プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

湯浅湾の南にある洞窟だらけの無人島

2016-11-13 20:38:23 | 湯浅湾ツアー

 シベリア気団の南端が太陽光線に暖められて分家した「揚子江気団」。
 そいつのド真ん中が日本列島に鎮座したお陰で、この土日はすごく穏やかな2日間になった。

 今日は湯浅湾南にある、黒島でのんびりツアー。

 黒潮に乗ってやってくる亜熱帯植物の北限エリアであり、またおびただしい数の海食洞がある無人島。
 ここ、ほんとすごいよ。

 洞窟が多いのは4億年前からの地層だからだけど、それくらいの年月風波に削られないと、なかなかここまで穴はあかない。数千万年くらいではまだまだ青二才で、最低一億年くらいしないと一人前の穴があかないという、悠久の世界だ。

 こういう世界と比べると人間なんてまあ、20才も50才も60才も80才も一緒、白人も黒人もアジア系もラテン系も一緒、みんな泡沫みたいなもの。
 たかが泡沫、されど泡沫。
 人生短し、ばかばかしく争うことなかれ。

 この黒島ツアーは結構風のコンディションに左右されるのですが、穏やかになれば素晴らしいトリップが約束されます。詳細は、
 http://islandstream.la.coocan.jp/kuroshimatour.html 


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湯浅湾の北海岸の野性的な美しさ

2016-11-13 20:16:54 | 紀伊半島

 この土日は素晴らしい好天と凪に恵まれました。

 きのう土曜日はワンデイツアーで湯浅湾北岸の「やびつ海岸」を漕ぎ進み、最北端の「宮崎の鼻」まで行くことが出来ました。このエリアは短い灌木に覆われた断崖絶壁、洞窟、ロックガーデン、美しい無人の砂浜、雨上がりにアーチを描く滝などなど、野性的で人の気配のしない、北方系の香りのする海岸線が続きます。ここに身を置いているとしばし、どこか別世界にワープしてきたような感覚に囚われます。

 紀州の海岸線の自然美は、実に奥深いんですね。

 なお、この時期は暑くもなく寒くもなく、夏と違って汗だくにならないので、そこそこ距離を漕ぐのが楽しい季節です。といってもツアーでは無理はしませんが、移り変わる景色をじっくり味わいながら進みゆくと、いつもまにか結構漕いでいたことに気づかされたりします。
 秋から初冬の行楽シーズンは、ツーリング系シーカヤッキングにも最適なわけですね。

 この湯浅湾北岸方面は、アイランドストリームの湯浅湾ワンデイツアーにおいて、秋から初冬にかけてのメインコースになります。北風の風裏であり、また時期的に南を通る太陽光線が正面になり、すごく美しい光景が広がるのがこの季節なんですね。
 ある意味、ひとつの風物詩的風景だと思います。
 どうぞお越し下さい。 


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