「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

久しぶりのピアノコンサート

2007-02-27 11:13:28 | 音楽
土曜日は、Sさんご夫妻のご招待で、久しぶりにピアノコンサートに行って来た。ほんとうに、生の演奏を長い間聞いていなかったなぁ~と、つくづく思った。子どもや私がピアノを習っていた頃は、先生の関係でコンサートのチケットを購入する機会も多かったのだが…。
コンサートの曲はモーツアルトの「ソナタK.331」という、第3楽章が「トルコ行進曲」という有名な曲とベートーベン「悲愴」「月光」の三曲がメインだった。モーツアルトのソナタは、かなりたくさんの曲をレッスンで弾いた。もちろん、この曲も半年程かかって仕上げたのを覚えている。私は、モーツアルトは大好きだが、ベートーベンやハイドンはあまり好きではなかった。
バイエルが終わるとソナチネ、ソナタと教則本は進んで行き、いろんな作曲家の作品を集めた曲集でレッスンを受けるのだが、私の場合はソナタ集の中にでて来るハイドン・ベートーベンは1-2曲やったようには覚えているが、好きになれずやる気が出なかった。春秋社版のモーツアルトの楽譜でモーツアルトの曲ばかりレッスンしてもらっていた。大人になってからの習い事なので、我が儘放題だった。
モーツアルトのソナタを弾いていた頃からは、20年ほどが過ぎてしまったが、最近ピアノはほとんどといっていいくらい弾いていない。たまにピアノの蓋を開けても長いブランクの間にすっかり弾ける曲も無くなってしまった。ピアノが非常に難しく感じ、スランプに陥ったそのころに山が楽しくなったり、新しく朗読をやりだしてそちらに気持ちが移行して、徐々にピアノの前から逃げ出していったというわけだ。へたくそな自分のピアノに嫌気がさし、おさらばしてしまった。
しかし、昨年暮れに友人でもある視覚障害者のSさんからピアノをやりたいということで相談された。点字のピアノ教則本をネットで探したり、楽器の購入など手伝っているうちに、焼けボックリに火がつくきっかけとなった。そして、独学でピアノをやり出したSさんのお手伝いをするようになってから、また蓋を開けるようになって来た。だからといって、簡単に弾ける曲はなくただたまには蓋を開けるというだけなのだが…。
土曜日のコンサートでのモーツアルトのソナタを生で聞きながら、リズムに乗って自分で弾いていた時のことをいろいろ走馬灯のように思い出し、興奮してしまった。まず思ったのは、「こんなに速く弾いてええんか???」という疑問だった。
昨日は楽譜を開いてポロリ、ポロリ…、ずっと昔にレッドポイントしたルートを、何年かのブランクののちにまた登るのと同じことで、弾ける訳は無い。一度登ったルートのホールドやムーブがかすかに思い出して、テンションだらけで登るのと良く似ている。
最近ほとんど、聞かなかったCDを探し出し、聞いてもみた。あきらかにコンサートで聞いたのとは違いゆっくり弾いている。時間が経過したことによって、また新たなことに気がついたりもする。この曲をもう一度弾いてみたいと思った。もう一度、レッドポイントだ!。


右の薬指

2007-02-24 11:27:35 | クライミング
最近、よくNジムへ出没している。登れないのだが、少し楽しくなって来た。もともとクライミングは苦しいことのほうが多い。やっぱり、登れないということが前向きな気持ちにさせてもくれているようだ。
しかし、木曜日に行ったときに新しく出来たというオレンジ5.c+を登って中程のポケットで薬指を痛めたようだ。このルートはまた難しい。斜めに行くので、恐い。いつになったら登れるのかという感じであるが、しかし面白い。
この、ジムに通い出してからはやっぱり指への負担がけっこう大きいと思う。指先がいつも空気で膨らんだように腫れている。昨日も、オレンジを登ってみたがやっぱり薬指は痛くて保持出来なかった。帰ってからはアイシングをしたり、湿布で様子を見ている。何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」だ。
春らしい陽気になって来た。これからは、やっぱり岩場の季節だろう。先週は生憎の雨でもう10日以上岩には触れていない。明日は不動へ。小熊は2月6日以来だ。3週間近くも空いてしまった。頭の中ではムーブを絶えず反芻していたりするのだが、果たして登れるのだろうかという不安が走る。
まぁ~、この歳になったらいつまで出来るのかはわからないのだから、欲張っても仕方がないだろう。
ぼちぼちとやったほうがよさそうだ。故障しないためにも…。
関西弁の「ぼちぼち」いい言葉やなぁ~。

久しぶりのホシダにて

2007-02-17 22:50:00 | クライミング
今日は雨で不動の予定が流れてしまったので、急遽久しぶりにホシダに行って来た。ホシダは、土曜日と思えない程少なかった。11時頃着いて1本グレーを登ったが、久しぶりのホシダのホールドはやけに冷たかった。今度は、右のハングに「何でもありで登ろうかな」と言うと、Iさんに「何でもありは、ルートと違う。ちゃんと限定せいへんから上手くならへんのんや」と甘えた私の言葉に手厳しい。しかし、それは当たり前だと思う。
しかし、久しぶりのホシダは寒さで気合いは入らないが、赤のルートにOさんのヌンチャクが掛ってることをいいことに、お借りして取り付く。下部はわりと簡単だったが、だんだん難しくなり核心と思われるところの下でギブアップして下りて来てしまった。やっぱり、たまに行っても気合いが入らない。そのうち雨が降り出し、ますます寒くなり、もうまったく登る気力は萎えてしまった。やっぱり、こんな日は室内に限る。
こんな雨の日に、ハヤブサにカメラを向けている人が一人。「一日中大変ですねぇ~」と話しかけたら「仕事だから」とおっしゃる。昨年からずっと、つがいのハヤブサの生態を写真におさめていらっしゃるプロカメラマンらしい。今の時期は、交尾の時期でそれを撮ろうとしているということだ。昨年は、蛇の襲撃にあって卵は孵らなかったらしい。ここ数年、私もハヤブサの存在は知っていたが、私たちがクライミングに興じているすぐ側で、そんな自然界のドラマがあったことはまったく知らなかった。そして、それを気長に追っていた人がまたいるというのも凄いことだと思った。しかし岩壁や人工壁をひたすらよじ登っているのも、人から見たら物好きだとしか映らないのかもしれないなぁとふと思った。

