一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3月4日のLPSA芝浦サロン・中倉シスターズ登場

2011-03-09 00:18:27 | LPSA芝浦サロン
3月4日(金)のLPSA芝浦サロンは、1部(午後2時~5時)が中倉彰子女流初段、2部(午後6時~9時)が中倉宏美女流二段の担当だった。いまや定番となりつつある、姉妹のリレー指導である。ちなみに今月金曜日のラインナップは、11日が船戸陽子女流二段、18日が島井咲緒里女流初段、25日が松尾香織女流初段である。私と12番勝負中のLPSA中堅四天王と、ピュアピュア彰子女流初段。レギュラー会員が駒込ジョナサンに流れないよう、LPSAも、なかなか手堅いところで固めている。
4日は、定時まで仕事があったのだが、そこを3時で上がらせてもらった。むろん彰子女流初段と指すためで、仕事がヒマになったからそれが可能になったわけだが、ヒマでも探せば仕事はあるわけで、それを棄避して将棋に逃げる私は、やはり人間のクズだと思う。終わっていると思う。
ひと休みしたあと、彰子女流初段との指導対局に入る。
「大沢さんは、やっぱり金曜日がメインなんですか?」
「そうですね。でも中倉先生が夜も来てくれるなら、私は何曜日でも行きますよ」
「そうですか。ウフフフフ」
「あ、ああ中倉先生、先日はお誕生日おめでとうございます。プレゼントはないですけど」
「あっ、ありがとうございますー」
という楽しい会話を交わす。ああ…仕事を早びけして、こんな会話を交わしていていいのだろうか。
「キャーッ、大沢サーン!!」
と、開いているドアから、神田真由美女流二段が私に向かって手を振った。
……? 私はこんなに人気があっただろうか。キツネにつままれたようだ。
彰子女流初段との将棋が中盤に差し掛かった4時半ごろ、W氏が来た。3時半の回はまだ空きがあったので、指導対局に滑りこんだ。
「ようやく会えましたね」
と彰子女流初段。
「そうですね」
とニヤけるW氏。彰子女流初段、男ゴコロをくすぐるフレーズを、一体いくつ持っているのだ。彰子女流初段はファンランキングの圏外ではあるが、この会話は、なんだかおもしろくなかった。
LPSA元所属棋士の、藤田麻衣子さんが見える。藤田さんは私の将棋の師匠であり、当ブログにおける陰のご意見番でもある。藤田さんが芝浦サロンに遊びに来るとは珍しいが、退会後もLPSAと良好な関係を保っているということは分かった。
彰子女流初段との指導対局が終わり、一般対局に入る。きょうは私も早い入室だったので、S夫(おっと)氏がまだいる。私の二枚落ちで、一局指すことにする。
S夫氏とはこの手合いでいまだに負けたことがない。しかしいつも私は苦戦を強いられ、S夫氏が着実に力をつけていることを、身をもって感じていた。
本局もS夫氏の指し手が冴えた。終始自分のペースで戦い、最終盤までリードを保つ。飛車と銀を指し違え、返す刀で、☖4六の角で☗6八の金を取った。鋭い。ここは☖5七歩成でも勝ちだが、☖6八角成は王手だから、こちらのほうがスピードがある。私もまったく気づかなかった。
以下☗6八同玉☖5七歩成☗7八玉☖6九銀☗8八玉☖7九銀☗同玉☖7八金 まで、S夫氏の勝ちとなった。
☖6九銀と☖7九銀が、取れば頭金という手筋。S夫氏は、寄せをよく勉強していると思う。私からの勝利じゃアレでしょうが、初勝利、おめでとうございます。
次はY氏との角落ち戦。これは私が角を落としている。直近3局は同じ手合いで指していて、私の●●○という成績である。実際は香平平ぐらいの手合いなので、「角」はY氏に失礼である。もし次に私が負ければ、即平手に戻るつもりだった。
しかし結果は私の快勝。Is氏を交えた感想戦では、最終盤まで、Y氏が勝ちになる変化がゴロゴロ出てきた。私は五分と思って指していただけに、角の手合いはやはり大きいのだと考え直したものだった。
おかわり料金の1,000円を払い、きょうもお雛様のような宏美女流二段との対局に入る。何度も繰り返すが、駒込金曜サロンでは、会員1回料金の3,000円で、女流棋士と2局指せた。実質値上げされた分、どこかでグレードアップしたところがないと、旧会員は満足感を得られないだろう。さしあたっては「芝浦サロン・ポイント制度」が、それにあたるのだろうか。
ヘンな展開だった、宏美女流二段との対局が終わった。そろそろサイゼリヤへ行きたいところだが、W氏がまだ指している。これが逆の立場だったら置いていかれたかもしれないが、私(たち)は慈悲深いので、彼の対局が終わるのを待つのである。
その間、Is氏のリクエストに応えて、あまり気が進まないのだが、宏美女流二段と私の将棋を検討した。私も将棋は好きだが、Is氏のそれも相当なものだ。しかしこの将棋、終盤はどう指しても私が負けの変化になり、やっぱりおもしろくなかった。
気がついたら、9時を15分回っていた。私たちは慌ててサロンを出る。今回はサイゼリヤを1回パスしてアフターの新規開拓を目論んだが、これといったところが見つからず、前週に入った居酒屋の2階上にある、居食屋に入った。
この店もまたせかせかしていて、ビールのジョッキが空くと、すぐおかわりを求めてくる。つまみがなくなると、すぐ催促してくる。これをスピーディーと取るか、商売っ気が強いと取るか。
オーダーが途切れると、もはや用なしとばかり、強制精算となった。
やはりこの店も私から見れば「アウト」だ。よりよいアフターの聖地を求めて、私たちの放浪は続く。
コメント (4)
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