感染症診療の原則

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来日を阻むもの

2009-05-17 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
カリフォルニア大学サンフランシスコ校のティアニー先生は、6月7日のIDATENのために1日来日、そのあと一度帰国して再び日本のTV番組出演の収録のために来日する予定でした。

が、今回の騒ぎ(特に空港の検疫)をみて、来日が難しくなっていることがわかりました。
万が一周辺に疑い・確定患者が出て停留下におかれたらたいへんなことになります。

アレンジを手伝っている米国のAgentも米国の人たちも「なぜ日本人がA/H1N1(だけ)をこんなに過剰に恐れるのか理解不能」だそうです。

ウイルスにおびえる人の風景に(別の意味で)おびえる人が世界にいるわけですね。

学会等でも多忙な演者が来日をみあわせるなんてこともあるんでしょうか。

じゃんじゃん地域に流行が拡大して検疫が軽減されたら来日できるのに!という不思議な状態を皆が期待する、へんな状況になってしまいました。

青木編集長も来週土曜日の神戸ポートピアでの麻酔科の学会に行けるんでしょうか?集会中止にならなければご関係の皆様そこでお会いしましょう!

(写真はSARSを経験して感染症専門家の経験値の高い台湾の対応と各国メディアがこぞって報道をした日本の成田空港の対応の比較)
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