放映されていたと記憶しているのだが・・・

最近は、観光案内者のスキルも落ちてきているので・・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする