いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

公共交通守るためには嬉しいが、複雑な心境。

2023-05-16 23:42:05 | Weblog

 道議会の臨時会が開会されていますが、今日、高橋亨道議から電話とFAXがあり、物価高騰等の影響を受けている交通事業者に対する臨時的な支援として、地域公共交通事業者臨時支援事業費7億9千90万円の補正予算が道議会に提案されるということでした。
 内容は、バス事業者では、乗合・貸切とも車両維持費として1台当たり4万円で1社100台を上限とする、燃料費として乗合は1台当たり11万3千円、貸切は1台当たり3万4千円とし、全体の台数は4300台程度を対象として、その経費は4億5千250万円です。
 また、タクシー事業者では、車両維持費として1台当たり2万5千円で1社100台を上限とし、全体で9700台程度を対象として、その経費は2億4千250万円です。フェリ事業者では、高速船は1隻当たり600万円、中型以上は1隻当たり1750万円で、6隻を対象として、その経費は9千350万円となっています。
 このほかにも、トラック事業者など運送事業者に対する支援もあり、交通事業に関係する議員としては、コロナ禍を脱したものの、物価高騰に悩まされている現場を知っていますから、北海道と道議会はよい決断をしていただいたと感謝しています。
 特に、バス事業は、人口減少や少子化などで基礎的環境が大きく変化・悪化している中での、コロナ禍、物価高騰等なので、道内のバス事業者は安堵し感謝していると思うのですが、函館では、函館バス(株)が従業員が加盟する労働組合を選別して、一方には賞与や手当を出しているが、もう一方の従業員には支給しないといった許しがたい行為を行っているので、事業者は助かるかもしれないが従業員は何の恩恵も被ることができないと、私は複雑な思いを抱いています。
 以前にも議会で取り上げましたが、補助金なのですから、違反行為や違法行為があった事業者に対する支給要件の厳格化が求められるのではないかとも思います。補助金の恩恵が従業員に公平に与えられないのですから。道議会にはその旨申し上げています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 統一地方選の総括を進めます。 | トップ | 「部活がない」の声が。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事