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人工関節感染症 Prosthetic Joint Infection PJI

2013-11-03 | 青木語録

人工関節は生体異物の中でも最も使われ成功を収めてきたものです。
しかし、その分、分母が大きくなればまれであっても人工関節感染症は増えて仕舞います。

一般的に最も診断に使えるのは関節液の白血球数や好中球数です。比較的綺麗なCut offが見られます。


しかし、免疫抑制剤の使用や好中球減少症などでは必ずしも、この指標は使えません。この場合には培養やPCRといった手法に頼ります。特に抗菌薬が使用された後の検討では培養よりも好ましいデータがあります。


人工関節に感染している微生物を可能な限り検出するために超音波で「ふるい落とす」手法が様々な生体異物で行われているというスライドが以下のものです。

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