五島美術館に寄ってみました

2019年07月30日 | 日記

双子玉川まで行きましたので、静嘉堂文庫美術館のついでというと語弊がありますが、一度行ってみたかった五島美術館に立ち寄ってきました。

 

五島美術館では、近代の日本画展が開催されている期間でしたので、ちょうど良い日程でした。

 

風景表現を中心としたものの展示で橋本雅邦、小川芋銭、横山大観、川合玉堂、富田渓仙、小林古径、橋本関雪、安田靫彦、川端竜子と9名ほどの画家の作品のようでしたが、大観の仏画が展示されていましたが、「あれっ?」こんな感じなのかなと大観への印象が少し変わりました。

 

風景画で強く印象が残るのは、やはり川合玉堂の絵画ですね。

玉堂の田舎絵といえばいいのでしょうか、日本の原風景のような絵には足が止まります。

日本画展を鑑賞したのち、庭園がみられるとの事でお庭の方へ出てみました。

 

一見して、京都の四君子苑が重なります。

お庭全体の印象もよく似た空気を感じます。

それにしても燈篭のオンパレードで、いろいろな名称の燈篭が一挙に置かれています。

これだけの燈篭が揃えられてあるのは初めてみます。

 

美術館からの帰り、お庭からの出口で後ろを振り返ると、大日如来??

美術館の建物と、出口までの高低差はかなりあります。

お庭からの階段を下ってくると、丘の中腹に大日如来らしき仏像が祀られています。

丘全体を金堂とみなしているのでしょうか?

そうなると、大日如来より上にお庭があり、茶室もあり、位置関係がよく分からない不思議なつくりになっているようです。

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お茶碗行脚 東京

2019年07月04日 | 日記

曜変天目茶碗の三つめは、東京は静嘉堂文庫美術館所蔵のお茶碗です。

静嘉堂文庫美術館は渋谷になりますので、電車ですと乗り換えが結構ありそうですが、羽田からは双子玉川へのリムジンバスが出ています。

このリムジンバス、双子玉川へは一時間ほどのアクセスで、地方から出かけるひとにとっては大変助かります。

 

双子玉川から静嘉堂文庫美術館へはバスアクセスでもいいのですが、時間と地理を考えるとタクシーの方が便利ということで・・・

 

この時の静嘉堂文庫美術館のメイン展示は刀剣でした。

刀剣の展示会は初めてですが、こんなに多くの刀があるのかと驚くくらい展示されていました。

 

さて、目的の曜変天目茶碗ですが、なんと!メイン会場入り口となるホールの片隅に何気なしに置かれていました。

 

奈良と滋賀の展示を見た後ですから、うそでしょう?といった感じです。

 

もちろん周囲を暗くし、上からスポットライトを当てて、なんてことはありません。

美術館の大きな窓ガラスからの自然光の中に、それなりのガラスケースの真ん中にポンと置かれてありました。

 

それでも、この曜変天目茶碗は、視線の位置によって微妙に文様が変化してくるのがわかります。

そうです、ここの曜変天目茶碗は自然光でも、十分にその美しさを感じられるわけです。

 

滋賀の石山駅で千葉から来た方が「東京のが一番きれいかな?」と、いっておられたのも納得です。

 

世界で三つしかない曜変天目茶碗の同時展示、奈良・滋賀・東京と行脚しましたが、私も静嘉堂文庫美術館所蔵の茶碗が一番美しいかなと感じました。

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