「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

夏休み終了

2007-08-27 09:54:58 | 生活
昨日のホシダでのクライミングを最後に、長~い夏休みは終わったという感じだ。今日からまた日常がスタート。遊びほうけていた間に、山やクライミング以外のたまった予定が、カレンダーには連日書き込まれている。忙しい。
取り敢えずは、朝から家事をフル回転で片付け、今日は午後からは図書館へ。朗読関係の用事が、次から次へと待ち受けている。これも手が抜けない。
変わらないのは連日の猛暑だ。自分の中では夏は終わったという感じだが、こう暑いとなかなかそんな気分にはなれないなぁ~。
今日は車のメーターの表示も出かけるときに、外気温が40度を越えていた。午後1時に図書館の駐車場に駐車して、用事が終わって車に乗ったときには43度を示していた。いい加減にしてほしいものだ。
涼しくなったらクライミングを頑張ろうと、毎年このころから思うのだがなかなかエンジンがかからない。夏の間はクライミングはさぼってしまっていたが、6月の八ヶ岳、7月の白馬岳、8月の御嶽山と山歩きは出来た。お陰で、夏バテも無く元気で快調に過ごせた。
しかし、明日から前線が南下するようで天気が崩れるようだ。この前線は、秋雨前線なのだろうか。それなら少しは期待出来るだろう。早く、涼しくなってほしいものだ。


小川山でリゾートクライミング

2007-08-25 15:14:00 | クライミング
小川山で涼しく過ごして来たあとだけに、帰ってからの猛暑が応える。21日から24日の小川山は、やはり寂しい程閑散としていた。それでも日曜から来ていたNさんによると、テントが張れないほど混雑していたと言っていたのでやはり平日だということでこんなにも空いていたのだろう。
今回の小川山は、この暑さから脱出することが第一目的でもあったので、クライミングはまだ行っていないエリアに行こうということになり、初日の弟岩と次の日のストリームサイドエリアで10台中心に登って来た。
ストリームサイドエリアはROCK&SNOWの36号にルートが紹介されていて、Mが行きたいというので22日はそこにした。ここで登った☆☆☆の5.10aのLove or Nothinは、クラックとフレークのガバを使いながら18メートルの垂壁を直上する、今回で一番印象に残った良いルートだった。
この日の夜は、日曜日から来られていたNさんとAさんをご招待してバーベキュー。今回は家族だけで,少し寂しかったがお陰さまで楽しいひとときを過ごせた。肉が焼き上がり出した頃に、雨が降って来た。タープを張り直して雨の中でも快適だった。廻り目平キャンプ場は、こんな過ごし方が出来るのも嬉しい。
今回はリゾートクライミングと名付けたが,クライミング意欲を喪失してる私は正にリゾート感覚だった。モチベーションが低下している私にとっては、今回はもう一度意欲を取り戻す手がかりにはなったと思う。
しかし、登れそうなところばかりをこうも選んで登っていると、やはり充実感は欠ける。「ヤッター!」という達成感を味わえないクライミングは、「ワサビの抜けた寿司」のようで物足りない感も拭えない。
23日は朝から雨だったので、のんびりと過ごしていた。12時過ぎ雨が上がったとTに起こされ、小川山レイバックに向かう。このルートは私は昨年TRで登っているが、Tはクライミングを始めた10年近く前に、何も分らないまま一度取り付いたきりだったので、今回ぜひ登りたいということだった。
私は、どうもクラックルートの苦手意識が強くまた恐い。レイバックに力が入り、プロテクションを取りながら登るのも「もしも落ちたら抜けてしまうのでは…」という不安とで未だにリードをする勇気が出ない。
しかし、この小川山レイバックは私にとっても思い出深いルートである。山岳会に入会して間もなくの1998年に、やはり初めて小川山にクライミング行っている。この時の初日は、父岩の小川山ストーリー5.9をみんなでTRで登って遊んで,次の日に小川山レイバックを登りに行った。私はTRで取り付いたのだが、一歩も登ることが出来なかった。そのときに居られたガイドの方がそんな私をみていて、手取り足取り教えてくれたが、何度試みても重いお尻は上がらず離陸出来なかった苦い思い出である。それからみたら、TRながらもテンションを入れずに登れるということは、ささやかながらも継続の力が出ているということだろう。
この最初のときから、昨年に続いて今回で3回取り付いたことになる。もともとクラック志向の無い私なのだが、どうしてこんな造形が自然に出来るのだろうかと不思議に思い、また美しいと思った。このときからもう10年、12回目の小川山だった。誰もいない小川山レイバックを改めてつくづく眺めていた。
(1998年のことは、「いくさんのお部屋/山行報告」書いている。)
24日は、Mが調子を崩していたためにクライミングを中止し、テントを撤収して9時半頃帰路についた。帰りには、いつものお店で高原野菜と果物を仕入れ、「スパティオ小淵沢/延命の湯」に入り、となりの道の駅に寄った。
そのあとMが行ってみたいというので、「八ヶ岳リゾートアウトレットモール」に立ち寄った。こんな山のなかに、都会並みのショッピングモールがあるのには驚いた。
最後にNHK大河ドラマの「風林火山館」にも寄って帰って来た。久しぶりに観光してみたが、ここだけわざわざ行くということはこれからも無いだろうが、たまにはこういうところに立ち寄るのも良いものだと思えた。
リゾートクライミングを堪能して、クライミング10年の節目を迎え、また新たにクライミング意欲が湧いてきそうに思えた。

