仕事のあいまに
東京国立近代美術館
知人が「ヴァレリオ・オルジャティ」がよかった、
というから。
しかし、メイン展示は
「ぬぐ絵画|日本のヌード1880-1945」
いつも企画展示は込んでるのに、
今日はがら~んとしてる。
チケットを買うのも、
もぎりを通過するのも気持ちうつむき加減。
なぜなら、ハナから最後まで、
女性のヌード、ヌード、ヌード。
といっても「写実」とはほど遠い作品ばかり。
高度成長期以前の日本の女性、
いやたぶん世界中の女性が、
みな、ぶよんぶよんだった、
ということがわかった。
しかし、
展示室ごとに座ってる監視の人が、
女性ばかりなので、
やはり絵のまえにジッといるのは憚られる。
ほかの人も同じようで、
「芸術鑑賞!」とはいえ、
なんとなくぎこちない展覧会でした。
「ヴァレリオ・オルジャティ」は、
平常展示の一角で、
じっさいの建築のビデオと、
1/33のモデルが並べてあった。
この1/33というのがミソだと書いてあった。
70年代の冗談みたいな、
つまり大阪万博のパビリオンみたいな建物ばかり。
しかし、窓の取り方が気になって、メモした。
平常展のほうも「ぬぐ」ものが並べてあって、
写真展示はしっかり見た。
三島由起夫を撮った「薔薇刑」は余計。
口直しに休憩室からしばらく竹橋の夕景を眺める。
「ぬぐ絵画」も「ヴァレリオ・オルジャティ」も