一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・船戸陽子女流二段5・完敗

2011-03-25 00:53:19 | LPSA芝浦サロン
私は船戸女流二段のお怒りを鎮めるため、おかわり対局を申し込む。船戸女流二段とのおかわりは、10月19日(火)以来、早くも2度目となる。前回は1局目に私が負けたからその雪辱戦だったが、本局は船戸女流二段の雪辱戦だ。それなのになんで私がおカネを払わうのかよく分からぬが、私のほうが楽しんでいるからいいのだろう。
早速2局目の開始。☗7六歩☖3四歩☗2六歩☖4四歩。私の居飛車明示に船戸女流二段は振り飛車模様の立ち上がりだが、船戸女流二段は雁木を得意としているので、決め打ちは早い。
果たして船戸女流二段は12手目に☖6二銀。これで居飛車がほぼ確定した。船戸女流二段との平手戦は28局目だが、相居飛車系の将棋は4局目となる。27手目☗2五歩に☖3三銀と受けず☖1四歩だったので、ここで雁木もほぼ確定した。雁木も船戸女流二段の得意形である。
私は2歩を持ったので、☗1五歩と突っかける。☖同歩に☗1四歩。これに☖同香なら☗2四歩☖同歩☗同飛☖2三歩☗1四飛の狙いだったが、船戸女流二段に☖3三角と上がられて、早くも読みが破綻した。考えてみれば、プロが☖1四同香という素直な手を指してくれるわけがなかったのだ。
私は☖1五の歩を☗3七銀から取りに行くが、これではいかにも遅い。船戸女流二段は☖7三桂と跳ね、☖4五歩と角道を通したあと、☖6五歩と戦端を開く。ここではもうダメだと思った。
以下は船戸女流二段の快調な攻めをひたすら受けるのみ。ツボに入ったときの船戸女流二段は手がつけられない。船戸女流二段に責められるのは嫌いではないが、もう限界だ。最後は☗9八玉に☖6七成銀とすり寄られたところで、もはやこれまでと投了した。
本局、相手陣に駒が侵入したのは、☗8二角と打ちこんだときの一手だけだった。1局目の「怪勝」はどこへやら、まさに実力どおりの完敗だった。しかし悔しかったのはいうまでもない。この悔しさを忘れないために、投了図の駒の配置を記しておく。

2局目はちょっとアレだったが、この日も半日、楽しかった。女流棋士に指導をいただける境遇にあるのは幸せなことだ。船戸女流二段と指しているとき、いつもそう思う。
コメント (6)
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