学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

マインドマップ講習会に行ってきました

2012年11月17日 | 日記

楽しかった~~!!

 

「ブザンの6ヶ月の奇跡」というビデオを友達が紹介していました。

そこから「マインドマップ」について関心を持っていました。

 

このマインドマップ、見た瞬間に

「めっちゃすごい!」とピンとくるものがありました。

 

得に、思考が拡散してしまって、まとまりがつかない

私のようなタイプ、

イメージがどんどん湧くけれども

理論的に関連づけるのが難しいタイプの人が文章をまとめたり発表するのにもぴったり~!

と、もっぱら自分の弱点補強に良さそうだと感じたからですが、

 

なぜこれを高いお金を払ってまでセミナーに参加したかというと、

「チャレンジ教室の子どもたちの国語力をなんとかしたい・・・」

からでした。

 

マインドマップ、市販の本じゃ全然わけがわからない。

私は我流でできるけど、

子どもに指導目的でする場合にはそれではいけないでしょう。

 

チャレンジ教室の国語では、

どうしたら子どもたちが

自由な発想を、のびのびと表現できて、

問題を深く考えることができて、

新しい気づきがあって・・・

そしてそれを最終的には他人に伝えられるようになれるかな、

と考えています。

 

いきなり、「感想文書きなさい」と言っても書けないし、

「どう思った」と聞いても、一語、二語くらいしか返ってこない。

 

なのでまずは、

一つのイメージからどんどん次のイメージへと言葉や発想を膨らませ、

それらすべてをリンクさせた全体像をつかんだ上で

表現することなら、できるんじゃないかしら。

 

今日の講習を受けた結論として

マインドマップは、ツールとして、かなり使えます。

 

文字じゃなくて、絵でもいい。

色を沢山使うから、感覚的なところもいい。

 

 

 

既に、シンガポールでは公教育に正式に取り入れられ、

マインドマップの発祥の地イギリスでも、当たり前のように学校で使われているとか。

 

一つは、「発想を広げる、創造性を高める」使い方、

もう一つは、「記憶、暗記、関連性・・・」といった使い方の二種類。

 

講義のノートテイキング、

資格取得の勉強や、

スケジューリング、

To Doリストなどにも活用できるほか、

 

ブレインストーミングには素晴らしいツールです。

 

これ、ネットなどで検索すると、

それは素晴らしい完成形のものを見ることができますが、

ステップとしては、その前段階があるときも。

 

他の人のマップを見るのもとても楽しい!

だって、同じお題でも、全然表現が違う・・・しかもそれが、一目瞭然なのです。

 

マップに正解も不正解もないので、

その人の考え方や視点の、「そのまま」を可視化し、受け入れることができます。

学校の教員なら、

「この子はこういう風に物事を見ているのだな」と

「見る」ことができます。

 

ブザンも言っているように

「正しい答え」

を教える教育の時代は終わらなくてはいけないなあ、と

子どもたちの苦しみや歪みを見て感じています。

 

その代わり、実際に社会で求められているような、

考える・まとめる」

「発想する」

「コミュニケーション」

「実行、見直し」

といった、もっと流動的で能動的、自律的な教育をしなくてはいけないし、

それは、可能です。

 

 

マインドマップは、誰にでもすぐにできます。

 

学校でも、できます。

私は特に、中学校以上の学校では、

批判的思考や分析力、

論理的思考を身につけるためにぜひ導入してほしいなあ・・・なんて思いました。

 

私もこれから毎日実践してみます。

だって楽しいんです~。

 

さっそく来週のチャレンジ教室でやってみよう~。


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8 コメント

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Unknown (トミー)
2012-11-18 17:45:19
マイミクさんがマインドマップを実際にご自分のお子様(小6)に指導されてましたよ。
その写真もアップされてて、すごくいい教材だなと思ってました。
イギリスだと、特にロンドン道路が世界一複雑で、タクシーの運転手になるために高額の学校に通うみたいですね。サラリーが高額のようです。
複雑な道路を、まさに脳の中でマインドマップ化していく学習者の様子が大変興味深かったです。
イメージ力がないとできない勉強法でした。
まとりょんさんのチャレンジ教室、どんどん進化していってるのですね。参考になりました!!
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トミー (まとりょん)
2012-11-18 18:56:45
なんだかセミナーとかでも、「はい、じゃあここまでを、マインドマップでまとめて!」とか言われるそうですよ!!知らなかったら驚かれるくらいなのかしらね??
チャレンジ教室、いよいよ作文とかに進みたくてね・・・まずは思考を拡散させ、まとめる、という活動練習にマインドマップを使ってみたいと思っています。
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長女に (ajuka)
2012-11-20 12:32:45
こんにちは
娘が学習障害かもと参考にしてます。

マインドマップは自分自身にと本を読んだりしましたが、難しくて

セミナーを受けないと理解できないものですか


長女は小一で言語発達遅滞と発達性協調運動障害があると申告してて
教師なら具体物を使って具体的に分かりやすい教えができると期待しすぎていたのか…
来年から学習支援を受けるために情緒学級に行くのです。

