「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

京都トレイル・東山コース4

2021-12-21 18:03:00 | ハイキング
京都トレイル・東山コース4  単独

2021年12月20日(月)浄土寺橋〜ケーブル比叡駅 単独
行動時間:出町柳駅8:15出発→浄刹結界跡(昼食)→ビューポイント(30分)→ケーブル比叡13:45着
5時間35分(昼食・休憩含む)

スマホアプリ:歩数23,769歩・距離17.33km・消費カロリー859.67kcal・時間5時間28分

ルート:京阪出町柳駅→浄土寺橋→大山祇神社・地龍大明神→茶山→白幽子旧跡→清沢口石切場→瓜生山→白鳥山→石鳥居→水飲対陣乃跡(雲母坂に合流)→浄刹結界跡→比叡ビュースポット→ケーブル比叡駅→京阪八瀬駅→出町柳駅

何かと忙しくなってきたが、年内に京都トレイル東山4までのルートを終われて良かった。今回は私にとってはきついルートかなと思い、1時間ほど早く家を出た。お陰で余裕を持って歩けたのは良かった。このルートは横浜からこられたという同世代のご夫婦一組だけ出会っただけだった。18日に京都の北の方は初雪があったようなので、比叡山も雪が残ってるとは思っていたが、幸い登山道には雪は残っていなかったが、谷筋や山肌には上に行くほど雪があり、ケーブル比叡駅の近くはだいぶ残っていて寒かった。ひっそりとした山を歩くのは一人だと緊張感もあったが、静かな山歩きは山との一体感も深く感じられてよかった。このトレイルのルートを歩くのは初めてだが、最後に雲母坂の登山道の途中に合流する。雲母坂から比叡山へは2回ほどかなり昔に登ったことがある。その時の印象は細くてかなりの急登できつい登山道とうイメージだった。なので9歳の親鸞聖人が出家して比叡山へ修行のために登った道と聞いて、さすが偉くなる人は幼い時から違うんだと感心したこが記憶に残っている。しかし、今回の途中からの雲母坂はとても歩き易く感じた。

京都の比叡山は仏教上の歴史でも有名でいろんな舞台になってきた山でもあり、また私の思い出の中でもいろいろ印象的な場面を残している山でもある。京都西本願寺系列の私立中学生時代の3年生の夏、学校行事で登った時が初めてだったと思う。その時は根本中堂や阿弥陀堂などでの法話や礼拝、そして精進料理の食事、そして山歩き体験だった。当時(約60年前)中学の入学式の行われた講堂の大きな仏壇や壁面の仏教画に違和感がなかったのは、それまで育った私の家の生活環境が仏教(浄土宗)にどっぷり浸かっていたからだと思う。小さい頃から竈で炊くご飯の匂いで目覚め、炊き上がったご飯を仏壇に供えるのは小さい頃からの私の日課だったから。その後も、比叡山には子供小さい頃は家族で登り、孫の面倒を見るため京都の北に住む娘の家に向かうため川端通りを車で走ると、目の前にでんとした比叡山見える。桜のピンクの中に緑の濃い比叡山、紅葉の比叡山、雪のかぶった白い比叡山など車の中で必ず比叡山を確認して安心しホッとする。
やっぱり比叡山は愛宕山や大文字山と並び、京都の代表的な山の一つだと思う。

年内に東山トレイルが終わつたのは達成感もあり、来年度に向けて新たな北山東部コースへのスタートへ弾みとなった。


日本バブテスト病院下の駐車場から樹林帯に入り茶山へ


登り始めはあまり視界がないが少し開ける


三十六童士の一つ


瓜生山頂上


京都の北方面


石鳥居


音羽川にかかる橋


雲母坂登山道最後の登り


比叡ビュースポット




ケーブル比叡駅


京阪八瀬駅



山友と愛宕山登山

2021-12-17 21:00:00 | 登山
12月8日(水)愛宕山登山 924m

メンバー 3名 清滝鳥居前集合(表参道往復、ケーブル駅舎跡に立ち寄る)
時間 清滝9:15発~下山15:00(5時間45分/休憩・食事時間含む)
スマホの記録 22,959歩 16.74km 歩行時間5:05


古くからクライミングや山を一緒に楽しんできた友人から愛宕山登山に誘われた。
その時は膝がまだ痛むのでしばらく返事を保留していた。「足慣らしをして様子を見てみて行けそうだったら行きます」と返事をして近場で足慣らしができると言うので京都トレイル東山コース1、2、3を歩いてみた。どんどん調子が良くなっていきていた。

