うれしくなった。受勲がうれしいというより、久しぶりの出会いがうれしい。
お顔になじみはうすいですね。おじさん、というより“初老!”。
あのオタクっぽい表現世界が、表情・たたずまいに全然感じられない。
あの壮大な、膨大な、そして、緻密な、精密な“手練”感覚が
大友さんのキャラと結びつかない、連結できない。
漫画家、アニメ映画監督の大友克洋さん(59)ら16人が紫綬褒章を受章。
紫綬褒章は、芸術や学問などで功績を残した人に贈られる。2日付で発表。3日に発令される。
わたくしにとって、宮崎駿さんと大友克洋さんは双璧なんです。いろいろな意味で。
世界は異質ですが、双璧のヴィジュアリストですね。
この大判の本を、昨年5月末に購入しています。
ブログに、こんなことを書いております。
“大友 克洋”さんと本屋で出会った。お久しぶり。 2012-05-31 13:32:42
3日前に立ち寄った本屋でA3くらいあるかな、大判の“GENGA”なるものを
発見した。出遭った、というカンジかな。
われらが“大友 克洋”さんの原画展がこの1ヶ月ほど前に行なわれたと知る。
なんと、残念無念、知らなかった。
“GENGA”なるものは、その原画展を機にまとめられたものであるようだ。
“大友 克洋”さんも“58”だそうな。
(略)
ファンといっておきますが、
あの“童夢”“気分はもう戦争”“アキラ”を知る者にとって、
そのあと(この最近)の絵に少々のとまどいがなくもない、
と言っておきましょう。
1年半ぶりです。
大友さんは、気がついたら、そんな年齢になっていたのか、とおっしゃり、
まだ自分を振り返ったことはない。「新しい時代に向けて、また新しい作品を
作っていきますよ」と、頼もしくおっしゃっております。