一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

けたたましいジョナ研(前編)

2013-08-11 00:29:07 | ジョナ研
9日(金)は久しぶりにジョナ研があった。しかし夏休み前の繁忙期とあってか、当日が近づくにつれ欠席者が増え、最終的にはR氏、Hon氏、私と、3人だけの参加予定となった。

午後4時近く、秘密の掲示板を見ると、R氏が「駒込到着。ひとりジョナ研やってます」のコメントを入れていた。時刻は「15:12」。
ジョナ研は通常、夕方6時半始まりなので、これはすこぶる早い。R氏はきょう、将棋会館道場で将棋を指していたはずだが、もう抜けてきたのか。何があったのだろう。
私は7時入りを予定していたが、R氏を長時間ひとりにするわけにはいかず、仕事を終えるや、すぐに駒込に向かった。
駒込ジョナサンに入ったのは5時45分ごろ。きょうは少人数なので、テーブルも固定の4人掛けをあてがわれていた。
挨拶をして、まずは私が京都で描いてもらった似顔絵を見せる。R氏は「よく描けている」と感心しきりだったが、絵はちょっとコミカルだし、自分の内面が出ているので、半分おもしろくない。
R氏はきょう、熊倉紫野女流初段に指導を受けたが、夜勤明けで疲労が激しく、そのあとの道場での将棋はあまり指さずに、中座してきたという。そのR氏、5日(月)は将棋会館で相川春香女流3級、LPSA芝浦サロンでは渡部愛女流3級に指導対局を受け、素晴らしき将棋バカぶりを発揮していた。いまもテーブルの上には詰将棋の本。披露困憊なのに、人待ちの際にも将棋の勉強を怠らぬR氏の情熱には恐れ入る。それに比べれば、私の将棋熱など熱のうちに入らない。
食事は、いろいろ迷ったが、セットメニューを頼んだ。ところで先日のフジテレビ「ペケポン」でジョナサンの料理が登場し、出演者からの評判がすこぶるよかった。私もジョナサンの料理は一流だと思う。きょうも美味かった。
さてR氏の将棋を鑑賞したいが、Hon氏が来てから3人で見たいので、まずは連盟道場で1級の人と指した将棋を見せてもらう。
戦いは、先方の四間飛車に、R氏の居飛車急戦。R氏も自称アマ1級だからいい勝負のはずだが、実際は大差でR氏の勝利となった。R氏のレベルだと、その辺の1級は相手にならないようだ。つまりR氏は初~二段はあるはずだが、それを名乗らないところがジョナ研メンバーの奥ゆかしさである。
そこへHon氏が来た。R氏の隣に座る。まずは社団戦の話。先月の社団戦で、「星組2008」は、3勝1敗の成績だった。しかし唯一の1敗は「与しやすし」と見た相手に敗れたもので、これはいただけない。8勝0敗なら1位だったのに、いまは勝ち星の差で3位だという。
勝負事に絶対はない。3日目以降は気合を入れ直して頑張ってほしい。
ではR氏に、渡部女流3級との将棋を並べていただく。5日はアツくなって3局も教わったそうだが、まずは「熱戦だった」という2局目から見せていただく。
手合いは渡部女流3級の飛車落ち。R氏はいつも通り居飛車で挑む。渡部女流3級も上手らしい指し回し。R氏の勝負手も奏功し、お互いの持ち味がいかんなく発揮された好勝負となった。この模様は、いつかアップされるR氏のブログをご参照ください。
さらに3局目の将棋も見せていただく。これもなかなかの勝負だった。
続けて、相川女流3級との将棋も見せていただく。ただこれ、相川女流3級の指し手が遅かったという。△3四歩▲7六歩△4四歩▲2六歩に熟考しているらしいから、これは問題だ。
相川女流3級は、マジメすぎるのだろう。「ここはこの程度で…」とポンポンと指せばよいのだ。
本局、並べていると、Hon氏が下手の鋭い手を次々に指摘し、私たちは舌を巻いた。
ウエイトレスさんが来て、何事かをHon氏につぶやく。これからもっと人が増えるようだったら、奥の広いテーブルをお使いください…という、店側の申し出だった。なんという配慮!! 私たちは感激したが、もちろん今回は、ここで大丈夫だ。
ジョナサン万歳!!
続いて、きょうの熊倉女流初段戦も並べていただく。これは、熊倉女流初段の上手らしい指し回しが印象に残った。終盤のなにげない妙手にもうなった。
全体的に、女流棋士会の女流棋士は、上手を指し馴れている気がする。
さてここからは実戦となる。まずはR-Hon戦。R氏の居飛車に、Hon氏の四間飛車。
中盤に差し掛かるころ、店内に
「アアッ、アッ、アッ!!」
とけたたましい声が響いた。しばらくすると、また
「アアッ、アッ、アッ!!」
これは、人の笑い声なのか?
(つづく)
コメント (2)
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