「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

母の大好きなテッポウユリが咲いた

2010-06-26 10:20:00 | ガーデニング
一番最初に咲いた百合が黄色や赤い百合だったので母ががっかりしていた。ところが咲き遅れていた花が咲いてそれがテッポウユリだったので母は大喜びだ。
最近の母は、昨日何を食べたとか誰が来たとかはすっかり忘れているのに、昔のことはよく覚えていて同じ話を何回も繰り返して話す。ここは忍の一字でいるのだが、忙しいときにあまりに何回も話をされると「もう聞いた~」と逃げてしまう。そうすると、「年寄りは、こんなもんや(何回も話をすること)」と居直る。「あんたも年取ったらわかるわ~」でおしまい。
話がそれたが、母の昔話の一つ。
なんで百合が好きになったか?
農業を継いでいた母の長兄(母とは十歳以上歳が違う)が山仕事に行って、しょっていた籠にいっぱいの百合をお土産に帰ってきたそうだ。その百合の清楚で美しいのに母は惹かれて、そのときから好きになったという。
たぶん百合はササユリだったのだろうと、私は思っている。それで母がテッポウユリに執着するのが理解できる。
私が何気なく百合の球根をまとめて買ったとき、袋にいろいろ入っていた中にテッポウユリが混ざっていていたのだろう。咲き誇ったテッポウユリを見て、私は内心ほっとした。母の喜んだ顔が見られたのも、もちろん嬉しい。
そして、このテッポウユリも来る人やご近所にあげてしまい、今では数本を残すのみになってしまった。診療所に一番たくさん花がついているのが行ったのはもちろんである。

この次は、カサブランカ咲くはずだが…。
私も楽しみになってきた。

診療所に行った一番大きい






私の畑

2010-06-14 23:04:00 | ガーデニング
やっと梅雨入りした。毎日の水やりから解放され嬉しい雨となった。暑い時期に植えたせいかサツマイモの根付きが悪く、芽が出てない苗を新しく買ってきた苗に植え替えた。サツマイモは梅雨入りごろに植えるのがいいそうだ。
何かにつけて、私はせっかち。何でも先先にしてしまわないと落ち着かない。待ち合わせも必ず少し先に行って待つ方だ。
初めての菜園にしては我ながら上出来と自画自賛。母はこんな荒れ地で収穫した野菜(インゲン、ナス、キュウリ、ジャガイモ)を見て褒めてくれた。
今日は、インゲンと高野豆腐の煮物、堀たてジャガイモの塩ゆで、ナスとキュウリの漬け物と食卓に取れ立て野菜が並んだ。
母は美味しいと喜んでくれている。取り立てということと自分が作ったということがこんなにも美味しくいただける。なんという贅沢なことか。











母と百合

2010-06-10 22:26:00 | 生活
母は百合の花(特にテッポウユリ)が好きで毎年咲かせていた。
昨年の秋、球根を母に頼まれて買いにいったところ、少し時期が遅かったのかテッポウユリは売り切れていた。仕方がないので、売れ残っていた球根を適当に買い求めて母と一緒に植えた。それから半年あまり、「百合に水やってくれた?」「芽が出てきた?」「つぼみが何個ついた」などと毎日百合のことを気にしない日はほとんどないくらいだった。
今まで咲かせた百合も、たいがいは「奇麗ね」といってくれたり、気に入った人にプレゼントしてしまうのだった。気前がいいところは、私とは違う。私は奇麗ねなんて言われると、あげるのが惜しくなるのだが…。
3月、4月と調子を崩した母はもう入院はいやだというので、在宅医療に切り替えた。その主治医の先生は、83歳で母のお気に入りである。元気になってからも週に一回、定期的に往診してくださるのを半ば楽しみに待っている。先週来られたときに、「百合が咲いたら、先生に差し上げます」とニコニコして言っていた。
その百合が咲き始めてきた。母は咲いた百合が黄色だったのにがっかりしたようだった。次に咲き始めたのに希望を託していたようだが、それもオレンジだった。テッポウユリと違う、と悲しそうな様子だった。しかし、黄色の百合があまりに見事なので気を取り直して、先生に百合をあげるから切ってきてと朝から何度も言われていた。
そして、「遅いね」と繰り返し、先生を待ちわびていた。「まるで、小娘みたいや!」と私がからかっても気にもしない。
先生もその母のプレゼントに喜んでくださり、リボンで結んだ百合を抱えて帰られた。
母のいつもの「花を見て怒る人はいない」のとおり、私も和やかなホットな気持ちになれ、母を可愛い人だなと思った。
花や野菜をつくり、いつも人にあげてしまう母の優しさもいいなぁ~、と思った。

最初に咲いた黄色い百合、診療所で患者さんを和ませていることでしょう。


次に咲き出したオレンジの百合


初収穫

2010-06-08 13:26:00 | ガーデニング
五月の連休明けに植えたキュウリとナスを今日収穫した。ナスはもうすでに虫がお食事したようで、かじったあとがあった。今のところ。殺虫剤は使わず平和共存している。
穴だらけの葉っぱの裏を見ても、犯人は雲隠れしていて姿が見えない。
虫が食べるということは。美味しいと安全は補償されている。
さっそく、浅漬けにして頂くことにしよう。