「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

開田高原と母

2012-09-18 14:11:00 | レジャー
開田高原へ、家族(娘夫婦×2、母、孫、夫、私)で一泊。ちょうど6年前、御嶽山の紅葉を見たくなって登りに行った時に母も一緒に行き、母と付き添いの娘は開田高原で待っていてくれていた。
今その6年前の写真を見ていて、母の老いを感じずにはいられない。前は手押し車を押してはいたが自力で歩いていた。そして御岳ロープウェイの終点まで山へ登る私を見送りに来てくれた。
今回はずっと車椅子での行動しか出来なかった。大好きな温泉も「しんどい」といって一回しか入らなかった。御岳ロープウェイも乗り場で待っていた。
それでも、「前に来たときは、こんなにたくさん花が咲いていなかった。奇麗やね」と、旅行好き、お花好きの母はとても喜んでくれた。

家族でなかなか旅行が出来ないけれど、今回は母にとっては(いや、家族にとっても)良い思い出になるだろう。

ちょうどこの日は、五の池小屋で音楽会があるという案内のハガキを貰っていて、何とか行けないかと画策していたが、母の喜ぶ顔と花を見ていたら、そのことはすっかり忘れてしまっていた。

人工のお花畑を私はあまり好きではないが、御嶽山をバックに見た母と一緒のお花畑は心底美しいと思った。
















65歳以上、3000万人超す/で思ったこと

2012-09-17 21:14:00 | 雑感
「65歳以上、3000万人超す~総務省調査」というニュースが流れていたが夫がその中に入ってしまった。9月が誕生日でちょうど65歳になった。
さっそく、市役所から「介護保険被保険者証」と納付通知書が送られて来た。
それを見たときは、この事実を理解するまでにすこし時間がかかった。そして、愕然としてしまった。私も跡を追っていて、もう秒読み段階に入っている。

65歳で高齢者の仲間入りを認定されたとしても、だからといってそこから何かが変わるというものでもないだろう。

ほしだの常連クライマーでシルバー隊と呼んでいるグループは、今では平均年齢が70歳を超えた。夫も私もまだ入会は許されていない。(今では70歳以上らしい)
健康寿命の平均年齢を超えている人が、一週間に3日もクライミングをしている。一般的にこの歳になると、日常生活も大変になるというのにである。
一括りにした高齢者という言葉が、ここでは関係ないようだ。

高齢者という言葉に捕われず、いつまでも前向きに生きている人は沢山いる。そういう人たちは、次にやりたいことをいつも持っているように思う。

今やっていることを出来るだけ続け、健康寿命を出来るだけ先の方に置けるようにしたいものだと思った。

後立山縦走/唐松岳から爺ヶ岳まで

2012-09-01 21:25:00 | 登山
後立山縦走(唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳)
8/21(火)夜行バス
8/22(水)八方尾根ゴンドラリフト=八方池山荘=唐松岳=五竜山荘泊
8/23(木)五竜山荘=五竜岳=キレット小屋=鹿島槍北峰=南峰=冷池山荘泊
8/24(金)冷池山荘=爺ヶ岳=種池小屋=扇沢=大町温泉郷・薬師の湯=信濃大町駅バス

やっと山に行けた。日程は母のショートステイの予約が取れた日で確定。最初は一人でも行くつもりだったが、Kさんが付き合ってくれた。一年ぶりの山歩きは少し不安があったが、これで一安心。
お天気は三日とも快晴だった。ちょっと心配だったのは五竜山荘から冷池山荘までの行動時間が長いことだったが、これも4時に出発して予定通り歩けて良かった。しかし久しぶりの山歩きには、この日は本当に長く感じた。

八方尾根のゴンドラを降りたら、すぐに白馬三山が目の前に飛び込んで来る。青空の下の白馬はとても美しい。このとき、本当に来て良かったと思った。


八方池と白馬三山も最高だった。


この時期にしてはお花が沢山あったのも嬉しい。


唐松山荘から見た唐松岳


五竜山荘から見た五竜岳


五竜岳頂上から御来光


五竜岳頂上から鹿島槍ヶ岳。何と堂々としていることか。このとき、やけに近くに見えたのだが…。甘かった。左に雲海に浮かぶ八ヶ岳、富士山、南アルプスが見える。そして右後に槍ヶ岳も。


そして、朝焼けの劔岳。最後まで一緒だった、大好きな劔。


何度も岩稜を巻いて巻いて登ることにうんざりした頃、キレット小屋が目に入り、やれやれ。しかしこの先には八方キレットが待っている。ここで、一休み。


鹿島槍の北峰は吊り尾根分岐にザックをデポして行ってみたがガスで視界は無く、英語の標識があるのみだった。南峰もやはり視界は無かった。


鹿島槍から冷池山荘までもけっこう長かった。爺ヶ岳をバックに小屋が見えた。


冷池山荘から歩き出して鹿島槍を見ると、朝日が当たって美しかった。


もう少し登ったところからの鹿島槍


劔はいつも一緒。この谷筋は十字峡へ続く。


爺ヶ岳の頂上は展望が開け、人がいっぱいだった。


爺ヶ岳頂上からの眺望。槍、穂高方面。


頂上からの眺望。鹿島槍方面。


頂上からの眺望。針ノ木方面。


頂上からの眺望。劔方面。種池山荘が小さく見える。


頂上からの眺望。八ヶ岳、富士山、南アルプス方面。


頂上からの眺望。針ノ木方面。


劔岳から見えていた後立山。特に印象的なのが、吊尾根で繋がっていてよくわかる鹿島槍ヶ岳。あの稜線上を歩きたいとずっと思っていたが、やっと行けた。
やっぱり、山はいいなぁ~。最高です。