一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1281   河童忌や黄色い月に死が見えて  亜竜

2014年07月24日 | 

(かっぱきや きいろいつきに しがみえて) 

 河童忌は、芥川龍之介の忌日で、 1927年(昭和2年)の7月24日、服毒自殺。享年35才。夏目漱石門下。小説家、俳号は我鬼。

 石原裕次郎に「黄色い月」という歌があるように、黄色い月は確かにある。虹の七色が「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」であるように、月が水平線から上がると赤く、しばらくすると黄色になるが、その他は判然としない。天空に上がればほとんど白色になる。ところで、この句の「黄色い月に死が見える」というのは、作者の考え過ぎではないのか。

ヤマユリ


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