春の南山城 海住山寺

2014年04月23日 | 日記

以前秋の頃に南山城を訪れた事がある。

目的は南山城周辺に点在する寺院の十一面観音像の参観である。

この辺りの観音像を初めて目にして、その素晴らしさに驚いたものである。

そこで春の桜の時期はどうかと、木津川の加茂町にある海住山寺を尋ねた。

後で述べることになるが、昨年、今年と、どうも観光タクシーの運転手に恵まれない。

京都を出発して海住山寺までは、どうにか無事にたどり着く事ができた。

海住山寺は松ケ辻からの入り口が分かり難いが、今回は小さいながらも結構案内板があり楽であった。

 

しかし、松ケ辻からの登りは、相変わらず一本道、どうか対向車が来ないようにと祈りたくなるような細い山道である。

南天寺としても知られる海住山寺であるが、さすがにこの時期、南天はまだ早いようである。

 観光の時間としては早い時間かと思ったのだが、大学の研究なのか学生が数名と教授らしき方が、すでに境内を散策していた。

 本尊さまを拝まして頂いたが、いつも観音寺(普賢寺)の本尊様と比べてしまう。

好みも人によって、海住山寺の観音様と観音寺の観音様と分かれる様である。

 

まあ、造り方が違うので、おのずと醸し出す雰囲気が違ってくる。

しかし、特別公開の時と違って、本堂にあまり光がなく、薄暗い中での拝観であった。

もう少し、明るくても良い様に思える。

 

だが、十一面観音像の素晴らしさは相変わらずである。

しかしながら、私のように遠方からの者とって、そう頻繁に足を運べないのが一番の難点である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毘沙門堂 桜

2014年04月16日 | 日記

科疎水から真っ直ぐ山側へと進むと毘沙門堂がある。

春に桜、秋の紅葉といわれる毘沙門堂であるが、春に来たのは今回が初めてである。

宸殿前の大きな枝垂れは、どのような感じに咲くのか、いつも気になっていた。

仁王門、勅使門、薬医門を見上げながら駐車場へと向かうと、流石に時期なのであろう普段はガラガラのところが満車である。

駐車場から境内に入ると、すぐに大きな枝垂れ桜が目に入った。

花の無い時でも大きな枝ぶりであったが、花がつくとかなり大きな枝垂れとなり見事なものである。

本堂までの道すがらにも桜が溢れており、想像以上の光景であった。

桜の時期、訪れる観光客も多く、雲水の説明を聞きながら、宸殿の動く襖絵の前を行ったり来たりである。

江戸時代の襖絵を、直近で見られるお寺も数少ない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山科疎水

2014年04月14日 | 日記

琵琶湖疏水の治水工事は、明治二年に東京遷都になり、その後の京都を立て直すために、京都が威信をかけて行った一大事業である。

琵琶湖から延々と三つのトンネルを潜り抜け、南禅寺の水路閣へと流れてくる。

その疎水沿いが、今日では桜の名所となっている。

 

岡崎疎水の桜もきれいだが、こちら山科疎水の桜も見事である。

岡崎疎水は地理的に恵まれているため、多くの観光客の目に止まるが、山科疎水は京都市内から少し距離があるため、観光客は少なめである。

しかしその景観は、けっして岡崎疎水に負けてはいない。

疎水の散策路を考えると、山科疎水の方が見ごたえがあるかも知れない。

護国寺、本圀寺そして御陵と呼ばれる天智天皇陵がある。

京都側へと歩みを進めれば、蹴上げを通り南禅寺まで抜けるが、本圀寺から先は相当の山道になるので、それなりの覚悟が必要であろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡崎疎水

2014年04月11日 | 日記

三月に昨年の岡崎疎水の葉桜を載せた。

その折に、十石船から見上げるよりも疎水沿いに眺める方が良さそうと書いた。

今年訪れれたが、やはり上からの眺めの方が良さそうである。

それにしても、今年の花の時期は寒かった。

お陰で花持ちがいいのだろうが・・・・

 

岡崎界隈は、どこもかしこも満開の桜であった。

桜の満開時期が都合よく土日と重なったので、花見としては絶好であったろうが、いかんせん気温が・・・である。

 今回の上洛も、ほとんど京都にはいなかったので、岡崎に着いたのは夕方である。

ライトアップの灯りがチラホラと点き始めたころだが、完全に陽が暮れてしまっていれば、より綺麗な夜桜であったかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三十三間堂から乗った不愉快なタクシー

2014年04月09日 | 日記

タクシーを利用する場合、以前はよく乗車拒否などという事が話題になった時代があった。

1区間では、時間の割には利鞘が少ないためお断りとなるのだが、マスコミ報道やタクシー業界の指導もあり最近はなくなったようである。

 しかし、今回の上洛では、もっと不愉快なタクシーに遭遇してしまった。

利用区間は、三十三間堂からJR京都駅北口(烏丸中央口)までの距離である。

京都のタクシー料金は、4月1日から改定になり1.7Kmまで初乗り料金である。

利用したタクシーは、初乗り590円の料金である。

改定前の料金であれば、間違いなく1区間料金で到着する距離であるが、改定後となると微妙な距離である。

 乗車拒否ではないのだが、道路が渋滞でもなく前を走る車との距離も十分あるのに、とにかく走らないのである。

まずタクシーに乗ると、走り始める前にメータを倒した。(信号は、まだ赤だった。ヤバソーと思ったので、慌ててカメラを出してパシャとしたところで青)

「おや?」と思ったら、次に前方の車は、スイスイと進んで行くのに、こちらは超のんびりである。

 「なんだ、この運転は」と思って、速度計を見ると30Km程度である。

この速度は、安全運転のためでなく、明らかに意図的に低速度なのである。

 タクシーが七条烏丸の交差点を左折し京都駅に対面した時に、運転手がチラチラとメータに目を配り始めた。

「まだ、メータが上がらないのか?」といった感じなのである。

駅まで残すところ200m位のところで、「カッチ」と待望の音が・・・・

安心したかのように、タクシーは通常の速度で京都駅へと・・・・

メータ加算などどうでもよいのだが、この態度が誠に不愉快であった。

年齢的には、60代後半から70歳代、十分に分別がある年齢だと思うのだが・・・・・

今回は四人での上洛であったが、全員がそう感じたのだから、なまじ一人よがりでもあるまい。

 

京都市は平成13年に、京都市観光振興推進計画として「おこしやすプラン21」を策定している。

早い話が、観光客が気持ちよく回れるようにと考えた幾つかの施策である。

策定から十年以上も経ているが、この「おもてなし」土産物店の店員の対応等を見てもまだまだと感じる。

「おこしやすプラン21」をよくよく考えてみると、これら不愉快な現象が存在する事の裏返しかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする