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プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

潮岬

2022-10-06 06:51:00 | 紀伊半島













 本州最南端、潮岬プライベート・トリップ。素晴らしかった。

 岬のあちら側とこちら側は風表と風裏の関係で、別次元のように異なっていた。凪の風裏ではエメラルドの海水が漂い、潜るとサンノジハギの群れやイワシの群れが海中を流れ、1メートル近い青ブダイが悠々と岩の合間を泳ぎ、ヘラヤガラが宙空を漂い、小型のハタ系が海底から身体を翻して見え隠れしていた。

 三枚目の写真は典型的な黒潮の色。
 ダークブルー、群青色というやつ。
 深場だと光を透過しないのでこのようなダーク系になるけれど、光が通る浅場になると四枚目、五枚目の写真のように輝くような、宝石のような色味を開く。

 こんな自然の営みやシークレットも、そこそこの距離を漕いで周遊してこそ分かるというもの。誰も知られざる、素晴らしい場所って山ほどある。実際。そこにアプローチする最良の道具がカヤックだ。

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太古の地球を流れる川

2022-10-06 06:32:00 | 紀伊半島

















 先日行った、古座川ツアー。
 太古の地球が大地や山々をぶっ飛ばしたエネルギーがビンビン伝わってくるような形状の山や岩肌のゴツゴツ感と、それと対照的に白昼夢を誘う午後の川面の柔らかさが美しい。


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串本ツアー

2022-10-06 06:18:00 | 紀伊半島















 先日の串本ツアー。
 やはり黒潮直系のこの海はDNAレベルで心身に染み込んでくる心地良さがある。

 近年、カヤックというとカヤックフィッシングやシットオンでごく近場をちょい漕ぎしたりするのが主流になってしまっていますが、それより一日で15〜20キロほど漕ぎ、場所ごとの自然景観の移り変わりを体感しながら移動してゆくことに深い良さがあります。で、その中に釣りやシュノーケルなど海遊びの要素、またはキャンプやトレッキング(上陸した島などの散策)を取り入れるというスタイルが本流だと思いますね。

 別に人の指向性についてケチをつけたいのではなく、漕ぎがきちんとできないといくらチョイ漕ぎだと言っても風で帰って来れなくなったりする事もありますので(実際そうなって漁師に助けられ、「カヤックはけしらかん」などと言われるケースが増えている)、まずはカヤッカーとして漕げるようになった方がいいですよ、ということ。

 別にエキスパートクラスにまでなる必要はないけれど、ある程度漕ぎの力をつけておくと、さまざまな自然形態を一日のうちに楽しめ、その中で想像力を駆使して海遊びも取り入れられ、面白さは何十倍、何百倍にも増してきます。

 そんな基本が再確認できる典型的フィールドでした。

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