喜怒哀楽

2007-02-16 18:41:55 | クライミング
昨日は、午後ナカガイジムへ一人で行く。まだまだ、凄い下手だな~と思うばかり。そんな中でも行けばトラバースの5台をまだ諦めずにやってる。青は往復落ちずに行けた。緑もピンクも行けた。次の課題は、深緑のスラッシュだがまだ最後の方が解決しない。足の位置が今ひとつ…。
思うことは、やっぱり足がおろそかになってるから登れないのだと言う当たり前のことに気がついたことだ。トラバースの時でも、先に足を出さなくてはならないのに、手ばかり取りに行こうとしてる。だから、バランスを崩してずっこけになってしまう。「何を今さら」と、自分自身でも苦笑してしまう。基本の基本ではないか。そう、こういう基本的なことが出来ていないことに昨日は気がついた。
いつも、どうして登れんのだろうかとか、どうしてホールドが保持出来ないのだろうかと悩むばかりだったが、自分の欠点はなかなか分からない。しかし、一つでもそうかと思えることがあると、また次に行ったときに欠点を意識して試してみようと前向きな気もちになれる。とにかく、緑の5c+とボルダーの水色6aで試してみよう。凹みそうな気持ちを、また奮い立たせた。
帰る前にN氏と少し話していて、人が羨むようなハイレベルな人でも気持ち的には変わらないということが分かった。いままで、才能のある人や上手い人を羨んだりしたことがあったが、苦悩があるほど前向きになれるのだと思えた。自分は自分なのだから、ありのままの自分を認めてあげなくちゃ~。

城山はポカポカ陽気

2007-02-13 16:17:27 | クライミング
この三連休は、家族で城山だった。修善寺ユースで宿泊してのクライミングだった。初日と最後の日は、南壁で登り、11日はワイルドボアゴージで心の愛にチャレンジした。11日のワイルドボアゴージは8時半と割に早く着いたのにもう車はいっぱいだった。しかし、ワイルドボアは車の数ほどは混んでいなかった。南壁は土曜日は空いていたが、12日はかなり混んでいた。次から次へと登って来る。
城山は、ほんとうに春のような陽気で、梅の花が満開だった。土曜日の南壁は、とても空いていた。東京S会のメンバー5-6人がとても賑やかだったが、他はもう1パーティーと私たちだけだった。以前掲示板に書き込みをして頂いていた東京S会のKさんにお会いした。最後の日の南壁でも一緒だった。世間は狭いなぁ~。
南壁での成果はブラウンシュガー5.11aがRP出来たこと。ヌンチャクを掛けに行ったが、最初は恐くてどうにもならず、チョンボ棒のお出ましとなった。そして、TRでムーブを探って2回。この日4回目でリードしてすぐにRPできた。このときには、不思議な程簡単に登れた。ムーブが分かればそれほど難しくないルートのようだ。最初はハングすら越えられるような気がしなかったのが登れてみたら不思議だった。
次の本命、心の愛5.11bは最初からワンテン。何回登ってもそこでテンションが掛ってしまう。もうすでに11回だ。いいかげん嫌になってしまう。城山は遠いので次ぎにいつ来られるかが分からないだけに、登れなかったのは残念だ。
3日目は、再び南壁へ。アップ後、ブラウンシュガーの右横のハートルート5.10dに取り付いたが、ここも最初のハング越えからして、パワーがいる。そして、3ピンを掛けた後の核心がとても登れそうな気がしなかった。最初は保持出来たホールドも、暖かいせいかどんどんぬめって来て持てなくなる。最後の極めつけは、斜めに走ったクラックが遠いのと終了点までがランナウトしていて、おまけに落ちたらかなり振られてしまうことになる。結論は、このルートは封印に値するということだった。
帰りの高速が混むのを予測して12時半頃に下山したが、帰りはやはり渋滞に巻き込まれてしまった。
城山は遠いので、年に1~2回しか行くことが出来ないので、成果を出すのは難しい。なかなか限界レベルのルートは取り付いてもRP出来ないで帰ることになってしまう。今回は、ブラウンシュガーというイレブン台が1本登れただけでもまだ良かったのかもしれない。
相変わらず下手な私はもう少し近場に通って、ルートを登り込んでレベルアップをしたほうが良いのかもしれないなぁ~。
ということは、やっぱり不動と蝙蝠でしばらくは頑張ろう。そして、忘れてならないのはナカガイジムだ。最近少し持久力が出て来たように思うが、気のせいかな? 今のところは目に見えた成果はないが、続けてみる価値はありそうだという気がしている。
不動の正面は長いので、新しい60メートルのザイルもネットで注文した。エーデルワイスアクシス10.3×60にした。最近一緒に登ってる、Kさんのザイルが軽くて滑らかなので良いなぁ~、と思っていた。心機一転、また頑張りたいと思う。