映画「ヤギと男と男と壁」のことを書きましたが、ジョン・ロンスンさんはその原作者です。
原作本「実録・アメリカ超能力部隊」ジョン・ロンスン 文春文庫
ジョン・ロンスン氏は、ロンドン在住となっています。
タイムアウト誌、ガーディアン紙などでコラムニストとして活躍されていたのが出発点で、
テレビのドキュメント番組の制作で、評価をうけたとのこと。そのあと、
過激な思想の持ち主にインタビューを敢行したThem:Adventures With Extremistsで作家デビュー。
「実録・アメリカ超能力部隊」は二作目ということですね。
「過激な思想の持ち主」とは、ネオナチやKKKなどだそうで、
彼の興味はどうもこのへんにあるようですね。こんな本を書いています。
で、表題のプレゼンテーションになるのですが、ことしの3月か、去年だか不明。
プレゼンのタイトルは、
「 サイコパス・テストへの奇妙なこたえ 」(TED 日本語)。
これが面白い。
このおじさんです。
こんな前置きで始まります。
DSMマニュアル。 これは精神障害を診断するマニュアルで あらゆる精神障害が載っています。
1950年代には薄っぺらな冊子でしたが、 その後 どんどん どんどん厚くなり 今では886ページもあります。
現在374種類の精神障害が掲載されています。
自分に精神障害があるか考えながら、 パラパラとめくっていくと 12種類あることがわかりました。(笑)
まず 全般性不安障害です。 これは予想通り。 そして悪夢障害 ― これは追いかけられる夢や
ダメ人間と言われる夢を繰り返し見る障害です。
私は夢でいつも誰かに追いかけられて 「ダメ人間」と罵られます。(笑)
親子関係の問題も抱えています。 これは両親のせいでしょう。(笑) 冗談です。
いや本当です。 いや冗談です。
仮病もあります。 仮病と全般性不安障害を 両方もっているのはかなり珍しいと思います。
だって、 仮病を使うと不安になるのですから。
まず、確認しましょう。
サイコパスとは、
サイコパスは精神病質と呼ばれ、反社会的な人格を指します。
反社会的人格とは、感情が欠落したり、極端に冷酷だったり、社会の規律を守れなかったり、
罪を犯しても罪悪感が極めて薄かったりします。
大衆のイメージでは、サイコパスは異常殺人者や異常な犯罪者と言うイメージが強いと思いますが、
実はそれはごく一部の話で、大部分はもっと軽度な場合が多く、猟奇的な殺人事件の犯人でさえ
サイコパスで無い場合もあります。
なので診断でサイコパスと診断されたからと言って「極めて異常」という事ではなく、「少し人とズレている」程度に思っておきましょう。
狂気と正気を確実に分ける一線はあるのでしょうか?
『サイコパスを探せ! 「狂気」をめぐる冒険』の著者ジョン・ロンスンが、
正気と狂気の間にあるグレー・ゾーンを明らかにしていきます。
どうですか。
どうも、最近の夢見が気になるので、わたくしは、ワクワクしています。
ご興味おありの方は、このシリーズにおつき合いくださいませ。