今年もＸｍａｓＦａｎｔａｓｙです。

　１２月１日。今年も残すところ１ヶ月となりました。振り返るにはまだ早いのかもしれませんが、激動の、衝撃の一年でした。そして時間の動きが、じれったいくらい遅い一年でもありました。思い出したくもないと感じている方々もたくさんいらっしゃるでしょう。しかし、しっかりと記憶と記録しておかなければならない重大なことでもありました。
　さて、１２月の函館といえば、全国の恋人たちの心を釘付けにする、赤レンガ倉庫群の間近の海の上に登場する巨大モミの木のツリー。そうクリスマスファンタジーです。今年も今日から始まりました。
　写真のように、高さ２０メートルのモミの木が海上に姿を現しました。今日は、午後５時半からオープニングセレモニー・点灯式が行われました。昨年の写真では、そのときの様子をお伝えしましたが、今年は少し早く会場に行き、点灯前のまだ明るい時間のツリーをご覧いただきます。
　今年は、観光都市・函館にとっても厳しい一年でした。今日発表になった、平成２３年度上半期観光客入込数によると、４月から７月にかけては前年比４５万６千人（２３．７％）の減少でした。８月に前年並み近くまで盛り返し、９月には上回ることができました。トータルで、２６６万７千人で前年比４５万人（１４．４％）の減少となりました。
　１２月２０日からは大韓航空による定期便も再開しますから、海外からのお客様も例年どおりお出でいただけるようになると思います。
　昨日、顧問を仰せつかっている函館割烹調理師会の忘年会にお呼びいただきましたが、皆さん口々に、今年のご苦労をお話になっていました。どんなに食材が優れていようと、どんなに料理人の腕が優れていようと、お客様がお出でにならないのでは発揮しようがありません。
　苦しい時間の中にいても、輝く夜景を見ていただいたり、光り浮かび上がるクリスマスツリーに酔いしれていただいたりすることも、私たちが全国の皆さんに勇気と希望を与える大切な役割だと感じています。
　全国の皆様には、実際に見に来て感動していただくことが一番なのですが、そうもいかない方々のために、後日またお伝えいたしますので、請うご期待を！