「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

フィギア・ワンテンの顛末

2005-04-27 17:11:45 | クライミング
昨日は駒形へ!!
25日JR福知山線の脱線事故があって、次の日なので行けるかどうか前日から心配していた。駒形烏帽子岩・不動岩の下車駅「道場駅」の沿線で、家から電車で行くなら事故現場は通るところだ。
ニュースで見ていたら、かなりひどい状況らしい。こんな日に行ってもいいのだろうかと朝から躊躇していた。きっと道路も凄く混んでいるだろうと予想していた。
高速は使うのを辞めて、下道でのんびり行ってみようと家を出たのは10時半近くになっていた。全く何もなかったように道路もスムーズに流れた。まるで何も起こってはいないようだった。
帰りに、道場駅にいつものように手を洗いに立ち寄ったが、電車は折り返し運転で走っていて、いつもと変わらない風景。人はまばらで閑散とはしていたが、無人駅で平日と思えば当然とも言える。
12時半頃着いた。いつもの車を止める入り口には3台の車が止まっていた。少し下に車を止めて用意をしていたら、空が真っ黒になり雷が鳴って急に雨が降り出した。あわてて車に戻り、どうしようかと思案していた。こんな日に出てくるから、ろくなことにならないのだと思い、帰るつもりなので空身で様子を見に行くことにした。
烏帽子はひっそりしていて駒形から声が聞こえてくる。駒形に向かうと、S勤労者山岳会のあらみさんたちだった。そこに約束していたjさんたちもいた。二組とも雨で回収作業中だった。
壁はびしょびしょだった。「もう帰ろうかなと思って、取り敢えず見にきてん!」と話していたら雨が止んできた。烏帽子だったら登れるかもしれないと言うことで、烏帽子で昼食をとりながら様子を見ることにした。烏帽子に行くとジャスティスやおじいちゃんは濡れていない。私はザックを取りに行き、取り敢えずここで登ることにした。そうこうしていると岩はあっという間に乾きだした。すぐに登れる状態になり、タイムトンネルを3人とも登り、二人はゴールドフィンガーに取り付いた。私はその間に、駒形に様子を見にいったら、乾いていて登れるようになっていた。
駒形に移動してくれることになった。マスターで登る。自分の限界グレードにヌンチャクを掛けるのは辛い。がいくしかない。やはり2カ所テンションが掛かる。下の核心でも上の核心でもムーブにまだ迷いがある。下部は正体で行く人もいるというので、降りるときにムーブを探ってみるが、いつも通りの私のムーブの方がよさそうだ。上部は足を出来るだけレイバックの時に上げて上の方では引っ掛かる部分を確認した。これで次には、できるだけテンションを掛けないつもりで行こうと決心する。
あれやこれやで時間もかなり遅くなり、回収と兼ねて最後のトライ。2回目である。下部核心の前で十分レストし、さっと行ったらあっけなく行けてしまった。こんな時にはなんで苦労していたのか判らないほど簡単に行けてしまう。不思議だ。右トラバースしてからまた長いレスト。そして問題のない箇所を上へ進む。最後の核心の手前も、長いレスト。このルートは十分レスト出来る。今回もレストのあとがルートの始まりだと思うようにして、集中する。
そして、レイバックで登り右手を伸ばしてホールドに置いたとたん「行けた」という思いが頭をかすめ、そのとたんに落ちていた。 あかんなぁ~、またワンテン!! 悔しい!!

残念な気持を引きずりながら、会のミーティングのために京都に向かった。


フィギアヘッド

2005-04-24 21:13:06 | クライミング
土曜日は、フィギアヘッドに的を絞って烏帽子駒形へ。
烏帽子は凄い人だった。空いているルートはない。
一本登って、本命の駒形へ。
しかし、フィギアヘッドは空いていない。
やっと取り付いたが下の核心も上の核心もテンションを掛けてしまう。集中力に欠けている。2本ともだめだった。
だんだん自己嫌悪に陥ってくる。
簡単には登らせてくれないなぁー。
昨年の暮れにはもう少し、ましだったのに。
今度こそ、もう少し集中していい登りをしたいものだ。
しばらくは、ここから離れられそうにないなぁ~。

はるかな尾瀬

2005-04-19 23:08:04 | 人間
20年来の友人との積み立て貯金をして旅行をしていて、今年は尾瀬に水芭蕉を見にいく計画を立ててから1ヶ月あまりが過ぎる。

計画は着々と…、といいたいところだが、この間尾瀬行きの話が出てから、紆余曲折があった。結局4人のうち二人で行くことになった。行かないという理由は、尾瀬は歩くので膝が心配だと一人が言い出したためである。
私の計画だとなおさらハードなことになって大変だという先入観も手伝っている。
それでは、どこか他のところへという話も出たが、それでもなかなかまとまらず、しかたなく尾瀬の水芭蕉に執着している私と、とにかく尾瀬に一度行ってみたいと前から思っていたTさんと二人だけで行くことになった。

