学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

特別支援と英語指導セミナー 10月、11月のお知らせ

2012年08月17日 | 特別支援教育について

学び支援の会、OBKの会主催、英語発音道場EPIC共催で、

秋の学習障害や学び方に個性のある子どもたちについての
英語の指導者向けセミナーを行います。

私の体調がなかなか戻らずいろんな勉強会もできないままでしたが

特別支援に関心のある英語グループが集まって協力しながらの開催実現となりました!(*^_^*)

<チラシ画像>

 

今回の企画のきっかけは、
個人的に湯布院の社団法人ギフテッド校長の下津浦先生が
春にニュージーランドの特別支援校に日本人のディスレクシア児を連れて行ってこられた報告がどうしても聞きたかったこと!

昨年ハワイの支援校ですら、目から鱗の「しらんかったそんなやり方」が
ボロボロと見え、

いかに自分の頭や視点が、日本の常識にとらわれていたかを思い知らされた経験から

ニュージーやイギリスなどではどのような「当たり前の支援」が行われているのか
知りたくてたまりません!

それも、わざわざ海外に行くお金をかけなくても、
下津浦先生に聞けばいいじゃん!と思っての企画。

湯布院まで行くのは遠いわ・・なら来て頂きたい。
そして、せっかくだからみなさんの質疑応答もたくさん時間を取りたいと思い、
大阪は私との対談も交え、3時間枠です。

 

関西と関東では、内容が少し違いますので
みなさま興味のある会にご参加いただければと思います。

正式な告知はこちらのページです。

「特別支援と英語指導セミナー」学び支援の会HP
(URL:http://www.manabishien-english.jp/講演会-勉強会など/2012特別支援と英語指導セミナー/)

 

私的に今回とても興味があるのは、

英語発音道場EPICのハビック真由香先生の
「音韻認識(フォネミックアウェアネス)」についてのお話です。

このブログでも何度も書いていますが、

読み書きが苦手になる原因の主なものとして、音韻認識の弱さというのは
国内外でも共通した認識となっています。

ですが、音韻認識って何?

という先生(いえ、私も含めて)にとって、
「さあ!音韻認識が弱いんだから、伸ばしましょう」と言われても、わからないし・・・。 

ですが、英米語圏の国語の授業の最初は
特にこの音韻認識を育てることを意識した活動がとても多いのです。

「フォニックスちゃうん?」

フォニックスは、文字と音を対応させるルールのことです。

フォネミックアウェアネスは、
音素、音韻、音節への意識を指します。

読み書きにつなげるために、この音韻認識を発達させることは
外国語として英語を学んでいる私たちだからこそ
もっと取り組むべきことなのではないかと思っています。

「え、それなに?」という現状から、一歩ずつ進んでいきましょう!

1時間という短い時間ですが、関東の先生方、
期待しててくださいね。

 

関東はもう1人、椎名篤子先生(あっこさん)が2月シンポジウムに引き続いて
一人ひとりに教えるスタイルではない”個別指導”や
子どもの間違いから見える課題、
どの子もこうすれば必ず伸びるといった点を具体的な例を紹介しながら講演して下さいます。

2月のシンポジウムに参加できなかった先生、

「あっこさん」に会ってみたい先生、ぜひ楽しみにして下さい。

 

大阪は、私の初めての試み・・・ワークショップを少し取り入れてみようと思っています。

この2年間、発達障害、学習障害とは何か、
子どもたちにどのように接すれば良いのか、
といったヒントをお話してきました。 

上のようなことは、沢山本が出ていますから自分で勉強してもいいかな、と思います。

今回は、英語指導において、

子どもたちのつまずきやすい点はどこか、

なぜそこでつまずくのか、という話をしたあとに、

「こういう子はどこに問題を抱えているか」

「どのようなアプローチが考えられるか」

という課題を出し、グループで討議して頂く形式を予定しています。

先生がたが問題の所在について思い巡らせることができるだけでも
子どもはずいぶんと楽になります。

オプションを提示できるようになると、先生方も楽になります。 

 

では、みなさまに10月、11月にお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

(ちなみに大阪会場はすでに半分近く埋まってしまいました。お申し込みお急ぎ下さい)


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