宵弘法 大沢の池

2013年08月21日 | 日記

8月も20日も過ぎると、お盆も過ぎ去った感じとなります。

しかし京都では、16日の五山の送り火の後も、20日大覚寺の万灯会、23日の地蔵盆そして大日さんと、7日の盆の入りからはじまり、ほぼ八月の末まで、どこかで盆行事がおこなわれている勘定になりますね。

21日は弘法さんですが、20日大覚寺では大沢の池で宵弘法(万灯会)が行われます。

この時期は、なかなか行くことかなわず、宵弘法を見物したことはありませんが、送り火同様に一度実見してみたいものです。

この宵弘法の意味合いが結構面白いのです。

早い話が、本来、五山の送り火で帰るはずの精霊さんですが、なかには送り火に乗り遅れてしまう精霊さんもいるようです。

そこで、この宵弘法で帰ってもらおうというものです。

面白い発想ですね。

このようなお話は、京都にはあちらこちらに溢れているようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏 霊雲院

2013年08月02日 | 日記

今年は、所用があり祇園祭見学は取りやめとなりました。

例年ですと、祇園祭と同時に訪れた時のひとコマを書くのですが、今回は以前祇園祭の時に訪れた霊雲院にしました。

 

京都には、同名の寺院がよくありますが、今回は東福寺塔頭の霊雲院になります。

 

東福寺の霊雲院でのみどころは、「九山八海の庭」でしょうか。

九山八海の庭とは、古代インド仏教の世界観を表現したものとされています。

須弥山を中心とする九つの山と、その山々の間にある海を表現しているとされます。

 

しかし、私のような凡人が、庭をみて「なるほど」と頷くには、相当の勉強が必要なようです。

そんな状態で拝観してゆくと、書院横には、もうひとつ「臥雲の庭」なるものがあります。

こちらの庭は、岩と枯山水の使い方が面白く、その造りから少なからず興味が湧きます。

 

霊雲院は、観光寺院としては、意外とマイナーなのでしょうか。

私が訪れた時には、殆ど人影はなく、女性の方ひとりだけでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする