五智山蓮華寺

2015年04月10日 | 日記

京都には同じ名前を持つお寺が少なくない。

蓮華寺もそのひとつで、左京区にあり紅葉で知られる帰命山蓮華寺

もう一つは右京区にある五智山蓮華寺である。

今回訪れたのは五智山蓮華寺である。

すぐ隣に大きなネームバリューの仁和寺がある。

そのためか、観光客の99%は仁和寺へと吸い込まれる。

 蓮華寺の総門は、仁和寺の東門からは数メートルのところにある。

小さな門であるが、足を踏み入れると「おぉ!!」と、感嘆の声を上げたくなる様な石仏が並んでいる。

 残念ながら、お寺自体は改修中で、じっくりと参拝する様な事は無理であった。

しかし、境内に並ぶ石仏を眺めるだけでも、蓮華寺を訪れた価値が十分にある。

 

 

真言宗のお寺らしく、大日如来を中心に宇宙を表す石仏の配置は、東寺の立体曼荼羅を彷彿とさせる。

時として、京都観光は大きな観光寺院に目を奪われがちだが、何気に佇むところに底知れぬ魅力が隠されている。

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清閑寺

2015年04月02日 | 日記

清閑寺は観光寺院ではないため、ネームバリューは甚だ低いと思われる。

一度機会があれば足を運んでみようと思っていたが、たまたま今回訪れる事ができた。

しかし、残念な事に閉門されたままであった。

なんとも間が悪い事である。

 

清水寺境内の奥にある、泰産寺の子安の塔を過ぎると、清水の裏門がある。

この裏門をとおり5分ほど歩くと、清閑寺にたどり着く。

 

歌の中山と呼ばれ、その昔は紅葉の名所であったようである。

見逃しそうな石碑を目安に、山道にそれると左に高倉天皇陵が見えてくる。

大きな立派なものである。この御陵には高倉天皇と六条天皇が祀られている。

 

謡曲「小督」の題材とされる、高倉天皇と小督にまつわる恋物語のためか、清閑寺には小督の墓がある。

 

また、幕末ファンであれば、清水寺成就院の日照上人と西郷隆盛が都落ちの計画を立てたとされる茶室「郭公亭」もある。

 

先に書いたが、閉門であったため境内を見ること叶わず、今回は雰囲気だけを感じ取っただけになったが、境内からは京都市内を眺められるようである。

 

機会があればもう一度、訪ねてみよう。

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