清滝で8時45分に集合だった。私は車だが二人は電車で嵐山まで、嵐山から清滝までバスだったのでかなり朝早くに家を出られたのだろう。私は車で余裕があったはずなのに、通勤時間帯に合ってしまったのか、渋滞に巻き込まれかなり遅れてしまった。

京都の山の一番高いのは皆子山(971m)だ。しかし愛宕山が一番高いと思っている人が多いのは急登が続き、しんどい山だからかもしれない。私の所属していた山の会でもボッカトレーニングは愛宕山を推奨していた。愛宕山は回数は数えていないが、しょっちゅう登ってきたお馴染みの山だ。頂上の愛宕神社に祀られているのは防火の神様でかなり立派な神社だ。京都の人は「おくどさん」(京都では竈をこう呼ぶ)に必ず愛宕神社のお札を貼ってあるという。
今回登ってみて倒木や登山道の崩れ結構多いのが気になった。かなり古そうな巨木の杉の木が倒れていて、残念に思った。

今までで愛宕山で一番、印象深かったのは2002年8月に「ケーブルの軌道跡」(私のHPにリンク)をネットで知り軌道を歩いたことだった。今の静かな愛宕山に戦前ケーブルがあり、ホテルや遊園地、スキー場があったことを知てそのあとは残っていて歩いた人がいたことを知って行ってみたくなり実行に移した。その時は線路跡も駅舎も、荒れ果てていたが、いつの間にか綺麗に整備されている。清滝の駅舎跡は住宅になり軌道の入り口には立ち入り禁止の札が掛かってた。今でも起動あとは立ち入り禁止と書かれてはいたが、駅舎後には説明板などがあるので、かなり公なってきているのだろう。今回も帰りに駅舎跡に寄ってきた。廃墟の駅舎は前よりは綺麗にされているが、迫力があり魅力的だ。

登っている時は汗が出ていたが、登り切ったらかなり冷えてきた。神社では薪ストーブが焚かれていて誰でも暖が取れる。そこで食事をさせてもらえたので助かった。帰りに神社のTwitterに投稿したいので写真を撮らせて欲しいと頼まれて断れなかった。ま三人マスク姿で掲載されていた。


下山したのは15時。嵐山のカフェでゆっくりおしゃべりしょうと言うことだったが、余裕なくそのまま帰路についた。日が短いので仕方がないでしょう。家に着いた頃は薄暗くなってきていた。
来年はまた一緒にもっと山に登れると嬉しいのだが………






















京都トレイル・東山コース3    

2021-12-03 14:28:00 | ハイキング
京都トレイル・東山コース3(蹴上から銀閣寺・浄土寺橋〜出町柳駅)単独

日時・2021年12月2日(金)4時間(休憩約1時間15分)〜出町柳駅(25分)
この日の1日の行動時間15.44km・4時間22分・消費カロリー765.921Kcal(スマホ歩数計アプリ)

ルート・地下鉄蹴上→ねじりマンボ(マンボはトンネルと言う意味らしい)9:30→インクラインの台車→日向大神宮→神明山218m→七福思案処(思案ケ辻)→大日山→大文字山四つ辻→大文字山(465.3m)昼食→大文字山四つ辻→俊寛僧都忠誠の石碑→東山鹿ヶ谷住宅地→霊鑑寺→ 安楽寺→法然院 →哲学の道→銀閣寺13:30→疏水の並木で休憩→浄土寺橋→出町柳

「東山トレイル3」は蹴上から大文字山を経て鹿ヶ谷へ降りて哲学の道を通り、銀閣に至るルートである。
蹴上の南禅寺への入り口、インクラインのをくぐる「ねじりマンボ」と言う煉瓦造りの古いトンネルがあり、ここが出発点である。そこから日向大神宮の参道を登り、尾根に出て大文字の頂上に出るルートでトレイルは四つ辻から鹿ヶ谷にくだり哲学の道から銀閣寺に至る。今回のルートでは大文字山には立ち寄らず四つ辻から下るのだが、四つ辻から大文字山の頂上までは15分ほどもあれば行けそうなので行ってみた。

私の所属していた山岳会は銀閣寺の近くの喫茶店で会合をしていたので、時間があるときは時々銀閣寺から大文字山に登っていたが、それは大文字の送り火のところまでだった。写真によく出てくる大文字山からの眺めは、ここからの写真がほとんどだと思っていた。かなり昔(30年ぐらい前)に大文字の送り火のところで本来の大文字山の三角点はどこにあるのかと思い、その場にいた人に教えてもらい目指したことがある。すると「如意ヶ岳」という名前の三角点のところに出たことを思い出した。それから私は大文字山の頂上(三角点)は如意ヶ岳だと長年思っていた。家に帰ってから改めて「山と高原地図」を見ると「如意ヶ岳」が別のところにある。大文字山頂上とは別だったことがわかった。きっとこんな勘違いをいろんなところでしているんだろうと今回のトレイルで思った。

