上海万博の生中継を1chでやっていた。
菊川怜と日比野克彦に、嘉門達夫が絡んで現地からの中継をしている。
NHKならではの妙な組み合わせだと思うけど、それはいい。
各国のパビリオンが興味深く、たいへん面白かった。
この時代の難しさに対して、前向きな明るいアイディアに満ちあふれている。
国から発注されたアーティストたちがこんなに自由だったのか、
それを確認した立場の者たちが前向きだったのか。
今ごろ国威発揚もあるまいし、環境・エコにがんじがらめになってしまって
いるではと思うし、明るい材料は見当たらないのが今だろう。
中国はまさに国内対応に尽きるだろうが、
嘉門達夫は大阪万博の時、小学生であって夢中だったという。
中国の子供たちにとっては、それはそれは有効であろう。
菊川と日比野両氏がパビリオン・ランキング、ベスト3を発表するのだが、
見事にバラバラであった。よく言えば、面白いものがたくさんあるぞと
いうことです。
確かに短い時間で紹介されたパビリオンはみんな素敵だった。
その昔のきらびやかだったり、傲慢だったり、という要素はない。
まだ、完成が間に合っていないアフリカ館などを「時間というものの観念」
に日比野が異議を唱える。
まだ、十分な情報がないのだから、言い過ぎは終わり。
だが、メディアのことになりますが、
余りにつまらない。
中国だからのつまらない評論ばかりだった。
「期限までにとても間に合わない」
「過剰な警備」
「マナーがひど過ぎる。マナー・ルールが発表された。
半年もつのか」
…
まったく。
フォトは、5月1日に見かけた「春の小川」です。