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3組に1組が離婚する時代のイクメン

2010-07-21 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
法律婚の3組に1組が離婚する時代ですが、その理由に「パートナー」としての問題のほかに、「親」としてどうよ、的な問題があります。
「恋愛相手としてはマアマアだったけど、子どもの父親(母親)としては・・・・」

教育方針や予防接種方針で意見が分かれたことがきかっけとなり関係が悪くなった、というような話もききます。

厚生労働省がイクメン(育児をする男性)プロジェクトというものを立ち上げて、専用ホームページができています。

・・・コンセプトがやけに楽しげです。男性が企画してそうですね。
(子育ては基本的には楽しいことではありますが、そうでないところで問題がおきているから国の施策にまでなっているんじゃ?)

育児休業をとっている男性はまだ少なく、負担は女性に偏っています。

育児の責任ということでは、養育費の支払いもあります。
ひとり親家庭で養育費を継続してもらえているのはたったの2割だそうです。
最初は仕送りをしていたお父さんに、新しい女性や家族出来たり、経済状況がかわり、減額されたり送金が後途絶えてしまうような例も。
養育費トラブル急増 離婚夫婦の調停件数、戦後最多に(朝日新聞 2010年5月)

育児を楽しむということ以外に、子どもが幸せになるための環境整備として養育費未払いを減らすというようなことも必要です。

励まさないカウンセラー、信田さんの新刊は、子どもが大きくなった親にも新たな視点をもたらしてくれます。
父親再生
信田 さよ子
エヌティティ出版

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