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恐竜もインターンも (その2)

2007-03-25 | 青木語録
宮里不二彦先生:

自分が沖縄県立中部病院における初期研修で影響を受けた内科指導医と言えば宮里不二彦先生も挙げなければなりません。MKSAPの得点では、いつもウイリス先生と互角からそれ以上の成績を挙げられていた、総合内科の雄といった先生でした。

心臓の話をすれば、米国の循環器内科専門医もたじたじ、ウイリス先生の得意分野である神経内科はいつもMKSAPでウイリス先生以上の得点、、、といった方でした。当然、ご専門の腎臓内科、膠原病内科は凄かったです。

100言いたい事が頭に詰まっていて、それが強烈な訥弁で3語くらいに凝集されて口から出てくる雰囲気は、研修医の収縮期血圧を簡単に50は上昇させるものでした。

その厳しいこと、激しい事。研修医が発表するのカンファレンスも内容が悪ければ「このカンファレンスは意味が無いから中止」などというコメントが開始後5分後に出るのは日常茶飯事でした。(また当時の研修医は強かったね、、)

この先生が居られて、(勿論、外科の真栄城先生や呼吸器の宮城先生もですが)沖縄中部病院の礎が据えられたのでした。

(写真はハンセン氏病の療養所で官舎の子を散髪している時の様子。宮里先生もいつも海兵隊のように短かったです。)
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