過ぎ去った年月にはそれぞれいろんなことがあっただろう。
このメンバーで17年ほど前に、立山アルペンルートにそれぞれの子どもたちも一緒に行った。その時には何の問題もなく、行ってきたのに…。
私はこのアルペンルートがきっかけで山の魅力に取り付かれて、以後ずっと山に行き続けている。
今度私と尾瀬に一緒に行くことになったTさんは、何年か前から四国の遍路道を歩いている。

若い頃とは違ってこの年になると、新しいことをするのは特に大変なエネルギーを要するということが今回のことでわかった。それが、たとえ尾瀬のように私から見ればただのハイキングなのにと思っていることでもである。私にも、自分の感動することは人も感動するものだという思い込みもあったようだ。本人がどうしても行きたいとかやりたいとかという、自発的な思いがないと難しいことだ。

山岳会に入会してくる人がいきなり装備を揃えるのは、やりたい(やっていきたい)という意思表示でもあるのだ。たとえ、ザックや靴であっても「次ぎに使うのだろうか?」と思うと躊躇してしまうようだ。このことは当然のことかもしれない。

しかし、単なる旅行だった場合は、新しい服や靴などはまたいくらでも活用する機会はあるだろう。
そう考えると、山の装備は特殊だと思う。そして一般的には、やっていこうと思わない限り、もったいないと思うのは当然のこと。
今まで、こんな簡単なことにも気付かず、計画を進めていた。そしてこの1ヶ月間、友人を惑わせていたようだ。世間は中高年の登山ブームだというのに、今回の出来事でやっぱり山は誰でもが行けるというものでないと言うことを思い知らされた。

山岳会の中でも、いろんな山への向かい方が人それぞれ違っている。目的もやり方も人それぞれ。それを認め合わなければいけないと思う。そして、ちゃんと認めた方が友情も壊れないだろう。
今回は二人だけで行くことになるが、次回はみんなで楽しめる企画をしなくては…
しかし、難しいことだなぁ~。
会の合宿がなかなか決まらないのも同じことかもしれない。

週末の岩場

2005-04-18 17:07:51 | クライミング
土曜日は烏帽子で、日曜日は不動正面だった。
どちらも意外と空いていた。
日曜日の不動は、GWのトレーニングかフリーよりアルパインの人が多かったようだ。隣からも「ザイルいっぱ~い」「黄色登りま~す」とコールが聞こえてくる。
そういえば、私も会に入った頃には京都の金比羅に通って練習をしたものだ。最近は、フリーばかりになってしまっている。

土曜日の烏帽子では、駒形で本命のフィギアヘッドを2回登った。
やっと、2回目で何とかなりそうにまた思えた。
RPするまで、がんばって通いたいと思う。

日曜日の不動は、たいこは非常に難しく、だからといって正面の他のルートにも意欲が湧かない。
しばらくは、駒形のフィギアに集中した方が良さそうだと思った。
ホントに、Yさん曰く2頭を追うものは1頭も得ずだ。

左親指の突き指

2005-04-15 13:34:41 | クライミング
昨日はFさんと待ち合わせホシダで登ってきた。
11時頃に行ったが、昨年のほしだ通い一位のKさんともう一人のKさん二人だけだった。しばらく、私たち4人だったが、K電車のSさんとkayoちゃんたちが久しぶりに来たので賑やかになった。

話題はもっぱら「ほしだカップ」のことに花咲く。常連のK電車の人たちは全員参加らしい。あんまり、活気付いていないのかと思っていたらそうでもないようだ。kayoちゃんの山岳会の会報にも、出場者の名前が出ていて、(kayoちゃんの名前も)「みんなで応援しに行こう」と書いてあったらしい。凄いなぁ~。

Fさんがいつも登っている正面の白赤テープ5.10c/dを、このルートはあまり好きではないが登ってみた。
やっぱり、かなり手こずっていたが、最後の方で右手が遠いので左の親指で押して躰を伸ばしていたら、親指に全体重が掛かり、左の親指を突き指してしまった。やっぱり、太り過ぎかなぁ~?
高校生の頃、私はバレーボールをやっていたので突き指は慣れている。そのころは、いっも指を引っ張っていたが、最近は引っ張ったら駄目だというのを小耳に挟んだ。アイシングはいいらしい。
アイシングは、何かにつけて痛みをとるのにはいいように思う。
家では、食品に付いてきた保冷剤は、冷凍室に入れて残してある。ケーキなどについてくるのはかなり小さいのでこういうときには役に立つ。
そうそう、歯が痛いときにも重宝した。ところがまだ歯も治療中。
何かにつけて、面倒の掛かる躰になってきたものだ。