教室の子どものために使えそうなら、
またマインドマップの本を読んでみます

子ども向けマインドマップの本も探してみます
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ajukaさん (まとりょん)
2012-11-21 14:37:50
娘さんが学習障害かもしれないのですね。心配ですね。もしよかったら、ご心配な点などお聞かせ下さい。
漢字やカタカナの読みや、算数は大丈夫ですか。

マインドマップは、視覚優位の子にとってはとても良い学習ツールだと感じました。
ですが私も本を読むだけでは、何がなんだかわかりませんでした。
講習を受けてようやく、教育現場でどのように使えるのかの可能性を実感できたところです。

言語発達遅滞があるとのことですので、まずは、ことば遊びなどをマインドマップで作ってみたりするのもいいかもしれません。(イメージと意味、音をくっつけるために)
例えば最初、真ん中に林檎の絵を描きます。
お母さんが、中心から枝を伸ばして、林檎から発想するもの、「赤い」とか「青森」などを書きます。
お子さんも、別の枝に、発想するものを書きます。文字でなくても、絵でもいいのです。
そして、今度は林檎を離れて、「青森」でしたらそこから発想するものをいくつも書いてみます。例えば、「東北」「ねぷた」など・・・。
そんな調子で、遊びながら「いくつ思いつくかな」と語彙数を増やしていくこともできるなあと思っています。これは、視覚優位な子でしたら大好きです。
色も沢山使ってみて下さいね。

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まとりょんさんへ (ajuka)
2012-11-29 12:45:18
返信ありがとうございます。

マインドマップでの連想ゲームはしてみよう♪とおもっています。

娘、視覚優位…たぶん聞くよりは優位かもです。
10月に受けたのは田中ビネーでして、以前に言語療法先で受けたときとIQ は変わらず、
聞く力が弱い。絵を見たときに特定の箇所をみてしまい全体が見えない。など話があり
二次障害になりそうだから情緒学級に行けるよう尽力します!!と教育相談の検査員からはしがありました。



担任がなぜ支援学級へと判断したか。といった話なく9月に迎えついでに支援学級へと言われて

教育相談の申込書に、担任側の欄には一斉授業で理解できない。と
書いてあるのが見えました。


学習障害かもしれない…判定基準が明確にわからない。
文部省の学習障害の基準は教師によるもの。。居残って教えてもらって理解しブロックを使って計算できているが、それをしなければ遅れているとされたら、学校としては文部省の学習障害の定義に当てはまるとされかねない。

発達外来を来月には受診しますが、教えるヒントとして学習障害の本を参考にしたりしています。
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ajukaさん (まとりょん)
2012-12-10 18:14:28
耳で聞いたことを処理するのに時間がかかるタイプなのかもしれませんね。

ですが、知的障害がいないのであれば、私は視覚情報を補うことで、学校の勉強についていくことはできると思います。
乱暴に聞こえるかもしれませんが、耳が聞こえないお子さんと同じと考えて、視覚からの情報をもっともっと増やしてみて、どれくらい理解するのかを確認してみたいです。
また、聴覚理解が弱いといっても、例えば「語呂合わせ」や「リズム」などで暗記ができるかもしれません。
お子さんには、イメージ、造形、色などを、たくさん使って、言葉(単語)と意味とを結びつけていく。

同時に、聞く力も伸ばしてあげたいですね。

読み間違いなど多いでしょうね。
だから、まずは発音のチェックからやってみてはどうでしょうか。
簡単な教科書をゆっくり読ませます。
そのときに、不明確な発音は、口の動きをみせながら、ゆっくり指導。ちゃちゅちょ系の拗音、詰まる音、伸ばす音などが苦手な子どもさんが多いです。

また、カルタ(音を聞き取る練習)や、しりとり遊びを増やすのも、有効です。

一人でがんばりすぎないで、また相談してくださいね。




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発達外来で (ajuka)
2012-12-14 18:51:15
昨日受診した発達外来で先生が学習障害かも
とおっしゃったので、医師からも学習障害の可能性があるのは間違いないようです。

本来は情緒学級に学習障害で行くのはできないので、娘が情緒学級に入れることは凄く良かったことで、いまの言語療法と作業療法を続けていきたいです。

娘が理解しやすい学習方法を見つけたり、学ぶことは続けたいですので、良いアドバイス、サポートしていただけるのは大変ありがたいです。

いまブレインジムが気になります♪
熱しやすく冷めやすい、自己判定ASD ADHD のajuka です。
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ajukaさん (まとりょん)
2012-12-15 23:23:28
ブレインジム、いいと思いますよ!
マインドマップの講習会でも、ブレインジムを紹介されました。
やはり、脳と体をつなげる動きというのはあるのだろうなあと思います。
ajukaさんの、なんでもトライしてみようとされる姿勢が素晴らしいと思います♪
言語療法、作業療法が受けられるのも、ajukaさんの理解がそれだけ深いからだと思います・・・・世間には、LDがあっても、親に認めてもらえなくて責められるばかりの子どもさんがとても多いので・・・。

また色んなアンテナをはって、良い情報があったら私にも教えて下さいね。
がんばりましょう。
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