副鼻腔炎に合併した細菌性髄膜炎が抗菌薬により修飾されたものか、無菌性髄膜炎なのか、結核性髄膜炎の可能性は・・と盛りだくさんの症例の検討会をもちました。
髄液漏の可能性も出ました。「Glucose陽性の鼻水は髄液・・」などと覚えていましたが、実際はGlucoseを含む涙が混じったり、鼻水自身にもGlucoseがあったりして、Glucoseの偽陽性もあるのだ等、自分にも勉強になりました。
症例だけで . . . 本文を読む
先日HAICS主催のオランダの感染管理セミナーを紹介しました(東京会場と大阪会場。どちらも岩田先生の報告を聞けます)。
日本から勉強に行く方も多いようです。
http://www.societyinfo.jp/environ/abview.asp?aid=P1A11
Eurosurveillanceの最新号にはスウェーデンのレポートがありましたので紹介します。これは2007年2月から報告制度が . . . 本文を読む
まもなく、原則セミナ事務局からもアナウンスがあると思いますが、11/17(土曜)に抗真菌薬の講義をします。
でも、いつも、あまりパキッと明確な講義になりません。かなりの時間を使って用意しているのにも関わらずです。その理由とは、自分のプレゼン力も問題かも知れませんが、何しろ抗真菌薬の世界は不明確な事が多すぎるのです。具体的には・・・
<<<診断が難しい>>>
悪性腫瘍の化学療法に伴う、発熱性好 . . . 本文を読む
例年より早く各地でインフルエンザ学級・学年閉鎖がおきているようです。病院も混雑しはじめますね。
米国のCDCのホームページに成人ワクチン情報がUpdateされていました。
http://www.cdc.gov/vaccines/recs/schedules/adult-schedule.htm
◆水痘ワクチン;免疫をもっていない人全員に推奨
◆帯状疱疹ワクチン;60歳以上の人全員に推奨(既往問 . . . 本文を読む
ジアルジア症は渡航者下痢症、水系汚染、男性同性間での水平感染などが原因でおきていますが、ノルウェーのオスロで患者の集積性がみられ、当局が水質検査を繰り返しているというニュースがありました。
ノルウェーのメディア
http://www.aftenposten.no/english/local/article2057408.ece
HIV感染症の患者さんなど免疫が低下している人で持続する下痢が重症 . . . 本文を読む
国や病院はマニュアルつくりに翻弄されていますが、「個人レベルで何ができますかねえ」という素人っぽい会話もよくします。
「やっぱり2週間家にこもるためのミネラルウォーターと非常食の備蓄でしょう」
都市部と郊外では事情は異なるでしょうが・・・。
備蓄といえばN95マスク。
日本は輸入をしているわけですが、2003年SARSアウトブレイクのときは他の需要が大きかったため日本への輸入はあっというまにと . . . 本文を読む
23:20からフジテレビで「Fligt Panic」という番組がありました。
某所から日本に向かう飛行機の操縦席と管制塔とのやりとりからはじまるこのドラマは、架空の“致死率98%のサメリア肺炎”にかかった女性と性的コンタクトのあった乗客がいることを把握した政府が飛行機の着陸を許可しない、という設定。
具合の悪い乗客が感染源扱いを受けたり空気感染するという情報が加わり機内がPanicになります。 . . . 本文を読む
North Dakota大学は、自分がKY大学に居たとき、長男の予防接種その他でお世話になった小児科の先生が、医学部のDeanをしていたので、特別に親しみを持っていた大学です。 そこに徳洲会関係の先生でDr.Loという方がIDのFacultyとして働いておられ、時々、日本に来られて感染症の講演をしていかれます。
今回、茅ヶ崎徳洲会に伺った時、自分の抗菌薬の講義に出席して下さり、色々とコメントな . . . 本文を読む
昨日は、ぎっくり腰をおして、千葉佐倉にあります日本医科大学千葉北総病院に伺いました。お招き下さった関係の方が、他の会議等でお忙しいという事で、控え室で講演時間が来るのを待っていましたら、病院薬局の方が訪ねて来て下さいました。すると驚いた事に、その薬剤師の方は「抗菌薬サークル図」で有名な浜田康次先生だったのです。 医学書院から出ている大野博司先生の「感染症レクチャーノーツ」にも紹介されているのでご存 . . . 本文を読む
最近は感染症の話しばかりになりましたが(感染症ブログですけど)今日は四方山話など。今日は出版社で最終確認作業。ぎっく○腰のからだをひきずりつつ、夕方は千葉の病院で講義です。
昨日はぎっく○首の先生のいらっしゃる別の千葉の病院で、優秀な研修医とディープな重症感染症患者さんの症例検討をしました。
「あと5ヶ月したら教える側だね」といったらなんともいえない笑顔が返ってきました。
寒くなってきたのでまた . . . 本文を読む