  


  
 
  

暑い!

2007-08-15 19:54:13 | 雑感
夜になって少し涼しい風が部屋に入って来ているが、今日はとても暑い一日だった。
先ほどのニュースでは、40度を越えたところがあったそうだ。
何も用事がなかったので、ホシダに行こうと思い、十時過ぎにピトン小屋に電話した。
二十数名の申し込みがあるのに、まだ誰も来ていないという。
ホシダは、昼前は日が当たっているので出足が遅いのだろうという。
私は今車が無いので、行くのなら電車と歩きだが、気持ちはもう萎えていた。
そんな訳で、家で先日の御嶽山の写真の整理をして、HPの更新などしていたが、これも気力が萎えて来てしまった。
すでに気温は体温を超えているようで、体が熱い。
室内にいても、熱中症の症状が出るとニュースでいっていたが、頭がぼーっとして来て集中力が無くなり、これが熱中症の症状であろうかと思えるような感じだった。
それなら今日は水曜日なので、冷房が効いているので映画でも見に行こうかとも思ったがそれも中止。
結局は、家で一日過ごしてしまった。
まぁ~、こんなに暑けりゃしょうがないや。

おしょらいさん

2007-08-14 08:35:45 | 生活
お盆の休みのときは、かならず山やクライミングに行ってるという生活を長い間やって来た。しかしとうとう、今年のお盆はおとなしく家にいる。
それは、母の高齢化で「おしょらいさん」を迎える準備が出来ないからでもある。おしょらいさんはお精霊さんと書くらしく、死んだ人の霊で、私は子どものころからお盆の期間(8月13日~16日)は「おしょらいさんが帰ったはるさかいに、お利口にしとかんとあかんえ~」とお婆さんに言われて育った。今では死んでしまった人が帰る訳ないやんと思っているのだが、子どもの頃は何となく神妙な気分になり、仏壇のある部屋に入るのは気味悪かったことを思い出す。
「早よ行かんと、枯れた花が墓にあるとみっとものない」(みっともない=世間に恥ずかしいということかな?)と、母に急かされ、日曜日の12日は早朝に、おしょらいさんを迎えにお墓まいり。9時半ごろ行ったらどこのお墓も綺麗なお花で飾られている。お墓は家族連れで大賑わいだ。
そして、昨日はお供えの買い出し。お供えは、蓮の葉っぱの上にカボチャ、キュウリ、ナス、トウモロコシ、サツマイモ、ホオズキなど農作物を載せて飾る。それに、桃や梨の果物、蓮の花を型取った菓子など処狭しと並べられる。日頃しまってある仏具も並べられ、今日はお防さんがお参りに来るのでまた実家に行かねばならない。大変だぁ~。
もっと大変なのは、おしょらいさんの帰っている間は、精進の食事を毎日お供えしなくてはならず、当然家にいなくてはならない。ということは、お盆休みなのに遊びには行けないということだ。
16日におしょらいさんをお墓まで送って行くまでの一連の行事を、私は無関係に過ごし、ずっと山に行っていたのである。
ところが、今年は何かと私が母の代わりにしなくてはならなくなってしまった。私の実家で行われてきた一連の家の行事は、代々女性が守って来た。それを子どもの頃には見ながら育ってる。
