「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

椿岩

2005-08-28 00:21:04 | クライミング
土日は椿岩にクライミングに行って来た。椿岩は家から3時間かかり、日帰りには少し遠いので、土曜日は道の駅で泊まった。この前のつぶやきにヒルに悩まされたと書いたが、やはりヒルは雨のせいだった。2日とも天気が良くて、ヒルは全く顔を出さなかった。
私が、先週「つぶやき」にヒルのことを書いたために、いつもヒルがいると誤解されたようで、クライミングに誘った人から「ヒルは嫌いなので…」と断られた。流す情報には気を付けないといけないと思った。
椿岩は涼しい風が吹いて夏でも比較的登りやすい岩場だと思う。しかし、今回2日も連日登ったせいか、石灰岩の岩質もあつて2日目には指先が痛くなりヒリヒリした。最後には、ホールドを持つこと自体、拒否したくなってしまった。
クライミングの成果自体は、全くダメだった。前に登ったときに最初でワンテン状態だった「燃えろドラゴン」もテンションだらけ。情けないなぁ~。こんなはずでは…、と思うようなクライミングしか出来ない。
フリーは、調子が悪いと即登れない。土曜日だけ一緒だった、Fさんに燃えろドラゴンの前回も今回もビレーをしてもらった。テンションだらけの私にFさんが「どうしたん?」と言われ、「低迷期やねん」と笑って答えるのだが何とも情けない。
フリーをやっていて、こんな状態がとても多い。たまにRPしたりOSするとグレードに拘わらずとても嬉しく、また前向きの気持になるのだが、そんな時は本当に少ない。ほとんど毎度、今回のように落ち込むことばかりの連続だ。帰る頃には、「もうフリーはいやだなぁ~」、と思ったりするのだが、しばらく経つと、もう一度登ってみたくなる。
また、椿岩に行かなくてはならない。
しょせんフリーとは、こんなものだと思う。


屏風岩の山行報告を書いて思うこと

2005-08-25 10:01:09 | 野菜作り2022
屏風岩の、山行報告を一気に書きあげ、取り敢えず公開した。思い出すまま書いていたら、いつも以上に長くなってしまった。いつも読んでもらう人のためには、端的に要所を押さえた文章を書かなくてはと思うのだが、うまく纏まらない。
そして、公開してから読み直すと、けっこう訂正個所が入ってしまう。私は、山行報告を書くこと自体、あまり苦にならない。しかし、一気に書き上げるときは、その山行が私にとって、とても面白いと感じるからだ。その反面、書こうという意欲が湧かなかったり、途中で頓挫してしまうのは自分にとって書きたいという意欲に対する材料となり得なかったと言える。
山へ行きだして最初から書いていたというわけではないのだが、山岳会に入ってからすこしづつ山行報告を残してきている。それがこのHPを立ち上げるきっかけとなった。
ふり返ると、山行報告を書きたくなる気持につれて、私の山への向かい方も自発的になってきていることに気がつく。

今も読み返してみていて、もうすでに忘れかけてるこの屏風の登攀をもういちど、反芻することが出来た。私は根っから楽天的なのか、「辛かった」ことも「苦しかった」ことも、あとで読み返してるときには、「楽しかった」の方へ移行してしまう。
文章に残すと言うことは、こうして何度も楽しめるからだと思う。そして今度行くときにとても役に立つ。

「いくさんのお部屋」は、まさに私のアルバムなのだろう。写真や印刷物の報告はあちこちに散らばって無くなってしまうが、この部屋は直ぐに出てくる。便利な世の中になったものだ(年寄り臭いなぁ~)。
そう考えたら、こんな個人的なものを公開していていいのだろうかと、ふと思ったりもする。
私がお婆さんになって自分の体の自由が利かなくなったとき(山へは行かれなくなったとき)に、「いくさんのお部屋」が残っていたら嬉しいなぁ~。だったら、余生をまた楽しく生きられることでしょう。
はて、どうなってることでしょう???

