感染症診療の原則

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コロナ医療崩壊への処方箋 #13  再開に向けて・・#2

2020-05-13 | Aoki Office

本日、編集長、歌舞伎町の外来で診療致しました。

 所長の山中先生、予め電話で「コロナ予約」を受けて、待合室の代わりに個室で紹介状を待ってもらい、ご近所の大曲先生がたのNCGMにある検査センターに送っておられます。 

今は疑い症例が出れば、簡単に検査が行えるので、「10人に1人が陽性」という流行具合も皮膚温で感じられるようです。 (実際は50人中5人陽性)

診療所にも「初診料+紹介料」が支払われるので、コロナを診療しようとするIncentiveも与えられます。 

コロナ疑いの患者のPCRを保健所で断られ、一般の患者は減少して疲弊する若手開業医にとってPCRに対するアクセスの良さは極めて重要です。

間もなく非常事態宣言が解除され、大小はどうあれ、間違いなく来るであろう第2波が押し寄せ前に、このような検査体制が揃ってくると流行の様子もより明確に把握できるようになりますね。 (本日、抗原検査も認可されましたし.. by 厚労省)

MMWRに、コーラスの練習によりコロナ感染者1人から何十人に広がった(Super Spreader)の紹介がMMWRに載っていましたが、何となく緩んできた緊張感に対して改めて手綱を引き締めたいと思います。

Doctor of Americaと称されるFauci先生も警告しています。
Fauci to Warn Senate of ‘Needless Suffering and Death’
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