「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

蒸し暑かったホシダ

2007-06-27 22:26:29 | クライミング
今日はホシダで登って来た。とにかく蒸し暑い。汗が滴り落ちる。そんな中でも昼頃からは日陰になり、天の川から吹き上げる風は、凉を運んで来てしのぎやすくなる。
不思議なのは、このあいだまであんなにいた毛虫が全くいなくなったことだ。ついこの間まで、毛虫も一緒にウォールでクライミングをしていて、ホールドを握るときに、つい毛虫をつぶしそうになっていたのに…。今年は毛虫が特に多かったようだが、どこに行ってしまったのであろうか。すでに成虫になり、短い生を終えたのだろうか。そういえば、毛虫程気にならなかったが、ウォールの回りを飛んでいた蝶(蛾?)もすっかり見かけない。
緑は一段と深みを増し、紫陽花の色は鮮やかになってる。ハギの花のようなコマツナギの花とヒメジョオンはかなり繁殖している。今日は、もうアザミの花が咲いていた。
もうすぐ、7月に入る。山は夏の花が咲き始めるだろう。目まぐるしい季節の移り変わりに、置いてきぼりになりそうな気がする。
暑い中でもがんばって登って来た。流れる汗が、けっこう気持ちがよかった。今日は、右の壁のカンテよりを限定なしで登った。最後のハングで体が飛び出す。小さなホールドを持ってクリップするのが恐い。落ちたらかなり振られると思うと勇気が出なかった。
しかし、この暑い中今までより良い感触を感じた。この時期は岩場よりは凌ぎやすいかも知れない。


ツクモグサと野口健・赤座美代子さんに出逢った八ヶ岳

2007-06-22 18:56:56 | 登山
八ヶ岳では何もかもがうまくいき、とても楽しかった。まずはツクモグサの群生を見られたことが一番よかった。おまけに梅雨時なのに、天気がおおまかには良かったこと。そして、偶然オーレン小屋でテレビの撮影に遭遇したこと。何だかとても得をした気分になったような、盛りだくさんの山行きとなった。
一番の目的は、横岳周辺のツクモグサを見ることだった。この花を知ったのは昨年の「山と渓谷」の6月号に「6月の八ヶ岳花紀行」というのでツクモグサが紹介されていた。冬の八ヶ岳しか知らない私は「へぇ~、こんな花もあるんだ」と、見てみたいものだと思った。それまで八ヶ岳がお花の宝庫だなんて知らなかった。
しかし昨年は梅雨時には行けなくて、お盆に一人で観音平から北横岳まで歩いた。お花は素晴らしかったが、ツクモグサは影も形もなかった。ウルップソウは花が落ちた残骸だけが、残っていた。当たり前のことだが、とても残念だった。ますます、ツクモグサへの思慕は強まって来ていた。
このときから、心の片隅にいつもツクモグサとウルップソウが住みついてしまい、いつか咲いているのを見てみたいと焦がれていた。そして、梅雨の時期が近づいてくると、天気と開花日が気になり、ネットで情報を収集していた。
報告など見ていると、だいたい6月の初めにツクモグサを見たというのが多い。しかし、硫黄小屋のHPでは今年は開花が2週間程遅れているという。自然は毎年同じように繰り返されているのだが、全く同じということはまずない。一番いい時期に登りたいと思うのだが、当たり外れもある。2週間遅れの開花情報を信じて、計画を立てた。最初天気は晴れマークだったが直前に曇りマークに変わってしまった。それは仕方がないこと。桜平の登山口では、どんよりとした雲を恨めしげに眺めていたが次の日は朝御来光が見られた。ほんとうに、ラッキーだった。今回の山行は、この「ツキ」が最後まで付いていた幸せな山旅だった。
お花に関しては、桜平までの車道では真っ赤なレンゲツツジが満開。横岳周辺のツクモグサは、いっぱい咲いていた。他にもキバナシャクナゲ、ミヤマカタバミ、シロバナエンレイソウ、チョウノスケソウ、オオヤマノエンドウ、ウラシマツツジ、コメバツガザクラ、ミネズオウ、イワヒゲ、イワウメ、ヒメイチゲ…とあげればきりがない。小屋も空いていて登山者も少なく、静かな花紀行だった。桜平からの入山も3時間で硫黄岳に登れるのも魅力的だ。
もう一つのおまけは、下山で通りかかったオーレン小屋での出来事だった。相棒の自称晴れ女のハレさんが、行くときに見ていたお土産用の手彫りの登山靴のキーホルーダーが欲しくて小屋の中に入った(本当は素通りするところだった)。そこにいたおじさん(実はオーレン小屋の社長)が「もうすぐ、テレビの撮影で野口健が来るよ」という。ハレさんが、「見て行こう!」「どうせ下でどっかで泊まるんやから、ここで泊まらへん」とかなりミーハーな意見。同じくミーハーな私も、同意して泊ることにした。
お陰で、夕食は凄い御馳走(馬肉のすき焼き、山菜の天ぷら、鹿肉のソーセージと薫製、酢の物、煮物など)で食べきれなかった。これはいつもの食事だということで撮影用ではないですよと言われ、なおビックリ。山小屋の食事で食べきれないというのは初めてのことだった。
そして、カットされていなければ、食事風景で私たちもテレビ出演をしたと思う。8月18日土曜日の関西は大阪放送の、7時から9時の「土曜スペシャル・達人と行く旅」で放映されるらしい。野口さんはイメージ通りの人で、赤座美代子さんは気さくで、とても若く見えた。さすが女優さんと感心したのは、お話が上手で聞き上手。かなり教養のある方とみえた。次の日の硫黄岳登山は、天気が悪いので延期されたようだ。どんな風になっているのか楽しみだ。
下山した私たちは、霧ケ峰高原に向かった。ビーナスラインからの美しい眺望に満足しながら、八島ケ原湿原に到着。車を置いて散策したが、まだここは花の季節には早かった。スズラン、グンナイフウロウ、クリンソウ、アマドコロなど見られた。霧に霞む八島ケ原湿原は、尾瀬を思わせるような美しいところだった。




ほしだ園地でササユリめっけ!

