「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

ほしだクライミングウォール(星田)

2019-09-10 03:51:00 | クライミング
梅雨明けから関西地方は35度を超える日々が9月に入っても連日続いている。もういい加減にしてほしいと思う。

昨日も36度を超える猛暑日だった。さすがに8月は星田へクライミングに行く回数は少なかつたが、そろそろ週1ー2回は登りたいと思っていたのと、畑に出ても暑いので登りに行った。

平日の星田はいつものメンバー十数名で賑わっていた。その中のメンバーの最高年齢82歳のTさんは、ほしだクライミングウォールでルートセッターの資格を持つ人の一人だ。昨日久しぶりに行ったら、この日新たなルートを一本作ってくださっていた。この新しいルートは、「70歳以上限定ルートやで」、とこういう言葉が仲間たちで行き交う。「そんなら私もチャレンジでけるわ」、と8月に古希を迎えた私は答える。

要するに、このクライミングウォールは年寄りに優しいウォールだと思う。平日の平均年齢は何歳なんだろうとふと思う。多分75歳はいっているのではと思う。

そもそもここが出来たのは、1997年の第52回国民体育大会(なみはや国体)の山岳競技の競技会場としてである。その後一般に解放され、今日に至る。私が初めてほしだクライミングウォールで講習を受けたのは1998年11月で49歳。この時は一番簡単なルートをトップロープでやっと上まで行けたという状態だった。私の星田との出会いはこうしてはじまった。

それから約20年が過ぎてしまった。その間いろいろあり、夢中になったりさぼったり色々だったが、星田通いは長い間続いている。何だか自分でも不思議な気がする。母の介護期間も細々と続けていた。息抜きになっていたのだろう。もう自己ベストは過ぎ、下り坂を真っしぐらだが自分の登れるところはある。

以前クライマーの平山ユージさんが、クライミングは届かなかった一手に手が届いた時の喜びが大きく、その連続がクライミングだ。自分が人と比べて劣っていると感じても、その一手を出し続けることが大切だというようなことを昔講演会で話されたことがある。私は自分が楽しいと思う気持ちが大事だと解釈してきた。

自分はこの世に生まれたたった一人で自分以上でも以下でもない。そう思うと何をやっても、楽しいと感じる年頃にもなってきた。

今までマイナーだと思っていたクライミングが来年の東京オリンピックでは競技にもなった。

この歳でもまだ一手先を目指せるのは、星田の諸先輩方のお陰かもしれない。できれば身体が続く限り跡を継ぎたいものだと思った。
星田にはいいお手本の先輩がたくさんいらっしゃる。


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