大文字山の頂上は、今回トレイルでは通らないことになっていたが、四つ辻から少し登ったところに京都が一望できる大文字山(466m)の頂上だと知り足を延ばしてきた。ここからの眺望は素晴らしく天気も良かったのでかなりの広範囲(岩清水八幡宮の男山も)がはっきりと見えた。ここは平日なのにかなりの人で混み合っていた。

ここからまた四つ辻に戻って鹿ヶ谷に下ったのだが、大文字山から四つ辻に出る道を落ち葉の踏み跡を辿って見落としてしまい行き過ぎてしまっていた。引き返して西側に分岐したところが四つ辻で谷筋を降りるのがルートだった。この道は山と高原地図には載っていない。何年か前の台風のせいか、倒木などでかなり荒れた感じの急下降だった。だいぶ降りたところで俊寛僧都忠誠の大きな石碑に出会う。この辺りはまだ秋の気配が色濃く残っていて美しところだった。紅葉の落ち葉に登山道が隠れていて、本来の登山道がわかりにくかった。

そこからは川に沿って下ると、急坂の住宅地に出てさらに進むと霊鑑寺の土塀が切れたところが十字路だ。そこを右に折れると霊鑑寺の門があり、安楽寺、法然院を経て有名な「哲学の道」に出る。哲学の道を進むと銀閣寺に出る。その手前に私が昔十年ほど所属していた山岳会の例会で通っていた喫茶店が今もあった。会合の時は銀閣寺の駐車場に車をとめていた。そのそばの「おめん」といううどん屋さんもその頃と変わらずあり、いろんなことを懐かしく思い出した。実はその喫茶店は半世紀前にはジャズ喫茶で、若かった頃何回か行ったことがある。表から見るとおしゃれなブティックのような感じで、中に入るともう一つ扉があって中は穴倉のようなジャズ喫茶で音が外に漏れないように 二重扉になっていた。その喫茶店はマンションの1階でその当時では珍しくモダンな感じのマンションで、恩師のデザイン事務所があり就職で東京に行くときに恩師に挨拶に行った時のことを思い出した。今見ると あまりに寂れていて侘びしい感じがして、時の流れの速さを改めてかみしめた。というよりは自分の年齢を改めて自覚してしまった。

さすがに谷筋の急降下で一挙に疲れが出たのか、この辺りで足の裏が痛くなってきた。これから出町柳まで舗装道路を歩くと思うと疲れがどっと出てきて、疏水脇の散策路の石のベンチに座り込んでしまった。目の前を行き交う人が気にもならず、持ってきたコーヒーと残っていたパンでしばらく体を休めているうちに回復してきた。元気が出てきて、北白川今出川から吉田山、京大、東大路の百万遍を経て、今出川通りを出町柳駅まで歩き(ここはトレイルでは無いが)、京阪電車で帰路についた

10年ほど在籍していた山岳会で、山やクライミングに夢中なっていた。山へ行きだしたのが子育てが落ち着いてからで入会した時は45歳だったが山岳会での経験はメンバーにも恵まれ、私にとって充実した日々だった。会を辞めてから10年ほどは介護の生活で、思うように山に行けなかったが、そんな中でも細々と続けられ、今までアクシデントは少しはあったものの、今なお山歩きが出来るのは、この山岳会での経験があったからだと感謝している。
京都トレイルの東山コースを始めたのは、衰えていく自分の身の丈にあった新たなチャレンジでちょうどいいかなと思えた。今ではクライミングも厳しい山も遠いものとなってしまったが、自分の体力を思いながら山の自然を身近に感じられ、一人で気ままに自由な時間に歩けるのはとても嬉しい。これで来年はコロナが落ち着き、体力をつけて、大好きな初夏の白山にでもお花を楽しみながら登りたいと、また新たな目標ができた。

東山コース4に続く


ねじりマンボ


田邊朔郎像(インクライン事業の貢献者)


インクラインの台車


レンガの建物は旧九条山浄水場原水ポンプ室


石段を登るとは日向大神宮の境内を通るコース(私は直登のコースを行く)


四の辻までの登山道


大文字山の頂上からの展望




四の辻から鹿ヶ谷に下ると紅葉が美しい




俊寛僧都忠誠の石碑


霊鑑寺


安楽寺


法然院


哲学の道(この時期は寂しい)人もまばら