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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

久しぶりの船戸女流三段と、OKスーパーの顛末(後編)

2025-04-23 15:16:28 | LPSA麹町サロンin DIS

第4図以下の指し手。▲3六歩△5五歩▲同歩△同銀▲5六歩△4四銀(第5図)

ここまで作戦の齟齬はいくつかあったが、駒損もしていないし、まだまだ指せる。しかし▲3六歩がマズかった。
この手は△3五銀や△3五歩を防いだものだが、警戒しすぎ。もっと有効な手を指すべきだった。
船戸陽子女流三段はとりあえず5筋の歩を換える。そこで次の私の手が、精神的敗着となった。

第5図以下の指し手。▲9六歩△5三銀▲8九玉△5五歩▲同歩△同角▲4六歩△5四銀▲5六歩△3三角(第6図)

実はこの数手前まで、私は▲8七玉と上がる予定だった。だがそのうち、玉は8九に引き、▲8八飛と展開することを思いついた。
だからすぐにその手を決行すればよかったのだが、その前にすべての憂いを消しておこうと、▲9六歩と突いたのがマズかった。すぐに▲8九玉~▲8八飛だと、△9四銀と備えられると思ったのだ。
だが実際は、上手は△9五歩と突き越していないし、仮に△9四銀が可能でも、▲8五歩△同歩に▲8四歩と垂らして、下手が十分だった。
遅ればせながらの▲8九玉に、船戸女流三段は「いつの間にかプレミアムになりそう」とつぶやきつつ、再び△5五歩。船戸女流三段はまだ私の遠大な構想に気付いていないが、この合わせが厳しい。
私は▲同歩と取ったが、△同角が飛車取りで、先の▲3六歩を咎められた。
▲4六歩は薄い受けだが、仕方がない。これには△5六歩▲同銀△4六角がイヤだったが、船戸女流三段は△5四銀と立つ。

第6図以下の指し手。▲4五歩△4二飛▲6六銀△4五銀▲8八飛△5六銀(途中図)

▲5六同金△4七飛成(第7図)

第6図でも▲4五歩がどうだったか。もういい加減、▲8八飛だった。これに△4二飛なら、▲8五歩△同歩▲同銀△8四歩▲同銀△同銀▲同飛(変化図)の十字飛車で下手優勢。

本譜、上手は△4二飛と戦力を増強し、十分。私は▲3七桂と受けたいが、△3五歩▲2六飛△1五角があり、不可だ。
私は4筋を明け渡し▲6六銀と厚みを作る。ここで△4五飛は▲4六歩なので、△4五銀。そこでやっと私は▲8八飛と転回した。
船戸女流三段は「おおっ!!」と驚きつつ、△5六銀(途中図)と出た。「荒すぎですかね」のコメントに、自信が見て取れた。
私は、1984年2月19日に放送された、第33回NHK杯将棋トーナメント4回戦・▲桐山清澄八段VS△大山康晴十五世名人戦で、大山十五世名人が△5六銀(参考図)と切り込んだ手を思い出した。

NHK杯は以下▲4四歩△5三飛と進行したが、私は▲5六同金と取った。だが△4七飛成が厳しく、これは本当に下手敗勢となった。

第7図以下の指し手。▲5七歩△4九竜▲7八金△5八歩▲8五歩△同歩▲同銀△8四歩▲同銀△同銀▲同飛△8三歩(投了図)
まで、74手で船戸女流三段の勝ち。

第7図でA▲6七銀打は、①△4九竜でも、②△5六竜▲同銀△6六角でも上手十分だろう。といってB▲5七金も、①△同竜▲同銀△7七角成か②△6六角▲同金△7七竜があり、どちらも上手優勢。どの変化も下手が駒得なのだが、上手陣が鉄壁なので、多少の駒損など物の数ではない。
そこで私はC▲5七歩と打ったのだが、これも△5六竜▲同歩△6六角がある上、そうならなくても、▲5六金がバカ金になってしまった。
本譜は船戸女流三段が黙って△4九竜と入ったが、これも厳しい。私は▲7八金と締まったが、そこで△5八歩が決め手級となった。
私が「おぉ!!」と唸ると、「え、え? 悪かった?」と船戸女流三段。いやいや悪手どころか、最短の寄せであろう。まったく、私が上川香織女流二段にいつも指している手を指され、クサッタ。
以下は指してみたにすぎず、△8三歩に飛車を逃げる気も失せて、投了した。まだ午後4時前だった。

私は▲9六歩を悪手の槍玉に挙げたが、船戸女流三段は▲3六歩をありがたく感じたとのことだった。まあ、どちらもヒドかった。
船戸女流三段は散文的に第2局を申し出てくれたが、敗者は去るのみ。立ち上がりTod氏に別れを告げると、驚かれた。彼とお茶ぐらいしたかったが、仕方ない。
私は今年3局目の実戦だったが、本局は拙局。どうも船戸女流三段と指すと、うまくいかない。

帰りも有楽町線を使い、銀座一丁目で下車。OKスーパーに行き、カウンターで、3月13日に飴を1袋ふん多く払った旨を話した。今回は当日のレシートを用意してあるから、完璧である。
ところが応対してくれたおばちゃんは、「過失の申請は、1週間以内有効です」とにべもなかった。
その旨は店内に張り出してあったから知っていたが、やはりそれを適用されてしまった。
かくして、3月13日から始まったトラブルは、一定の結論を見た。
腹が立ったが、店内で買い物をする。いつも地元で買うおかめ納豆は、ここで3パック70円である。地元より30円安い。悔しいが、やはりOKスーパーは安い。だから悔し紛れに3つ買ってやった。
さらに199円のせんべいも買い、セルフレジで会計である。
ところが、199円のせんべいのバーコードを1度しかタッチしていないのに、また2個と計測されてしまった。
私はすぐさま店員を呼び、1個に直してもらう。だが私は、すぐ離れようとする男性店員を呼び止め、3月の出来事も含めて、文句を言った。今回は画面を見ながら慎重にやったのに、これはどういうことか、と。
だが彼は適当に相槌を打つと、面倒くさいオッサンだなあ、という顔で、あっちへ行ってしまった。
だけどこれは深刻な問題である。直近のOKスーパーでの3回の買い物中、2回もタッチ不具合があった。これは由々しき問題ではないのか?
いやこのぶんだと、以前に買ったモノも、多く計測されたこともあるんじゃないのか?
私は「お客様カード」を手にした。今回の顛末を本部に知らせるためだが、その時間が惜しく、まだ何も書いていない。
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