国語教室、英語教室ともに、5回目を終えました。
ここで、両教室共に、
主語、述語に取り組んでいます。
がめら先生の英語クラスでは、
I, you, he, she, we, they, itを全部いっぺんに教えます。
そして、「主語」って何ですか?
というところを、かれこれもう3週間以上続けています。
もちろん、そればっかりやっているのではありません。
文字指導、発音指導、などの中に毎回文法指導があり、
文法で一番大切な「主語」と「動詞、形容詞、名詞」をしっかり認識させています。
2回目には、英語の主語と日本語の主語は言葉がすごく違うね、
という話をこれもとても時間をかけて、子どもたちから引き出しながらしていました。
「わたし、っていうけど、これ例えば男の子が言うてたら、どうなる?」
「おれ」
「おじいさんが言うたら?」
「わし」
・・・「I」が示しているものは、何なのか、本当に子どもがわかったと感じるまで時間をかけておられました。
ここ3回、体を使って
「動詞、形容詞、名詞」
を頭に入れようとしています。
「動詞とはなんですか?動作をあらわす言葉」
「名詞とは何ですか? ものの名前をあらわす言葉」
「形容詞とは何ですか? ものの様子をあらわす言葉」
・・・を、指を使ってリピートしていきます。
これはどうやら”丸覚え”するようです。
そのほかの所で、“動詞”、”名詞”、”形容詞”だけ言っていく活動
(円になって、順に)を行っていました。
これは日本語です。
さてさて、このように英語ではすでに3週間以上もこの3つの品詞に取り組んでいるにもかかわらず、というべきか、やはりそこか!というべきか、
いま同時に国語のガウディア教材でも「主語・述語」をやっています。
これが、間違うこと間違うこと!!
まず文章を読んで、「主語・述語」に分ける練習をやりました。
そのあと、
「~は、どんなだ」(ものの様子をあらわす言葉)
「~は、どうする」(動作をあらわす言葉)
「~は、なんだ」(ことがらやものの名前をあらわす言葉)
の3つをきちんと識別する練習があります。
例えば、以下の文は「どんなだ」「どうする」「なんだ」のどれですか。
①星が きれいだ。
②妹は 小学一年生だ。
③ボール がはねる。
という問題で、見事に間違え続けると言うことは、
本当に、言葉の感覚が、備わっていないということもあるかと思いました。
(特に、「なんだ」「どんなだ」の区別)
日本語ですら、言葉の感性が育っていないものを
外国語の文法用語で説明されてもわかるとは思いにくいです。
言葉の感性、意味、といったものと同時に、
文章の構造を理解するためにも、
国語力は大切だと思います。
池亀先生が授業で何度も何度も「主語とは何ですか」を繰り返すのも、
ここができていなければ、文法理解にまでとても及ばないからでしょう。
ですが、いくら日本語の言葉の気づきや理解からはじめようとしても、
通常の英語の授業では限界があるはずです。
国語の授業も、「はい、これ主語、述語」と数週間で終わっていても、身につくものでもありません。
かなり、国語の主語・述語を
しつこくしつこく定着するまでやってください。
ガウディアの2年生の問題は素晴らしいです。
(できるようになるまで次に進めませんから)
ですが問題集がないのなら、短めの文章を
「主語はどれ? 述語はどうする・どんなだ・なんだ、のうちどれ?」
と聞けばいいことです。
これが、最初の1ヶ月半で気づいたことの、一つです。
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