地震で相当被害が出たらしい、
江戸東京博物館。
当初、3月15日より開催予定が、
ようやくはじまった。
「五百羅漢 幕末の絵師 狩野一信展」
狩野派400年、最後の絵師狩野一信が
増上寺に収めた五百羅漢図100幅を一挙に公開、
と一年まえから、妙なチラシをまいてた
ほかにも成田山新勝寺所蔵の巨大仏画など。
入り口、第1幅めからじっくりみていく。
2幅1対に10人の羅漢さんが入ってる。
50組で計500体の羅漢さん。
羅漢さんには天使のように、光背が丸くついてる。
細い毛先で描かれた羅漢の表情や、
さまざまな人物、動物の表現に感嘆する。
ところが、とちゅう30幅くらいから
だんだんと怖くなってくる。
なかには正視できないものまで。
気の小さい人は、このへんは飛ばしたほうがいい。
西洋画の陰影法遠近法をまねたもの、
さまざまな表現のものがでてきて、
ぐいぐい引き込まれていく。
これはすごい!
狩野一信、まだまだ研究途上で、
どういう人だったかわからないことが多いそうだ。
NHKで2年ほどまえに「五百羅漢」を描き上げていく様子を、
余貴美子と嶋田久作で再現したドラマをやってた。
四つ足の巨大建築。力士が四股をふんでる姿とか、
できたときは何の冗談かと話し合った。
どんな揺れ方をしたんだろうか。菊竹清訓1993年設計による。
九州国立博物館とか九段の昭和館とか、さいきんの曲線の建物とは
まったく異なる印象。メタボリズムとは、メタボになること?
と、好きなことを書いてみる