「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

とうとう平成最後の大晦日に

2018-12-31 21:29:00 | 雑感
大晦日です。世間では今年は平成最後の大晦日ということで浮かれた気分すら感じるのだが、私にとっては毎年同じ大晦日だ。
特にここ実家で今は亡き母と暮らした十年前からは、大晦日もお正月も毎年同じように過ぎている。

例年晦日と大晦日の2日間はおせち作りで大忙しだ。誰からも強制も期待もされていないのに、母がやっていたような生活を知らない間にやっている。
特に棒鱈の煮ものの味に母はうるさく、亡くなる最後まで味付けを私に指図していた。何となく言われるまま伝承していた棒鱈の煮つけを、今年は母の味から私好みに変えてみた。
そう言えば、お正月を迎えるたびに作ってきたおせちや雑煮がこの十年で微妙に違ってしまっている。
ここでの十年の生活が板についてきたのだろうか。

やっと忙しさから解放されたのでTVのNHkの紅白歌合戦を付けてみた。面白くないのは私だけなのだろうか? しばらく見ていたがスイッチを切ってしまって部屋に戻り久し振りにブログを書き出したが取り立てて書くほどのものとも思えない文字がダラダラと現れる。

そう言えば、面白くないのは何も紅白だけではないなぁ。テレビ自体が面白くない。ときめく気持ちが薄れてしまったのだろうか。日々平々凡々と過ぎ、年齢とともに色あせてしまったのだろうか?

そんなことはないはずだ。
この一年を振り返っても、平凡な毎日の生活でも忙しく充実していたはずだ。
日々の生活の積み重ねが私の力になっていると思う。

畑の野菜も前ほど苦労をしなくでも育つのは、土が年月とともに肥えてきたのが一番だが、私も成長してきたのもあるはず。
やり始めた頃のような迷いはすっかりなくなってしまっている。
今では自信を持って無農薬でも化学肥料に頼らなくても野菜は育つと言える。
何かにつけて自分のやってきたことにこれで良かったのだと思えるし、昔のように頑張れないかもしれないがまだもう少し続けたいと思える。

これからのち十年、私が80歳まで生きていられたらいったい何をしているのだろう。そう考えると、今までやって来たことや今できることは欲張ってでもやっておいたほうが良さそうだ。何だかんだと先のことを考えたらワクワクしてくる。

先日亡くなった女優の樹木希林さんの映画「日々是好日」が公開されていると思う。観たいと思っていたが、まだ観ていない。
今調べたらもうそろそろ終わりそうだ。
この映画に生きるヒントがあるように思える。
ぜひ観に行こう。

何はともあれ、新しい年がもうすぐ始まる。
いい年でありますように。

今年の年賀状です。