しかし、実際自分が関わることになるとは夢にも思ってもみなかった。子どもの頃、毎年繰り返される家の行事を大人になった私は、古い因習と否定的に見ている部分もあった。
この年齢でまた、古い記憶を呼び戻すようにタイムトンネルを逆走してしまうとは…。
最近こんなことが多くなり、身の回りの過去の人たちの生きて来た道を辿ることも増えて来た。
私は、いつも新しいものを追いかけ来たと自分では思っていた。そう、前を向いて突き進む!
ところが一段落して、いろんなきっかけでふと立ち止まると、結局は自分の生い立ちから逃れられないという運命的なものを感じてしまう。
母まで受け継がれて来たものを今は母に頼まれてやってるのだが、また自分の中でも芽を出しかけてきている気がする。10歳代後半から逃げ出すことしか考えていなかった家なのに…。
自分では全く気づいていなかった運命的なものを、何となく感じてしまう。
これも、実家に帰って来たおしょらいさんが私に語りかけているのだろうか。
もしも、本当におしょらいさんが実家に帰って来ているのなら、聞いてみたいことがたくさんある。
お盆とは…? といろいろ考えさせられた、今年のお盆である。



御嶽山

2007-08-13 01:17:11 | 登山
昨年の秋に紅葉を見に行った御嶽山。そのときに気になっていた四の池の夏の高山植物が見たくて行って来た。今回は、母(85歳)と母屋の叔母(91歳)を濁河温泉の「旅館御岳」に残置しておいて母屋の嫁Kさんと二人で登って来た。
旅館御岳からは目指す飛騨頂上のピークが遠くに見える。この温泉郷は1800メートルにあり日本で一番高い温泉郷でもある。
初日は五の池小屋で泊まり、下山してもう1泊はこの旅館御岳で泊まった。この旅館は、まだ新しく綺麗で食事もおいしい。温泉もなかなかいい。何といっても50メートル下りたところの渓谷の露天風呂は、なかなか野趣があってよかった。
そして、御嶽山のお花達は綺麗だった。剣ケ峰の当たりはほとんど花は見られなかったが五の池小屋から継子岳、四の池の周遊コースは最高によかった。
とくにコマクサの群生は密度も高く素晴らしい。今年はお花が遅いらしく、ラッキーだった。それから継子岳から2峰の間もチシマギキョウやミヤマダイコンソウ、イワツメグサなどが咲き誇っていた。ここで、純白のチシマギキョウを初めて見た。感動的な出会いだった。2峰の岩場を下ると四の池の緑と小川の風景が待ち受けてくれている。ここのお花も楽しみにしていたが、もう無かった。日当りがいいから、早いらしい。
三の池を見ながらの小屋までの道にはアオノツガザクラがいっぱい咲いていた。これもこんなにたくさん咲いているのは初めて見た。
秋の紅葉も良かったが、お花のこの時期も良かった。剣ケ峰はそれほど魅力的ではないが、五の池のあたりはまた来てみたい。小屋で見せてもらったビデオでは5-6月のころも魅力的だ。
まだ疲れが取れていないのに、山から帰るともうまた行きたくなってる。