段葛は例年になく混雑。今年は花がてんこもりに咲いてる
人ごみを避けて頼朝の墓へ。
鎌倉幕府を開いたといっても、その墓所さえ不明確。
江戸時代中期、頼朝の末裔を名乗る島津重豪によって整備され、
最近になって周辺の土地とあわせて島津家から鎌倉市へ寄贈された。
頼朝の邸宅であった大倉御所跡の背後に建つ「頼朝の墓」
石段の下の白旗神社でお弁当を食べて、
帰りは八幡さんを横切って扇谷へ向かう。
ひたすら人ごみを避けて歩く。
和辻哲郎の旧宅を移築した川喜多邸が公開されていた
ソメイヨシノももちろんいいが、
谷戸を区切る尾根に1本2本と咲くヤマザクラがきれい。
浄光明寺の桜。この奥の石段のうえの収蔵庫に、
尊氏がそのまえで後醍醐に叛旗をひるがえすかどうか、
悩んだという宋風の阿弥陀三尊像が収められている。
ちょっと時間が遅くて、仏さまも17日まで特別公開の
「覚賢五輪塔(国指定重要文化財)」も拝められなかった。
とにかく人の出がすごかった。
毎春、満開の桜の下で酔いつぶれたいなあと思うのだが、
鎌倉ではなかなか実現できそうもない。