感染症診療の原則

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住民票をかえ、留学を前だおし、というご意見

2009-02-24 | 非・悲・否・避「常識」
NHKが日付変更線前に臨床研修医制度についての提言をしていました。

-医師不足は臨床研修制度のせいじゃなくって、医師が過剰という古いまちがった見込みに固執した政策の失敗でしょう?

-大学にもどしても、プログラムがないと育たないでしょう?

-足りないのは研修医じゃなくて、5年目以上の人たちでしょう?

というような話でした。

そういえば各地でよくきく「内科医がごっそりやめた」の、その後はどうなったんでしょう?

いい研修を受けなくちゃモードは高まるいっぽうですので、へっぽこな思惑などかる~くかわされてしまうんじゃないかと思います。

県の制限をするらしいよ・・・
→事前に住民票を変更しときますので大丈夫です。

短縮もありみたいだけど・・・
→留学を早めるからいいです。ラッキー。

指導する人がいない、プログラムがない、というようなところでは帰りたくても帰れないわけです。すべての病院で全部をまかなうのは難しいので、地域でみんなで育てようというようなモードになるといいのですが・・。

「若手医師セミナー東京2009」は月一ですが、研修のペースメーカーにつかっていただくと、最初にまわるのが外科でも、いいペースでいけますよ♪

ところでところで。

看護や介護はインドネシアやフィリピンから輸入もアリですよ。
日本の医学部を卒業した外国のドクター(ひきぬいたら恨まれそうですが)もたくさんいます。
外科とか産婦人科ならば同僚やスタッフが英語でやりとりできれば(患者と日本語を話す必要があまりなければ)いいんじゃないかと思うんですが。

米国では遺伝子系検査をコスト安でデジタルデータ回答の韓国にアウトソーシング、時差をいかして読影をインドの医師にアウトソーシング、なんてこともしていますが。
問題も多いのでもう少しPositiveにはたらく因子を検討してもいいんじゃないかとおもうところです。
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