学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

New Zealand ディスレクシア・サポートのジレンマ

2012年06月27日 | 特別支援教育について

”Reader/Writers for Students – A blessing or a curse”

http://blog.dyslexia.com/readerwriters-for-students-a-blessing-or-a-curse/#.T-q7k2jUiN9

(記事紹介)

NZでは、Reader/Writerが学校の課題やテストの時に提供されます。

読み手/書き手と言うのでしょうか?

読み書きが苦手なディスレクシア児に代わって、

問題を読んだり書いたりしてくれる人のことです。

これは、読み書きのハンデを軽減し、
ディスレクシア児本来の実力(学力・理解力)を伸ばし、

試験などでは大きな助けとなる支援です。

 

「ディスレクシアという言葉を、ささやき声でしか使えなかった時代、

ディスレクシアは”怠け者の作り上げたナンセンスな考えだ”と思われていた時代を経てきた今」、

著者は、大学を卒業したものの読み書きができないディスレクシア学生のジレンマについて述べています。

 

学校での支援は必要だしありがたい、と述べた上で

卒業と共に、

読み手/書き手がいつまでもヨコにいて問題を読んでくれることが期待できない

社会に出ることになることにどのように対処すべきか。

 

読み手の代わりに、読み上げ機、

書き手の代わりに、音声認識ソフトなどを使って、

実際の仕事現場でも使えるツールを使うことを身につけさせるべきでは、と述べている。

 

 

まだ日本では、その段階まで至っていませんが、

既にさまざまな支援を取り入れながら試行錯誤している先進国の例は

参考になります。

 

 

 


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