ちょっと寄り道 近江八幡3

2012年07月30日 | 日記

京都から琵琶湖沿いを走り、寄り道紀行近江八幡の旅の三回目になります。

勘のよい方の予想通り、三回目は水郷めぐりです。

せっかく、ここまできたのですから、一通りの観光を経験してみようと事になりました。

この水郷めぐりの発祥も、秀次の発案のようです。

たしかに、手漕ぎの小船の中から八幡城跡に建てられた瑞龍寺を望むことができます。

この水郷は、八幡の町と琵琶湖を結ぶ水路として開発されたもの。

茨城県の潮来と同様に、この水郷にも花嫁ロードがあったようです。

惜しいことに、現在は水郷を使って嫁入りをする慣習も失せてしまったとか。

現在では、一見沼地のように見えてしまうが、水深は1m弱で年間を通して、その水量の変化はないそうです。

残念ながら、水は茶色で決して澄んでいるとはいえません。

しかし、自然自体は、乱開発されずに保存されているようで、船上からも多くの水鳥など水郷に生息する生物の生態を見る事ができます。

自然豊かな水郷を、船頭さんが漕ぐ魯の音を聞いていると、のんびりとした気持ちなります。

当日は35度を越す猛暑、所要時間は80分と聞いて大丈夫かなと思いましたが、屋形船でもあり、水面を吹き抜ける風が涼を運んでくれました。

それにしても、魯を漕ぐ船頭さんの歳が80と聞いてびっくりでした。

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ちょっと寄り道 近江八幡2

2012年07月29日 | 日記

さすがに我が地方も暑くなり、夏らしく??30度越えの数日です。

しかし、朝夕吹く風は、どことなく秋模様??

 

さて、先日アップした近江八幡の二回目です。

35度越えの暑いさなかの観光で息もたえだえ。

どこか、涼むところは??といった心境でした。

 

せっかくここまで、足を延ばしたのですから、近江商人の歴史等をと考えていたのは、無残にも打ち砕かれました。

私どもが、近江八幡を訪れたのは火曜日。

これが運のつきでした。

資料館等は、火曜日が定休日なのです。

おもわず「そりゃ、ないだろう」と愚痴もでます。

 近江八幡の歴史探訪を諦め、八幡山へと向かいました。

市街地の掘割から、ほどなく日牟禮八幡宮があります。

結構大きく立派なお社です。

さすがは、ひとつの時代を担おうとした人物がいた痕跡をうかがう事ができます。

 

八幡山へは、日牟禮八幡宮のすぐ傍から、ゴンドラで上がります。

あまり暑いので、写真に撮る事も忘れていました。

で、このゴンドラ、冷房も扇風機もありません。

こじんまりとした、箱にいれられ、ますます暑く・・・・

 

でも、ゴンドラや八幡山から眺める、近江八幡市は絶景です。

八幡山頂上の秀次城跡(笑 は、あまりにも暑いので、上るのは断念。

今度機会があれば、もう一度登ってみましょう。

でも、夏はやめておこう。

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ちょっと寄り道 近江八幡1

2012年07月24日 | 日記

先日の祇園祭に出かけた折に、ついでに近江八幡まで足を延ばしてみました。

近江八幡市は、わざわざ出向くほどの観光資源はないので、このようなついでの折にと思っていました。

時たま町並みがTVで中継されるので、一度見てみたい町のひとつでした。

ご存知の方も多いと思いますが、近江八幡は豊臣秀次の城下町です。

歴史が少し違っていれば、かなりの規模に発展した町であった事でしょう。

いまでも、秀次がそのまま関白職でいたならば、徳川の世でなく豊臣が続いていたのではないかと思っています。

町全体は、こじんまりとした印象を受けます。

観光客としての食事処は、本来菓子屋さんである「たねや」さんだけのようです。

時間を確認すると、午後3時までとありましたので、観光客用に便宜的に食事も提供しているように思えます。

しかしながら、この「たねや」さんの、従業員の接客ぶりは見事です。

京都のお食事処とは比較になりません。

観光名所は、まず八幡堀です。

小さな堀ですが、季節的に夏から秋がベストでしょうか。

余談ですが、水森かおりの歌に「近江八幡」という歌があるのを思い出し、調べてみると見事な歌詞ですね。

この堀だけで、あれだけの歌詞を書くか??

さすがはプロですね。

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暑さに揺らぐ山鉾巡行

2012年07月19日 | 日記

関西空港から特急で外にでた瞬間に「夏」と感じました。

濃紺の青空、浮かぶ白雲、まさに夏以外のなにものでもありません。

関西では何年ぶりにこんな空模様をみたでしょうか。

京都では祇園祭が終わってから梅雨明けを迎えるようですが、今年は少し違ったようです。

今年の山鉾巡行は、「暑さに揺らぐ山鉾巡行」と見出しをつけたいほど暑い巡行になりました。

 

                                                    ***** 巡行準備の函谷鉾 *****

***** 巡行準備の長刀鉾 *****

***** 注連縄を切り終え、いよいよ神域に進む長刀鉾 *****

巡行当日の気温は36度だったようですが、これは気象庁の条件の良いところの話です。

街中での実気温は40度前後ではないでしょうか。

熱中症がいわれる最近では、百葉箱測定値ばかりでなく、やはり生活気温も発表してほしいものです

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今年の山一番は郭巨山

2012年07月08日 | 日記

今年の山一番は郭巨山、中国24孝の一人を題材としたものである。

祇園祭では、四条通に以前四つの山鉾があった。

東から順に長刀鉾、函谷鉾、月鉾、郭巨山であった。

これら四つに加え、元治の火災で焼失以来再建されなかった四条傘鉾が、1987年に117年ぶりに郭巨山の西側に再建され、今では全部で5つの山鉾が建つ。

現在の郭巨山町は、以前革棚町といっていたから、当時は革製品を扱う御店が多かった地域なのであろう。

祇園祭の山鉾は、能、謡曲、日本神話、歴史・伝説、そして中国伝説による題材が多いが、郭巨山は先に書いた通り、中国伝説を題材としたものである。

もともとは、「みち作山」といわれていたようであるが、「みち作」とは、道を作った行基のことか、ご神体の鍬をもつ姿をなぞらえたかはっきりしていないようである。

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