2007-06-18 13:41:36 | クライミング
土曜日は蝙蝠谷へ。やはりかなり混んでいた。一番の人気は活断層12aかな。私が、今取り付いている復活5.11cも人気だ。隣の仮設住宅やカンテも含めて震災エリアはいつもこのごろは人が一杯で順番待ち。ルートも込み合っているので、よけいに混んでいる感じがする。やはり、他の岩場に比べたら涼しいからだろう。夕方には時々吹く風が、半袖だと肌寒く感じる。
私は、足の指のけがのせいか、どうも立ちこみが悪かった。久しぶりの哲学の道では、大落ちをする。足の痛みがないので大丈夫だろうと思っていたが…。
次の日曜日も蝙蝠の予定だったが、朝からぐずぐずしているうちに行く気がしなくなった。星田に予定変更して申し込みの電話を入れたが、団体で25名入っていて、まだキャンセル待ちが10名いるという。予定を変更して急遽、ほしだ園地を歩くことにした。ハイキングコースをそれた山道を歩くと、ササユリが咲いていて感激した。前からピトン小屋のKさんに聞いていたが、まだ対面したことがなかった。季節的には、もうすこし遅いようだが数本咲いていた。実家に咲き乱れている、色とりどりのユリとは違い、淡いピンクの上品なユリだ。一株に一輪しか咲いていないのも質素だがいい。
足は、歩く分には大丈夫だった。明日からの八ヶ岳の予定に一安心した。
ぐるっと回って出て来た「やまびこ広場」は家族連れやハイカーで賑わっていた。団体のグループから「常念や蝶ヶ岳…、夏山のトレーニング…」などと声が聞こえて来る。「夏のアルプスを楽しみにトレーニングをしてるんだなぁ~、そういうのが楽しかったときもあったなぁ~」とここのところはクライミング中心の夫。「いやぁ~、私はまだまだ山歩きも楽しいでぇ~」と私。
八ヶ岳の横岳に咲くツクモグサに出会えるのを、わくわくしながら楽しみにしている。

ホシダ園地の展望台からの眺め

ほしだ園地のササユリ


梅雨入りと花

2007-06-14 14:33:45 | 野菜作り2022
自転車で買い物に行って、駐輪場で出すときにサンダル履きの足にスタンドが引っかかり右足の指三本を裂傷。どこかそそっかしいところがある。歩くのすら痛い。次の日の水曜日はホシダの約束があるので心配していたが、朝起きたら歩くときの痛みは無くなっていたので、ホシダに行って来た。
靴はアルパイン用の大きいのを用意した。最初に垂壁を登って下りると、ふさがっていたと思っていた傷口がぱっくり開いて血がにじんできた。仕方なくバンドエイドの上からテーピングテープで補強した。右のハングに新しい黄色のルートが出来ていたので登った。最後が遠くて、終了にクリップできずに下りて来た。帰り際に、もう一度このルートを登ってみようと思ったが、足を置くと痛みが走るので諦めた。早く治さないと、来週の山歩きが辛いことになる。
ホシダは、梅雨入り最後の晴天で暑い日だった。予報どおり今日は朝から雨がだった。梅雨空に紫陽花が似合うというが、実家の紫陽花もホシダの帰りに寄ってみたら咲いていた。母が毎年植える、母の好きなユリの花も咲いていた。惜しげもなく切ってくれる。お花は、和ませてくれる。

  

  

週末クライミング

2007-06-11 10:15:18 | クライミング
土曜日は、天気が悪そうなのでホシダへ。そして日曜日は蝙蝠谷へ行って来た。どちらも凄い混みようだった。ホシダも当日の申し込みだったので、すでに定員40名に近くて滑り込みで登ることが出来た。すでに来ていた人たちも、最初私が行き始めた頃から見ると、当時のメンバーがいなくなり、そう入れ替えをした感じがする。
この日は、途中で凄い雨となり壁にも雨が降り掛かりしばらく中断したが、午後からは晴れて濡れていたホールドも乾いた。最近ご無沙汰していたので、前に登れていサンド10dもテンションだらけでしか登れなかったが、昨日久しぶりに登ってみたら楽になっていた。やっぱり、ホシダでは持久力がいるので、続けて行かないと持久力は無くなって来ることが実感できる。
蝙蝠谷もたくさんの人で賑わっていた。ここは昼頃から日陰になり、風が湖から吹いて来て爽やかだつた。復活は、やっぱり持久系のルートなので、とてもしんどい。しかし、ムーブは繋がって来たし、少しはレストポイントも掴めて来た。
いつになったら、レッドポイント出来るかは分らないがしばらく楽しく登れれば良いなぁ~と思う。夏場登れる岩場が関西は少ないので、混むだろうとは思うがしばらく通いたいものだ。
ホシダも午後から日陰なので、平日に頑張って通いたい。