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新型インフルで外科病棟閉鎖(栃木)

2009-08-14 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
大田原日赤で職員が新型インフル集団感染うたがいのため1週間外科病棟が閉鎖だそうです。

このような場合、インフルエンザよりも、予定されていた・緊急のオペをどうするよの?が管理上問題になります。

そういう事態を想定した2段階、3段階のあの手この手のマニュアルづくりなどがこの秋にむけて必要かもしれません(インフルマニュアルではなく、混乱防止マニュアル)。

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新型インフル集団感染か 外科病棟、事実上閉鎖 /栃木
8月12日 下野新聞

 大田原赤十字病院は11日、看護師や患者ら計11人が新型インフルエンザに感染した疑いがあると発表した。遺伝子検査で看護師2人の感染を確認。同病院は「臨床上、集団感染が発生したと考えられる」とし、発生が多発した外科病棟を事実上、閉鎖した。
・・・・同病院は、(1)発症した職員は原則1週間の就業禁止(2)外科病棟での発症患者を個室管理(3)同病棟への入転院や見舞いを原則禁止などの対策を講じた。また、発症者との濃厚接触者計35人に抗インフルエンザ薬を予防投与した。
 今後、一定期間、発症者が出ないことなどを条件に、同病棟の閉鎖解除を判断する方針。宮原保之院長は「院内感染のリスク管理を考えなくてはいけなかった。感染拡大防止に努める」とした。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20090811/191735
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ある病院では院長からICTに「院内に新型インフルをもちこませないようにしてくれたまえ」という勅命がくだったそうで。

教育しても予防をしてもなるときはなるのがインフルエンザですけどね。
症状がある人は休める(無理して職場にこなくてよい雰囲気)人員確保が先。
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