先に書いたとおり、高台寺の近辺には京都を彩るシンボルが数多くある。
円山公園から「ねねの道」へと歩いてくると、大雲院の祇園閣が目に入る。
初見では「どことなく 何かに 似ているな」「山鉾みたい」と感じるのだが、それもそのはずで祇園祭の鉾に似せた建造物である。
祇園閣は展望ができるようだが、常時公開されていないようで、いまだ上ったことはない。
金閣、銀閣につぎ銅閣を目指したといわれるから、祇園閣の屋根は青銅なのであろう。
そして、「ねねの道」から石塀小路を横目に歩みを進めると、左手に八坂の塔がみえる。
東寺と並び京都五重塔五基のうちのひとつであり、繁華街に近くこちらも観光スポットのランドマークである。
余談だが、東寺には五重塔が二基あることだけは書いておくこととする。
周囲の家並みから突然見えてくる五重塔はかなりのインパクトがある。
写真はどちらも、高台寺境内から撮ったものと、近くから撮ったものである。