番外 日光3 陽明門

2017年06月28日 | 日記

国宝の陽明門です。

修復中との事で全体的に見る事ができませんでした。

しかし、陽明門の修復がほとんど完了していたようで、いくらかの足場を残し部分的には見る事ができました。

全く見られなければガッカリでしたが、狭い中でほとんど見られたのは幸いでした。

とにかく彫刻が素晴らしい。

数もですが、像の出来栄えも素晴らしいですね。

こうなると、少し離れたところから、陽明門全体が見られれば一番いいのだがと、無い物ねだりの欲がでてしまいます。

門全体は、赤と緑(多分その昔は青の表現かと)の獅子の彫刻で飾り付けてますが、ポイントとなる獅子を胡粉で化粧していますので、「白」の印象が強く残ります。

何気に門を抜けると、おそらく火難除けかと思われる龍が天井に描かれているのを見逃します。

やはり、このようなところは前後左右そして上下も気を付けていなければなりません。

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番外 日光2 三猿

2017年06月15日 | 日記

17年ぶりくらいの日光ですが、当時とあまり変わっていない様子です。

到着日は時間の関係ですぐに華厳の滝へ向かいましたが、メインは東照宮です。

 

参道から鳥居そして境内と、やはり大きいなとの印象です。

以前は参道の杉木立がとても印象に残っているのですが、今回は意外とインパクトが少なかったですね。

 

表門の前庭には五重塔がありますが、以前の記憶になかったので、あまりしっかりと見ていなかったのでしょう。

 

表門はよくよく見ると仁王門なんですね。

左右に仁王様が構えています。

表門をくぐると、いわゆる倉庫ですが下、中、上と名が付く神庫があります。

色彩がとても綺麗ですね。

 

ここから少し進むと、有名な三猿「見ざる、言わざる、聞かざる」の彫刻が飾られた厩舎があります。

何の事はない、馬小屋ですね。

御存知と思いますが、この彫刻、猿をモチーフに軒下全体に掲げられて、誕生から死までの猿生(人生)を表現しています。

 

残念ながら、本物は修復中との事でレプリカが置かれていました。

全体の彫刻版と比べるとこの三猿だけ新しい物になっていました。

 

訪れた時期が悪く、陽明門も修復中でしたが、3月に完了との事でもう半月遅ければ修復のテントが外れたようです。

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番外 日光1 華厳の滝

2017年06月13日 | 日記

番外になりますがここからは少しの間、関東は栃木県日光編になります。

アップしなければと思っていましたが、奈良を先に書いていたら4カ月遅れの記事になってしまいました。

 

時期は2月中旬ですから、真冬といっていいでしょうか。

関西一辺倒から急遽関東へとなりました。

日光は17年ぶりくらいの訪問になります。

 

東武線でのアクセスを選択しましたが、浅草からちょっと時間がかかるのと、特急の本数が少ないため、出かけるには躊躇してしまいがちです。

 

連れ合いがどうしても、一度日光を見たいとのリクエストで、でかける事となりました。

日光へは、下今市で特急から普通に乗り換えなければなりません。ところが、余計な車内アナウンスはうるさいぐらい放送されましたが、肝心の乗換駅、下今市の到着案内がなく危うく鬼怒川まで持っていかれそうになりました。

 

隣の席に、いつも東武線を利用されている感じの方が何やら調べ物をしていましたが、列車が止まりましたので「下今市??」とつぶやくと、その方が急いで降車準備をし、「そうです、下今市ですよ」と教えてくれました。

 

日光に着いたのは昼過ぎ、そのまま中禅寺湖へと向かいます。

目的は華厳の滝です。

天候がそれこそ「いまいち」でして、晴れているとよかったのですが生憎の雲空です。

平日、それもシーズンオフですから観光客の姿はまばらです。

華厳の滝は、明智平から中禅寺湖と重なる絵が最高ですが、明智平に到着時にはロープウェイが終了していましたので、この絶景は見られじまいです。

華厳の滝へはエレベータで200mくらい降りてゆきます。

下には滝の展望台が設置されていますので、ゆっくりと眺めることができます。

滝のしぶきが結構舞っているようです。

夏場ですと涼を得られていい感じかもしれません。

 

近間から見ていますので、水の流れ落ちる音など臨場感満点ですが、やはり明智平から眺める静的な滝の姿のほうが神秘的です。

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唐招提寺

2017年06月04日 | 日記

唐招提寺

遣唐使たちの苦難と、それに応えようと幾度もの失敗を繰り返しながら、日本に渡ってくる唐の高僧鑑真和尚の縁を描く、井上靖の歴史小説「天平の甍」で知られるお寺かと思います。

 1980年に映画化されましたが、よく仕上がった作品です。

かなりマイナーな映画かと思いますので観られている方も少ないかと・・・

ただこの年代には空海、親鸞、日蓮といった仏教映画はかなり製作されているように記憶しています。

 

唐招提寺は律宗のお寺です。

一般的になじみ深い天台宗、浄土宗、浄土真宗、禅宗(正しくは、禅宗などというものはなく、臨済宗、曹洞宗かと)、日蓮宗、真言宗といった宗派からすると、あまり聞きなじみのない宗派かも知れません。

私が巡った奈良のお寺の中でもかなり印象の強いお寺です。

天平の甍といわれるように、金堂を覆う屋根の甍は端正に整えられてとても綺麗です。

 

本尊様は廬舎那仏ですが、薬師さんと共に脇侍にあるのは千手観音様です。

この仏像の配列は他に類がなく、配列の根拠たるものも現在よくわからないようです。

京都、奈良合わせて三千有余の寺社がありますが、千手観音とうたい本当に千の手を持つ観音像はこの唐招提寺だけではないでしょうか。

 いずれにしても、この三体の仏像はかなり大きく立派なものです。

 

建物は講堂、鼓堂、礼堂、御影堂そして正倉院と同じ形式の経蔵、宝堂などがあります。

経蔵、宝堂が正倉院と同じなのは、聖武天皇が関係しているからでしょう。

正倉院と同じ構造をもつ建物を目の前で見られる事は、考えてみるととても凄い事ですね。

境内がとても静かで天平時代を彷彿とさせるいい雰囲気をもっています。

二十数年ぶりの唐招提寺でしたが、この雰囲気やっぱり好きです。

時間をかけてゆっくりと拝観したいお寺です。

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