「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

ゴミの山?

2008-11-14 09:13:31 | 生活
ここのところ、実家の片付けに行ってる。昨日も一日、母とおしゃべりしながらゴミ出し。
私「これほかすよ」
母「それまだ使うよ」
私「前にいつ使ったん」
母「忘れた」
私「忘れるような物やったらもういらんやろ」

冷蔵庫を開けたら,何だか臭う。せっせと,ゴミ袋に入れるのを心配そうに見ている母。
私「ひや~、このからし10年前のやわ~」
母「そやかて、使わへんもん」
私「このドレッシングは,9年物や~」「いくら使わへんでも、からしやドレッシングの年代物なんて聞いた事無いわ~」
母「ほかしといて」

母の口から「ほかしといて」という言葉を初めて聞いたようだ。
今までは、冷蔵庫を開けさせる事さえも許さなかったのに…。

どこを開けても,私にとってはゴミばかり。
しかし、母にとっては日用品であったり思い出がある物ばかりだろう。
自分の物はなかなか捨てられないのに、人の物は平気で捨てられる。
そう思うと、いきなりポンポン捨てるのは少し気が惹ける。
母の思い出に耳を傾けながら、ゆっくりと片付けて行こうと思った。

人が生きて行くのに、どうしてこんなにも物が必要なのだろうか。
しかし、「物への執着は、生きる事への執着かも知れない」と頭をかすめる。
そう思うと、母の諦めも心配になる。

私自身、もっとシンプルに生きられないだろうか。
私の今の課題でもある。

さぁ~、今日も行って来ま~す。

今日の始まりに

2008-11-06 09:17:54 | 雑感
昨日は、いつもお世話になっている歯医者さんへ、脱臼した歯の治療に行って来た。まだ神経は生きていたそうで、このまま固定しておいたら元の通りに治ると言ってもらって一安心した。前歯の裏はセメントでばっちり固定してもらったお陰でびくともせず、ほとんど気にならない位になって来た。さすがだと感心した。
そうなると,唇の方が今は気になる。ヒゲのようになっていたかさぶたが昨日は剥がれたが、まだ少し違和感があるのは腫れが残っているのだろう。
しかし、まぁこれで一安心。
昨日は,母の家(実家)のかたずけに行ったのだが,お婆さんたち三人に母屋の家でつかまりおしゃべりしてしまう。お婆さんたちのおしゃべりは三人三様だが、聞いていて私が一番憂鬱になるのは「悪口」「愚痴」「人のうわさ話」。このごろ年寄りと話す事が多くなって、自分のこれからの2-30年を考える事が多くなって来た。
今まではいろんな事に突っ走って来たが、これからはどんどん出来なくなって来る人生が待っているような予感がもうし始めて来ている。最終的には、自分自身自由に動けなくなるだろう。
しかしどんな環境になっても、しなやかに、したたかに、好奇心の趣くまま生きていたい。その時々のささやかな感動を大切にしながら…。
さぁ、昨日出来なかった仕事を今日片付けよう。

城山

2008-11-04 22:29:58 | クライミング
この連休は城山に行って来た。今年は1月と5月と今回で3回目の城山である。このように書くとバリバリ岩場に行っているように人は思うだろうが、普段はほとんど岩場でのフリーをしていないので、クライミングというよりは、まるで旅行にでも行くような感覚だ。本当に,岩場には行かなくなってしまったものだ。
今年の5月に泊まった修善寺のユースはペアレントが変わって、待遇にがっかりしてしまった。それでも、今回電話をしたが連絡も取れなかったので、修善寺温泉の「温泉民宿福井」に2泊した。ここは、食事は家庭料理といった感じだが、味はとてもいい。ただカロリーはかなりオーバーしていそうだ。料金はほぼ7000円とユースに比べると高いが,本物の温泉という事では格安料金かも知れない。
今回は,初日のワイルドターキーゴージの春の予感でビレーをしていて、掌位の剥がれたホールドを前歯でもろに受けてしまった。ゴ~ンと大きな音がしたが一瞬何が起ったのか理解出来なかった。音と共に、左の前歯一本が内側に動いた。思わず舌で定位置に押しもどしたが、とてもビレーを続けていられず、他で登っていた二人を急いで呼んで、ビレーを交代してもらった。出血はあまり無かったが,歯はぐらぐらしていて当たるととても痛む。そのうちに左上唇が腫れて来た。ハンカチを濡らして冷やすが、歯が触れただけで痛い。もうクライミングどころではなく、意欲は全く喪失してしまった。ただ帰る時間を、待つだけだった。
しかし、幸いな事に民宿に行く途中で歯科医院が見つかって治療をしてもらえた。レントゲンでの診察の結果は「脱臼」だという。歯も脱臼するのかと不思議に思った。裏側で固定する治療をして痛み止めの薬をもらった。
困ったのは食事だった。前歯に当たっただけで激痛が走る。何でも小さくして奥歯で噛むのだがそれでも、前歯が触れると痛い。2日目にはだいぶ楽になった。今日で4日目だが、前歯で噛まなければ痛みは忘れてしまっている。治療をすぐに出来たのは良かったと思う。
また、唇の傷は腫れてはいるが大した事が無いのは、歯が動いてクッションになったと考えられる。前歯の一本に集中して当たったのは不幸中の幸いかも知れないと今では思える。
しかし,その後登りたいという気持ちは全く喪失してしまった。
岩場での小さな落石はよくある事だ。しかし命中する事は確率としては少なく,今回は運が悪かった。
しかしもしも自分が落石を起こしたときは、すぐに「ラク」と言わなくては行けないという事を今回の出来事で痛切に思った。