一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1736   ちょっとだけ十五夜の月顔だした   宏

2016年09月16日 | 

おはようございます。メールの俳句、拝見しました。

参考になるかもしれないので・・・・・ひとこと

 〇ちょっとだけ十五夜の月顔だした   宏

昨日の月が、丁度そんな感じでしたね。

〇月・・・月は、それだけで秋の季語です。

〇「十五夜の月」のことを、満月・望月・名月・今日の月・芋名月(全て季語)などとも言います。

 〇雲間より出入りせわしき望の月

上2句のように、十五夜に月のことだけを詠う場合と、

 

「名月や」と言って、あとは全然違うことを言う、例えば

〇名月や座る女に猫寄り来

のように、作ることもできます。

実際、こちらの方が、はるかに沢山の句があります。

この場合、Aを「名月や」 を「座る女に猫寄り来」

このAとBの関係、つまり取り合わせの面白さをねらいます。

生け花で言えば、A(部屋や照明)を考慮して、B(花瓶aと花b)を選ぶのに似ています。つまり、言葉のデザインとも言えますね。

アベリア(ハナツクバネウツギあるいはハナゾノツクバネウツギとも)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1735   虫の夜や三つ... | トップ | 1737   優しさは弱さ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事