そういえばセミの声が…

2005-08-23 11:05:05 | 生活
朝夕がめっきり涼しくなってきたと感じる。
早朝からの蝉の喧騒もそういえばここしばらく聞こえてこない。
もう秋なんだ。
ここのとろ、おながよく空く。
特に、屏風から帰ってから食欲もりもりだ。
ぐっすり朝まで寝られる。
やっぱり、秋なんだ。
台風がふたつ、天気図を見ると太平洋にある。
ひとつは今週末に来そうだ。昨年の上陸台風は異常に多かった。
今年は、さけて行って欲しいものだ。
今週末は天気が悪そう。

椿岩のヒルはひつこい

2005-08-20 00:15:28 | クライミング
今日は三重県の椿岩に行って来た。
これで、3回目である。
最初はかなり昔のお正月に、場所を探しがてら行った。
その後には、平日にFさんと貸し切り状態で登った。

そして今日車で椿に向かって走っていたら「今日どこでクライミング」と携帯メールがFさんから入つた。「椿岩に向かっているところ」と返信した。電話で話したら、椿岩はヒルがいるからとFさんが言う。こんなに暑いからヒルはいないでしょうと私。それでも1時間ほど遅れてFさん夫妻はやってきた。

ナインを2本登りもう一本登っていたら、雨が降り出してきた。そして雷と激しい雨になり、もう撤収しようと言うことになりTがヌンャクをずぶ濡れで回収。小雨になるのを待って駐車場に戻り、着替えていたらヒルが何匹もくっついている。Fさんの言うとおりだった。椿岩のヒルはなんとひつこいヒルだった。もともとヒルは、食いついたら満腹するまではがれてくれないひつこい生き物だが…。最初にヒルを見たときには気絶しそうな(少しオーバー)ほど吃驚したが、頻繁に出会ってるうちにだいぶ免疫は出来てきたが、いまだにキショイ(娘が中学生の頃、盛んに使っていた「気色悪い」という意味の言葉らしいが私は使ったのが初めて)。

話は岩場にもどるが、少し前に柏木に行ったが、ここは下手な人はお呼びじゃないという雰囲気がある。5.10台もかなり難しく感じてしまった。蝙蝠谷も許可制になってからもいろいろあるようだ。岩場にはいろいろな特徴があって、グレードなどが合わなかったりすると、行ってもなかなか馴染めなかったりする。

いままで椿岩は家からは遠く、なかなか足が向かなかった。しかし、簡単なルート5.9からあって、今の私にはちょうどいいのかも知れない。
雨の後、椿は涼しくなった。
そろそろ季節は秋にに向かい、フリーには絶好の季節となる。
今秋は椿あたりに通ってみようかなと、調子はまだ出ていないが少しはやる気が出てきたようだ。
芹谷でもいいなぁ~。しかしこの両方ヒルがつきまとう岩場でもある。
そういえばFさんが、「秋にはヒルはでないよ」と言っていたっけ。
私もヒルに負けてないで、もう少し岩にしがみつかなくては…、と思った次第だ。


夏休み

2005-08-17 16:33:50 | クライミング
10日の早朝自宅を出発。一週間はあっという間のことだったようでもあるし、またずいぶん前のことだったような気もする。今朝電話して届けてもらったずっしりとした一週間分の新聞に、タイムスリップした時間が集約されて封印してあるようにも思える。私が居なくとも、社会は勝手に動いている。
若い頃、忙しく仕事をしていたときに、私が職場を辞めたらきっと大変なことになるだろう、と自惚れていたことがあった。しかし、自分のやってる仕事をこなす人などすぐに見つかり、それで会社が潰れるなどということはあり得ない。
今の私は一週間、家を空けていても何の問題も起こらない。その間の新聞紙上をにぎわしている小泉首相はそうは行かないだろう。一週間、いや数時間でも失踪なんていうことになったら社会は大混乱に陥ることだろう。私にはお気の毒としか映らない。
ずっと前に「人生を半分降りる」という本を読んだことがあったが、私の場合はまさに徐々に降りて半分以上は降りてしまっている。その代わりに、無いものといえば地位とか名誉とか経済力とかいろんなものが何もない。
しかし、経済力は食べられないと人生も降りられないので最低限働かねばならないのだが、他のものは私には全くいらないものである。名もない人間を自覚したときに、プライドは捨てて蟻ンコのようなただのちっぽけな人間を自覚できるようになると思う。
今回の屏風岩は、大きな石ころをせっせと蟻ンコがよじ登ったようなものだ。蟻ンコがせっせとよじ登っていても、多くの人はそれに意味を感じないだろう。
自分がやりたいという衝動を抑えず行動に移すこと。ただそれだけで、山やクライミングに向かわせているのだろう。自分なりに達成感や満足感、また挫折感を味わうのは、やっぱり「自己満足」の世界だと思う。
今回の屏風は、いろいろ考えるところもあったが、自分なりには達成感と満足感は味わえた。