むかし、日本でもMMR(麻疹、ムンプス、風疹)ワクチンがありましたが、現在はMR(麻疹、風疹)ワクチンになっています。
Blog 感染症の病理学的考え方 「ムンプスワクチンの歴史」
もともと定期接種、基本無料で接種できるワクチンでした。
無料で皆に接種を勧めていたムンプス(=おたふくかぜ=流行性耳下腺炎)のワクチンは、なぜかこのときに任意接種(費用は基本的に自己負担)になってしまいました。
そのときの判断についての議事録を探しています。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
・・・このため、日本では接種をしていない人が増加しています。
MMRの接種率が下がっている諸外国でも、麻疹やムンプスのアウトブレイクが立て続けに報告されています。
5月5日は英国でムンプスのアウトブレイクニュース。 大学生です。
University mumps vaccine outbreak advice
BBC 5月5日
怖いのは合併症と後遺症。
ムンプス難聴について IASR 国立感染症研究所
保育園の事例は日本です。
4月28日に鳥取県が発表したところによると、保育園で集団発生の兆候、です。
昨年は奈良県の高校で集団発生。
任意接種のワクチンは自治体HPの予防接種コーナーに記載さえないところが多いです。
皆さんの自治体はいかがですか?
ぜひ「市民の声」などからメールで意見を送りましょう。
Blog 感染症の病理学的考え方 「ムンプスワクチンの歴史」
もともと定期接種、基本無料で接種できるワクチンでした。
無料で皆に接種を勧めていたムンプス(=おたふくかぜ=流行性耳下腺炎)のワクチンは、なぜかこのときに任意接種(費用は基本的に自己負担)になってしまいました。
そのときの判断についての議事録を探しています。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
・・・このため、日本では接種をしていない人が増加しています。
MMRの接種率が下がっている諸外国でも、麻疹やムンプスのアウトブレイクが立て続けに報告されています。
5月5日は英国でムンプスのアウトブレイクニュース。 大学生です。
University mumps vaccine outbreak advice
BBC 5月5日
怖いのは合併症と後遺症。
ムンプス難聴について IASR 国立感染症研究所
保育園の事例は日本です。
4月28日に鳥取県が発表したところによると、保育園で集団発生の兆候、です。
昨年は奈良県の高校で集団発生。
任意接種のワクチンは自治体HPの予防接種コーナーに記載さえないところが多いです。
皆さんの自治体はいかがですか?
ぜひ「市民の声」などからメールで意見を送りましょう。
ムンプスはずっと任意接種です。
定期接種にはなっていません。
MMRは、「定期接種のワクチンと混合してあるので定期接種扱いで接種できる」というものだっただけで、任意接種扱いに変わりはありませんでした。
ですから、混合されない単品は任意接種になるのです。
ここからは個人的な意見です。
一度問題となったMMRに戻るのは難しいと思います。
それよりも、ムンプスを定期扱いにするべきと考えます。
日常生活上でも、海外留学でも必要なワクチンが、任意接種のままなのが問題だと思います。
暴論を承知で言います。
HPVのような、接種しても定期検診の欠かせないものを定期にして、検診の受診率を下げるより、ムンプスや水痘の方こそ定期接種にすべきと考えています。
「定期が入ってるから接種自体は定期扱いね。(でも単品なら任意だよ)」というおかしなロジックで進めたのが問題だと思います。
我が家の例はブログ記事で紹介しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/folder/1428596.html
大人の場合は劇症のすいぞう炎で入院した人や、難聴に加えて目眩のひどい人もいて、「小さいうちに感染しておく方が良い」などという病気ではないです(今でもお年寄りの医者はそういう人が多いのですが)。
無菌性髄膜炎を起こす場合があるので予防接種に積極的ではない医師も多いですが、こっそり自分の子供だけに接種している医師もいるので(我が家のかかりつけだった小児科医など)、勧められなくても医学的に必要な接種であることは広く理解して戴きたいと思います。
また、予防接種にもリスクはあること、しかしそのリスクは自然感染よりは小さいことも社会的なコンセンサスとなって欲しいと思います。
全ての科学技術には大きなメリットと、何らかのリスクはあります。